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Shop 食いしん坊なヤングチ隊長率いるシドニー食べ歩き隊がお届けする食い倒れレポート。今月はチャイナタウンから一角外れた静かな路地裏で毎晩長蛇の列をつくることで有名な『Satang Thai(サタング・タイ)』からアツアツのタイ料理をご紹介しよう。
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Fried Rice ($8.50)

格別の香りがふわっと鼻をくすぐり、食欲をそそる。どうやってこれだけの香りを出すのかと食す前から焼飯を絶賛。お味のほうも油が少ないためライトであっさり、脳裏に残るなかなかの美食だ。メインとなる具は本場スタイルでチキン、ビーフ、ポーク、豆腐、シーフードから選べられるが、今回はポークをセレクト。火がしっかりと通ったポークは香ばしい反面、おもいっきり柔らかく、さらに食欲を増進させる。ニンジンやほうれん草、タマネギなどの野菜には火がサッとしか通されてなく、ほぼ生状態。野菜の鮮度と歯ごたえを大切にするのがタイならではの料理スタイルで、在住歴もあるタイ通のK隊員も「これは本場の味にかなり近い」と褒めちぎる。もちろんオススメ品だ。

Kha Chicken($5)

トムヤムスープに続き本場で人気なのがトムヤムにココナッツミルクを加え、鶏と一緒に煮込んだTom Kha Chicken。こってりとしたココナッツミルクとトムヤム特有のスパイス、さらにはマナオ果実の酸味が絶妙のバランスをとり、甘い・辛い・酸っぱいという3種類の味覚が刺激され、とても不思議な感覚に襲われる。また、スープではあるが、ライスにかけてカレーの様に楽しむのも◎。鶏肉やマッシュルームがたっぷり入っていてボリュームも満点、体の芯から温まるトムカーは、吹きさらしのレストランではうってつけのメニューと言えよう。コクがあるのにさっぱりとした味付けはオススメであることは言うまでもない。

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Pad Thai ($8.50)

タイ風焼そば、Pad Thaiはタイ人もこよなく愛す定番中の定番。パッタイと言えばナンプラーをベースにしたものが主流だが、ここは珍しいケチャプ味。麺も通常のものよりも細い。「ケチャップ味?」と驚く方もいると思うが、コシのある麺に絡められたケチャップはなかなかのマッチ。上から絞られたレモンの酸味とケチャップのほのかな甘味が絶妙なバランスをとり、香ばしいピーナッツとパッタイ必須の生もやしやニラがさらなるアクセントになる。ケチャップ味もなかなかいける。

Green Curry Seafood ($13.50)

今回はイカやエビなど、新鮮なシーフードをふんだんに使用したGreen Curry Seafood。まず、辛いものが苦手な方にもお勧めできることを特記しなければならない。辛さはまろやかなココナッツミルクで和らげられているため、驚くほどにマイルドでクリーミーな仕上がり、お子さんでも問題なくいただける。火加減が難しいイカも非常に柔らかく、エビのプリプリ感もたまらない。そして今やこの店の「特徴」と自信をもって言い張れる野菜の鮮度、そしてその鮮度を最大限に活かす火加減も絶妙だ。スタッフに話を聞くところ、カレーの甘さはローカルの舌に合わせて調節したもので、タイ人のお客からオーダーが入ると倍以上の辛さで提供するとか。辛いものが大好き、または挑戦してみたいと言う方は、オーダー時に一言加えるといいだろう。

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Tom Yum Prawn ($5.80)

タイ料理の代表格で、世界の3大スープのひとつと言われる、Tom Yum Prawn。通常トムヤムスープと言えば、激辛のイメージがついてまわるが、ここのスープはどうやらローカルの舌にアレンジされているようだ。見た目は唐辛子がたっぷりと入った濃いオレンジ色で、たしかにトムヤムだが、喉がヒリヒリし、汗がでるほどの辛さではなく、とてもマイルド。ショウガやレモングラス、その他香辛料の姿もなく、とてもシンプルであっさりとした味付けは喉をスッと通る。大ぶりのエビはふんだんに入ったマッシュルームと同様、絶妙な火加減でその鮮度が最大限に生かされ、笑みがこぼれるほどプリップリ。隊長のように辛いものが苦手な人でも問題なくいただけるあっさりトムヤムを来店時には是非ともお試しいただきたい。

Deep fried Chicken ($10.50)

甘じょっぱい秘伝のタレに漬けられ、みじん切りのガーリックとともに油で揚げたDeep fried Chickenは、ニンニクの風味がおもいっきり効いていて、食欲を強烈にそそる。カリッと揚がったチキンはクリスピーで歯ごたえがあり、食べれば食べるほどやみつきになる。このチキンと是非試していただきたいのがタイの国産ビールの中で最もポピュラーなシンハ・ビール、通称ビア・シン。大抵のリカーショップで手に入れることができ、アルコール度6%と、やや高めなのが特徴。余談だが、タイを含め、暖かい国ではビールに氷を入れて飲むという習慣がある。こればかりは頂けない・・・と思うのは著者のみだろうか。

Tofu Stir-fried with Mixed Vegetable ($7.50)

キャベツやほうれん草、ニンジン、ブロッコリーなど、数種類の野菜の恵みを揚げ豆腐とともに炒めたTofu Stir-fried with Mixed Vegetable。どの野菜を口にしてもシャキシャキ、サクサクと、焼飯同様に火を通しすぎず、味付けも薄くてあっさり、素材そのものを堪能するといったところだろうか。本場タイでは「自分で味付け」が基本らしく、各テーブルに設置された“調味料セット”、クルワンポンでお好みの味に調節するとか。セットには通常4種類の調味料、砂糖、ナンプラー、酢漬け唐辛子、粉唐辛子が入っており、これが予め置いてある『サタング・タイ』は本格的タイ料理店と言えよう。

次々に出てくるディッシュに釘付けであった食べ歩き隊だが、ふっと気がつくと、辺りはまだ来店時の忙しさをキープ。テイクアウト待ちや席待ちなど、恐ろしいほどに人が去る気配がない。ワインやビールを片手にゆっくりと料理を楽しんでいることにやや申し訳なく感じ、ここで解散。辛さに関してはオージー化してしまっているが、味は極めて本場に近いといえる『サタング・タイ』。予約はいっさい受けてつけてないので、並ぶこと覚悟で是非とも訪れていただきたい。 map
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