パリ祭100周年!パリを暮す 女4人旅 inおフランス | feature

 

昨年9月に、シドニー在住だった友人夫婦が、今後はフランスの「ルーアン」で暮すことを決め、別れ際の「朝子さん、遊びに来てね」とのお誘いの一言がいつも心の片隅にありました。機会があれば!と思っていたところ、今年になって偶然にもフランス行き希望の4人のメンバーが揃い、私に旅行チャンスが到来! 今回のプランはシドニー発ドバイ経由でパリ着後、「ルーアン」(4泊)、モン・サン・ミッシェル(2泊)、サン・マロ(2泊)。そしてメインは「7月14日の100年記念・パリ祭」を本場パリで迎える!と決め、10日間の「パリを暮す?」を体験! 今回はその10日間を紹介します。旅行全体の詳しい模様は「asako in Sydney」のHPをご覧ください!

 

 

 

7月10日(木)

いよいよ10日間のパリ「アパルトマン暮らし」が始まる。夜はエッフェル塔のレストラン「Le Jules Verne」へ


サン・マロからTGVで約3時間でパリ到着、さあ、いよいよ10日間のパリの「アパルトマン暮らし」に入ります。このアパルトマンは、2年前にシドニーの友人から「窓を開ければ、そこはエッフェル塔!」と、写真付きのメールが届いたのがキッカケで、紹介して戴いていたアパルトマン。綺麗な近代建築の5階(日本の6階)で、お部屋の広さは68平方メートルほど。大型冷蔵庫や洗濯機、食洗機、大型TVなどもついています。電話は日本を含む世界64ヵ国の固定電話への通話が無料。インターネットは無線LAN可能。電子レンジや炊飯器、その他調理道具、鍋、食器など生活用品はほとんど揃っています。そのアパルトマンのドアを開けると、オーナーのフランス人の方が世界旅行で集められた500個以上の「スノードーム」が所狭しと棚にいっぱいにデコレートされてありました。夜は、エッフェル塔の第2展望台内(地上125メートル)にあるミシュラン1つ星レストラン「Le Jules Verne」へ。

 

 

7月11日(金)

世界遺産のヴェルサイユ宮殿


初めて電車でヴェルサイユ宮殿へ。電車の中は、既に世界からの観光客でいっぱい。終点の「Versailles-Chateau」駅で下車し、宮殿までは徒歩で10分ほど。インフォメーションセンターでチケットを買い、「日本語オーディオガイド」を片手に宮殿内を回ります。各部屋の番号を押すと説明が流れる便利なシステムになっていました。
庭園&離宮のよく手入れされた広大な緑地帯を散歩、最後は「プティ・トラン」に乗って戻ることに。

 

(左)ヴェルサイユ宮殿の美しい天井画

(右)ヴェルサイユ宮殿の庭園

 

 

7月12日(土)

パレ・ロワイヤル(王宮)とバサージュ


今年2月、東京で開催された日本旅行作家協会の「写真展」で、南極大陸の2点の写真を展示したさいに、展示会場の同じ並びに〝パリの散歩道〟と題して協会の専務理事・中村浩美氏の作品「バサージュ」と「パレ・ロアイヤル」の2点の写真が、なんとも素敵な雰囲気を醸し出していました。初めて知ったパリの「パレ・ロワイヤル(王宮)」と「バサージュ」。パサージュとはフランス語で道と道を結ぶ「通り抜け」を意味し、「通過」や「小径」と訳されるそう。パサージュの正式名称は、ガラス屋根で覆われたパサージュという意味の「バサージュ・クヴェール passage couvert」。雰囲気はかなり違いますが、日本で言うところの「アーケードの商店街」のようなものでしょうか?
メトロを上がった場所が「ルーブル美術館」。「パレ・ロワイヤル」(王宮)はその、北隣に位置します。敷地内にある「カルーゼル凱旋門」 の前には女性のスリがいるので要注意! 手にアンケート用紙を持って観光客を待ち構えています。

 

中村浩美氏のお勧めの「バサージュ」。バサージュ・ショワズールは、約190メートルの回廊が続く、パリ最長のバサージュ

 

 

夜は「リド」観賞


やはり「おフランス」に来たらコレは見なくては。夜はシャンゼリゼ大通りに面する「リド」観賞。ステージは、ダンス、マジック、アイス・スケートなどさすが。スペクタクルな舞台シーンが楽しめます。1150席のパノラマ・ホールは、世界の観光客で満席!

 

リドのパフォーマンスに興奮

 

 

7月13日(日)

オランジェリー美術館とオルセー美術館


「オランジュリー美術館」は、コンコルド広場の近く、チェイルリー公園の一角にあり、代表作品はモネの『睡蓮』。昨年、一時帰国時にも京都で「モネの展示会」を見に行きましたが、ここオランジュリー美術館の2部屋を占める部屋は、円形で周囲を囲むように展示されており、高さ2メートル、全長約13メートルの大作の「睡蓮」は必見。続いて「オルセー美術館」を訪れると、ルノワール、モネ、マネ、ゴーギャン、ゴッホなど著名画家の作品が一堂に集結し見ごたえたっぷり。随所に鉄道駅舎兼ホテルだった面影が見られる風格のある建物でした。

 

 

地下鉄で「モンマルトル」へ!


雨上がりのモンマルトルは多くの観光客でいっぱい。まずはモンマルトルの目玉、サクレ・クール寺院へ。最寄り駅はメトロ2号線のアンヴェール。坂道になっているステンケルク通りを入り、そのまま階段を上るとサクレ・クール寺院が見えます。サクレ・クール寺院へは行きは階段で上がりましたが、150段はあったでしょうか。階段を上がると美しいパリを一望でき、疲れも吹き飛びます。
帰りは「フニクレール」と呼ばれるケーブルカーで下車。このケーブルカーは、メトロ共通の切符で乗り降り可能。ステンケルク通りは、土産物屋さんがいっぱい並んでいて、まるでフランスの「有馬温泉!」の雰囲気。

 

観光客でいっぱいのサクレ・クール寺院

 

 

7月14日(月)

「パリ祭」100周年!を本場のパリで迎える


日本でパリ祭と言うと、シャンソンの祭典を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、本場フランスの「パリ祭」とは、フランスで「キャトルズ・ジュイエ」と呼ばれる「フランス革命記念日」(7月14日)のこと。コンコルド広場から凱旋門の全通り、シャンゼリゼ大通りで、第一次世界大戦開戦から100年を記念する軍事パレードが行われました。
毎年恒例の軍事パレードの拡大版で、当時の参戦国など80ヵ国が招待され、フランス軍を中心に約3700人が行進。日本からは陸上自衛隊中央即応集団の隊員3人が参加し、日の丸を掲げて行進します。軍事パレードや戦車は大迫力。

 

騎馬隊

 

 

ハイライトはエア・フォース


突然、頭上に戦闘飛行機エア・フォースが。轟音とともにフランス国旗の青、白、赤の配色のトリコロールの煙を、たな引かせて空をかき分けて飛んでいきます。絵ハガキにしたいようなショットが目の前に繰り広げられていました。

 

 

ラ・グランダルシュとユニクロ


カルーゼル凱旋門とエトワール凱旋門の延長線上にある巨大建造物ラ・グランダルシュ。日本では新凱旋門とも称されるそう。都市再開発計画の一環として1990年に完成したこの建物は、このラ・デファンス地区のランドマークとなっていて、エトワール凱旋門の2倍もの大きさです。凱旋門のある「Charles de Gaulle Etoile駅」からメトロ①号線で終点のラ・デファンスまで10分ほど。周辺には開発地区にふさわしくショッピングモールがあり、日本の「無印良品」や「ユニクロ」のお店もあって、他にレストランなどが200店以上入っています。

 

ラ・グランダルシュ

 

 

ライトアップされたエッフェル塔と花火


フランスの夜は明るくて長い。10時30分頃にアパルトマンを出て、歩いてエッフェル塔へ。人ごみの中、目前に陣取ると既にオペラの唄声が。人だかりで顔は見えませんでしたが、オペラ歌手の唄声がすぐ側から聞こえました。ライトアップされ美しく輝くエッフル塔を眺めながら、午後11時から始まる花火打ち上げ開始を待つことに。エッフェル塔を囲むように放たれるダイナミックな「打ち上げ花火」は約40分間続きます。毎年テーマが変わり、第一次世界大戦100周年にあたる2014年のテーマは「戦争と平和」。迫力満点で一見の価値あり!

 

100周年を期して打ち上げられた花火に感動

 

 

7月15日(火)

セーヌ川クルーズで心地よいパリの風に吹かれて


エッフェル塔のそばにあるアルマ橋から出航し、セーヌ川を航行しながら、河岸にたたずむパリの観光名所を1時間かけて遊覧するクルーズ。「シャイヨ宮殿」から見るエッフェル塔は美しく、観光客も多く記念撮影スポットでした。

 

 

エトワール凱旋門へ


1806年に着工したエトワールの凱旋門が完成したのは1836年。高さは49・54メートル、横44・82メートルで、中央アーチの高さは29・19メートル。シャンゼリゼ側から見た凱旋門で、中央アーチの左側と右側には素晴らしい浮彫りがあります。螺旋階段は時計回り。なんでも敵に攻め込まれたときに下から攻める敵は螺旋軸がジャマになり右腕がうまく使えないのと、防御する側に左半身をさらけることになり、上で防御する側にとって有利なことから、時計回りになっているとか。しかし現在はエレベーターもあるのでご安心。屋上からは12本の大通りが放射状に延びる「パリのパノラマ風景」を楽しむことができます。

 

(左)凱旋門の螺旋階段

(右)シャンゼリゼ通りでコーヒーを

 

 

7月16日(水)

ノートルダム寺院でスリとの遭遇


ノートルダム寺院横のお土産屋の中。誰かがぶつかってきましたが、そのときは気が付かず、支払いのときショルダー・バッグを見たらファスナーが開いていました。ヤラレタ!と思ったときには既に遅し。昨日両替したユーロと残金、そして日本のVISAカードが! 即、アパルトマンに戻って、日本に連絡しカードのストップ。シドニーの旅行会社へ連絡すると旅行損害保険請求のため「警察署の証明」が必要とのこと。
7月のフランスは14度~20度と肌寒い。常に薄いコートを着ていたのでショルダー・バッグもコート内に掛けていましたが、ここ数日は夏日和になり、日中は30度を越し、ショルダー・バッグが表に現れていました。スリにとって夏は好都合なようですね。そういえばメトロ内でも、日本語で「スリに気をつけてください!」と、毎回、毎回アナウンスが流れていました。スリの犯人は「ロマ」という、ジプシーとも呼ばれる民族で、多くはブルガリアやルーマニアからフランスにやって来ているらしい。ほとんどが若い女性で、3~4人で一緒に行動しています。

 

ノートルダム寺院

 

 

7月17日(木)

マレ地区にあるお茶の専門店「マリアージュ フレール」本店へ


サン・ポール駅を下車して徒歩10分ほどのパリのマレ地区にあるマリアージュ・フレール本店。このお茶の専門店を開いた1854年から150年以上に渡り、その伝統を守っています。現在では、世界35ヵ国から約500種類以上に及ぶお茶を厳選し用意されているそう。「MARCOPOLO」のブラックティーは中国とチベットの花と果物が、お茶に特別な芳香を与えた計算し尽された香りで、日本人に一番の人気。
「マレ地区」はゲイの街で、トレンドとファッション、カルチャーの発信地。歴史を感じさせられる美しい街並みが印象的です。パリで毎年行なわれるゲイ・パレード「ゲイ・プライド」が、今年は6月29日に開催されました。

 

 

 

バスティーユ広場近くの警察署へ


パリの警察署はメトロのバスティーユ駅にあります。「マリアージュ・フレール」のお店がある次の駅だと気が付き、「警察証明書」がなければ保険もおりないため、人に道を聞きながら探して行ってきました。「バスティーユ駅」を上がったら「オペラ・バスティーユ」という、ガラス張りのモダニズム様式の素晴らしい建物があります。『ノートルダム・ド・パリ(邦題:ノートルダムのせむし男)』とPRされていました。
「バスティーユ広場」の広場中央には「革命の記念柱」が立っています。橋に沿って歩いていくと警察署を発見。警察署は混雑していると聞いていましたが、午後の4時頃は誰もいなく、受付でスリに会ったことを告げると、レポート用紙に氏名、住所電話番号、Eメールアドレス、スリに会った場所、スリの人種、髪の毛の色などこと細かに記入し、「別室」で事情聴取。約1時間で終了し、無事「警察の証明書」を戴きました。ヤレヤレ。それにしても、「華の都パリ」は「スリの都パリ」。どうして厳しく取り締まらないの? 見て当然の「スリ軍団」もいるのに。

 

バスティーユ広場の革命の記念柱

 

 

7月18日(金)

最終日は散歩からMONSIEUR BLEUでのコーヒー・タイム


最終日の朝は最後のパリの散歩をして、エッフル塔を眺めながらお茶ができる「MONSIEUR BLEU」へと向かう。アパルトマンから歩いて30分程度の散歩道。セーヌ川に程近く、エッフェル塔の正面に見える、パリで最も美しいテラスのひとつと、現代クリエーションが見られるアート・センター、「パレ・ド・トーキョー」の中にあるレストラン「ムッシュー・ブル」でパリを振り返る。

 

 

 

女4人旅 in 「おフランス」を終えて


いままで永年に渡り約60ヵ国を訪問した世界旅行は、ホテルに滞在しツアーにひとりで参加していました。空港でその国の友人や知人が待ってくれているといった旅で、安全のため、ホテルのタクシーを利用し、地下鉄などは絶対ひとりで乗らないし、徒歩も必ず友人と一緒でした。しかし今回の旅行の特徴は「女4人旅」。今までの「一人旅」とは違い、地下鉄、バス、列車、タクシー、フェリーなどの乗り物を駆使し徒歩で楽しむ旅でした。スリに遭遇した後は、ひとりで地下鉄を3回乗り換えて無事「パリの最寄りの警察署」に辿り着くこともでき、お陰様で「地図が見れない女」から「見られる女」に変身できた?
今の若い人は、事前に調べなくても、もしわらなかったら、即、その場で手もとのスマホやiPad miniなどで検索して地図を見ることができます。そこがパリであってもシドニーであっても。次回の旅で挑戦してみようかしら。

 

 

ホームページ : www.asakoinsydney.com.au


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