大型サイクロン「パム」が襲ったバヌアツ共和国 バヌアツを楽しみながら 復興に貢献 | feature
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    大型サイクロン「パム」が襲ったバヌアツ共和国

     

    バヌアツを楽しみながら復興に貢献

     

    3月13日から14日に、南太平洋の島国バヌアツを、最大風速64メートルの超大型サイクロン「パム」が襲った。住居をはじめ、レジャー施設、政府庁舎、病院など大多数の建造物が倒壊するほどの壊滅的な被害を受け、首都ポートビラがあるエファテ島以外の離島にも被害が及んだ。被災者は人口のおよそ半数にあたる、13万人にも上ったという。

    バヌアツ政府は2011年に起こった東日本大震災の直後、真っ先に支援を表明してくれたほか、バヌアツのマグロはえ縄漁船船主グループなどの民間団体から、日本鰹鮪漁業協同組合へ、約500万円の義援金が寄せられたが、その事実はあまり知られていないのではないだろうか。

    日本政府はバヌアツの復興へ向け、寝袋や防水シートなど2000万円相当の緊急物資援助を決定、バヌアツ支援のための調査チーム派遣も進め、現在は各国の支援団体と連携をとりながら、被災者の医療支援にあたっている。国、民間団体、個人と、世界からもさまざまな規模での支援の動きが始まるなか、個々としていま何ができるのか。一度自分自身に問いかけてみてほしい。


     


    日本バヌアツ親善協会NPO代表
    大数加裕信さんへインタビュー

     

    南太平洋を襲った大型サイクロン「パム」。首都ポートビラでも被害が壊滅状態と聞きました。ネットなどではあまり具体的な情報が入ってこないのですが、インフラなどは徐々に復旧しているのでしょうか?

    首都のポートビラのインフラはほぼ復旧しました。電気は4月10日の時点でほぼ100パーセント回復し、水道もほぼ問題ない状態です。道路もエファテ島一周、通行可能です。港湾も問題なく機能しており、4月8日は豪華客船が寄港するまで復旧しています。まだ復旧していないのは一般市民の家です。

     

    病院などの施設もほぼ倒壊しているとうかがっています。ケガ人や病気の方の保護は現在も滞っている状態でしょうか? 把握できている被災者、死者は現状でどれほどなのでしょうか?

    幸運なことに死傷者は非常に少なかったのです。公式発表での死亡者は11名とのことでした。バヌアツは自然の素材を用いた簡素な家が多いため、それらが倒壊しても死ぬほどの大惨事にならなかったのではないでしょうか。

     

    11名の亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。自然と共存するような生活様式だからこそ、結果的に死亡者が非情に少なかったとも言えますね。いま現地で必要とされている物資はどのようなものがありますか?

    住居の屋根として利用されるトタンの需要が高いです。また畑が全滅してしまっているため、生鮮食料品が極度に欠乏しています。畑が復活するまでの3、4ヵ月は食料の供給が必要でしょう。

     

    支援金に関しまして、日本国内では親善大使である相川梨絵さんなどが中心に、支援金活動が始まっています。現在の支援者数と総額をお伝えください。

    常に人数や金額が変動するでしょうから、こちらをご参照ください。www.jvgs-npo.com

     

    これから現地へ赴き、インフラ整備や物資の配付などの復興活動に参加することは可能でしょうか?

    インフラ整備などの作業は専門家でなければ参加することはできないと思いますが、支援物資の配布などの支援活動は一般の方でも参加可能です。

     

     

    いまオーストラリアにいる日本人にできることとは、どのようなことがあるでしょうか?

    バヌアツはGDPの4割ほどを観光およびその周辺産業に頼っている観光立国です。よって多くの方にバヌアツを訪れてもらうことが、中、長期的には何よりの支援になります。支援やボランティアという形だけではなく、純粋にバヌアツを楽しみにきていただきたいと思います。

    大数加さんは、バヌアツでメラネシアンというホテルを経営されていると伺いました。ホテルなどでも被害はありましたか?

    当然ありました。50パーセント以上の雨どいが吹き飛ばされ、壁面の破損箇所も多数あります。ただ幸運にも客室には大きな被害がありませんでした。

     

    現在、大数加さん自身や経営されているホテルが、バヌアツ支援の一環として行っている活動内容をお聞かせください。

    NPO日本バヌアツ親善協会の支援金募集活動への協力、および現地での手配作業などに協力しています。

     

    大数加さんがおっしゃるとおり、ひとりでも多くの方がバヌアツを訪れることが復興への第一歩に繋がることだということが分かりました。最後に、大数加さんが思うバヌアツの魅力とはどのようなものなのでしょうか?

    人々の温かさ、優しさが大きな魅力だと思っています。サイクロンで色々なものを失ってしまったのにもかかわらず、笑顔を絶やさない国民性は本当に素敵だと思います。あふれるほどの自然、今でも守られ続ける伝統、それらと共存している人々の生活、こういうものを体験しにきていただきたいです。

     

     

     


    バヌアツ共和国親善大使

    相川梨絵さんからメッセージ


    バヌアツは、今回のサイクロンで家も畑も自然も破壊されました。私は、長期休暇中の日本でそのニュースを知り、サイクロンの2週間後に当初の予定通りバヌアツへ戻りました。飛行機の中ではどうなってしまったんだろうと不安の気持ちでいっぱいでした。しかし、待っていたのはサイクロン前と変わらぬバヌアツ人の笑顔でした。お腹も空いて、のども渇いているであろう彼らは、私たちが届けた食料や水に殺到するわけでなく、平等に笑顔で分け合います。バヌアツ人って本当にすごい! 支援の手が入る前から、自分たちで村の建て直しを始め、数少ない食料をみんなで分け合って食べていたようです。これが、村単位で自給自足で生活する強さなのかもしれません。破壊された、緑も急成長しています。日々、目に見えてわかるほどです。この国は、生命力にあふれています。幸いにも、神秘的な青の泉ブルーホールがあるサント島や元祖バンジージャンプのお祭りで有名なペンテコスト島は被疑が少なく、今はすべて現状回復しています。今は、ちょうどバンジージャンプのお祭り時期。6月まで毎週土曜日開催されてます。ぜひ、今、バヌアツへいらして、バヌアツの素晴らしい自然や伝統文化、そして、生きる力強さを感じてください!

    相川梨絵
    2000年に共同テレビ入社。報道・情報・バラエティなどを幅広く活躍。2006年にセント・フォースへ移籍。正式にフリーアナウンサーになる。2012年にバヌアツへ移住。同年バヌアツ親善大使に任命。現在では現地事情を伝える日本向けケーブルテレビ番組のレポーターとしても活動中。

     

     

     

     

     

    南太平洋のシェパード諸島の火山島上に位置するバヌアツ共和国。オーストラリア人に大人気の同国には、透き通る海、真っ白な砂浜、珊瑚礁などの手つかずの楽園、熱帯雨林におおわれた島々などさまざまな景観が楽しめる。そしてこれら自然と共存してきたバヌアツの人々。彼らのあまりの純粋さとくったくのない笑顔にきっとあなたの顔も微笑むに違いない。ポートビラを少し離れるとそこには、村長の下、村の習慣を大切にしながら自給自足の生活を送る人々との触れ合いが待っている。

     



    正式国名:バヌアツ共和国 Republic of Vanuatu
    首都:ポートビラ Port Vila
    人口:約22万人。そのうち20パーセントが首都ポートビラ在住。メラネシア人93パーセント、ヨーロッパ人2パーセントその他アジア系少数 国土面積:1万2189平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ大きさ)
    言語:現地での共通語はビスラマ語、都市部では英語もしくはフランス語が通じる 通貨:バヌアツ・バツ(VUV)日本円 1円 = 約0.90425バツ
    チップ:チップの習慣なし
    ビザ:観光目的で30日間以内の滞在なら不要。パスポートは入国時に半年の残存期間が必要
    時差:オーストラリアとの時差は+1時間
    治安:非常に安定
    :水道水は安心して飲むことができる。気になる方はミネラルウォーターを。離島は特に注意
    食事:フランス料理をはじめ、中華や日本食、回転寿司まである
    気候:南半球なので日本とは逆の気候。南北に長いこの国は南部の亜熱帯から北部の熱帯気候までと幅広い。全体を通して11月から3月までが夏で雨が多く30度前後になる。冬季6月から9月は緯度により気温が変わるため注意が必要。ポ-トビラのあるエファテ島周辺でも冬期は海水浴には少し肌寒く、日本の9月中旬から下旬の気候だと考えてよい

     

     

     ホテル予約のお問い合わせ

     

    南太平洋バヌアツ共和国ホテル
    ザ・メラネシアン・ポートビラ

    南国の雰囲気が漂う三ツ星ホテル。部屋数は全80室。低価格のお部屋から長期滞在が可能なアパートメントタイプまでニーズに合わせて部屋が用意されている。空港からは車で約15分。ポートビラの町までは歩いて10分。大型のスーパーマーケットまで徒歩2分という便利なロケーション。またバヌアツで唯一の日本人ツアーデスク『サウスパシフィックツアー』が当ホテルのロビーにあり、バヌアツを熟知したベテラン日本人スタッフが各種ツアーの申し込み、離島への旅の手配、ツアーでは紹介されていないホームステイや学校訪問なども紹介している。

     

     

     

     ザ・メラネシアン・ポートビラまたは姉妹ホテル、モーリングス・ホテルの宿泊代金、RACK RATEの50%OFF!

     空港送迎無料 ※通常VT2000

     国内線手配料無料※通常1チケットVT2000の手数料

     カバ※を飲んで語ろうツアーに無料でご招待!※伝統的な飲み物


    連絡先

    ザ・メラネシアン・ポートビラ
    www.rexgroup.co.jp
    Tel: +678 22150

    モーリングス・ホテル(姉妹ホテル)
    www.mooringsvanuatu.com/en/
    Tel: +678 26800

     

     

     

    バヌアツお勧めの島々

     

    ワイルドな自然を体験できるのがバヌアツ旅行の魅力。いまなお火山活動を続けるタンナ島や、豪華客船が沈没したダイバー憧れのエスプリットサント島、コウモリの暮らす洞窟探検など見所も豊富。バンジージャンプ発祥の地でもあるペンテコスト島では、毎年4月から6月にかけて、ランドダイビングの儀式を見学するツアーなどもある。

     

     

    バヌアツの玄関 ポートヴィラ

    コバルトブルーの海の中に色とりどりのサンゴ礁と熱帯魚に囲まれたバヌアツの玄関口ポートヴィラ。美しいイリリキ島とイフィリア島を望む、壮麗な自然の湾に囲まれている。海岸にそった目抜き通りは、さまざまな人々が行き交い、小さいながらもフランス的な雰囲気を漂わせる国際都市としての姿を見ることができる。

     

     

     

    タンナ島

    タンナ島は人口約2000人の小さな島で、首都ポートビラから飛行機で約1時間。活火山の火口を見下ろせるヤスール火山、朝焼けの草原を駆け回るホワイトグラスの野生馬の群、収穫を祈るカスタムダンスを披露してくれるカスタムビレッジなどなど、バヌアツでは一番見所の多い島となっている。時間に余裕がある方は温泉に訪れることもお勧め。

     

     

     

    エスピリッツサント島

    バヌアツ最大の島。1年を通して気温が20度を下回ることはほとんどない穏やかな気候。島の半分は未開のジャングルで、西洋文化をまったく受けずに生活している原住民たちが住んでいる。湧き水でできた不思議な青い池、ブルーホールを巡るツアーが人気。手つかずの大自然のほか、世界中でも有数のダイビングスポットを楽しめる。

     

    取材協力および写真提供:
    NPO日本バヌアツ親善協会
    親善活動、支援活動、支援金募集など活動内容については下記ホームページまで
    http://www.jvgs-npo.com/


    上野 健
    Photographer
     

     

     

     

     

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