禁煙志願者に救世主が現れた? ニコチンフリーの代替品 Vaporizer | feature

 

禁煙志願者に救世主が現れた?
ニコチンフリーの代替品

 

Vaporizer ヴェポライザー

 

 

日本で煙草の代替品と言えば、iQOS(アイコス)がブームを生んでいるが、最近シドニーのウィンヤードやタウンホールのオフィスビルの下では、最新のヒートテクノロジーを搭載したヴェポライザーを楽しむサラリーマンの姿が目に付く。ヴェポライザーでフレーバーのついたEリキッドを電気コイルで蒸発させ、その蒸気を煙草のように吸い込む新しい嗜好品がいま密かにブームを迎えているのだ。葉を火で燃やすわけではないので、タールや一酸化炭素などの有害物質がほとんど発生せず、またEリキッドにはニコチンも入ってない。煙草と比較すれば、実に約95パーセントの害をカットしているというキャッチフレーズで愛好家『ヴァイパー』を増やしているようだ。

もともとは医療用に開発されたヴェポライザー。アメリカで末期エイズ患者の食欲増進や、ガンの化学療法に伴う吐き気の緩和のために使用されていた医療ハーブの吸引器として登場した。初期は現在のような手持ちサイズではなく大きな箱型で、熱風でハーブの成分を気化させる仕組みだったが、火を使わずに液体を電気コイルで熱して気化させるタイプが登場すると一気にシェアを伸ばしていった。人気に拍車をかけているのは、そのデザイン性とフレーバーの幅、そしてコストパフォーマンスだろう。基本的にEリキッドを入れるアトマイザーと蓄電するモッドの2パートに別れて販売されており、幅広くデザインを組み合わせる楽しみがある。そのほかドリップティップ(マウスピース)やチャームと言ったアクセサリーなどの付属品も続々登場し、独自の文化を築き始めている。安いものでアトマイザーとモッドのキットで50ドル前後から。Eリキッドは2週間~1ヵ月分(個人差あり)が10ドル程度と、煙草と比較すればかなり安く済む。フル―ティなフレーバーからメンソール、コーヒー味やウィスキー味などかなり幅が広い。

ヴェポライザーは欧米諸国で広く愛用されている一方で、誕生からまだ10年以下と歴史が浅いために、現在、健康面に対するデータを積み重ねている現状ということを付け加えておきたい。物理的には有害な物質が入っていなくても、声を大にして推奨するためには長期データでの安全性の裏付けは不可欠だ。そういう意味ではまだ未知の代替品という扱いで念頭に入れておいてほしい。オーストラリアの議会でも、オーストラリア国内において、ニコチン入りのEリキッドの取り扱いについて繰り返し審議されているように、現在、さまざまな角度から注目を集めているのだ。

シドニーでヴェポライザーとEリキッドを店頭販売しているのは『Vape Industries』。1号店はシティのサセックス・ストリートにあるカバン専門店の地下にあり、6月10日に2号店をニュータウンに出してグランドオープンを迎えたばかり。両店ともに店内ではEリキッドの無料テイスティングが可能なので、購入を考えている方は、まずヴェポライザーでの吸引がどういうものなのかを知るためにも店頭で試してみることをお勧めする。ウェブサイトでも購入可能なので、お気に入りのEフレーバーが見つかったら、ウェブサイトで購入するのもいいだろう。弊紙ではヴェポライザーを推奨するわけではないが、煙草の喫煙と比較すれば、ヴェポライザーでの吸引はコスト面で大幅な節約になり、何より吸う本人と周りへの害をカットできるので、禁煙を考えている方にとっては、救世主的代替品となりえるかもしれない。

 

 

 

Vape Industries

Sydney店
317 Sussex St., Sydney
Tel:1300 550 313

Newtown店
642 King St., Newtown
Tel:(02)9557 1221

営業時間:月~金 9時~5時、土 9時~2時
日曜定休日

Web:vapeindustries.com.au


ページトップへ