オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」
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NAIDOC WEEK特別企画

06/08/2017


 

7月2日の日曜日から1週間、オーストラリア先住民アボリジナルと、トレス海峡諸島の先住民の歴史や文化を理解し、功績を讃え祝うNAIDOC(National Aboriginal and Islander Day Observance Committee)WEEKが今年もやってきた。オーストラリア全土の各地ではNAIDOC WEEKに基づいたイベントが開催された。今回弊紙ではNAIDOC WEEKにちなんで、東のウルルと呼ばれる南東エリアのアボリジナルの聖地『マウント・イェンゴ』付近にあるアボリジナル・カルチャー・スポットを紹介してみたい。

 

 

 

 

 Baiame Cave

 

オーストラリア南東エリアのアボリジナルにとって、『創造の神』として崇められているバイアミ。その姿がマウント・イェンゴの裾野にある町ミルブロデイルのケイブ内に描かれている。川や山、森などを創造し、人々に文化や知識を伝承した神とアボリジナルの間で言い伝えられており、同壁画は近年、NSWの州遺産に指定されている。5メートルにも及ぶ腕の長いバイアミの壁画はアッパーハンターバレーを見守るように雄大に描かれている。その周りには、ブーメランや斧、手などのデザインも確認できる。アクセスはミルブロデイル・パブリック・スクール近くにあるウェルシュ・ロードを入っていく(カーナビゲーションでは、オールド・バルガ・ロードの道を示すケースが多いが、この道は現在封鎖されている)。ダートの道が続き牛なども歩いているので、4WDではなくても走行に問題はないが、くれぐれも運転は慎重に。ケイブに近づいて行くと、可愛いらしい番犬が数頭登場する。なお、ケイブは私有地内にあるが、アボリジナルのセレモニーや観光客のために開放している。寛大な土地所有者と出会ったらリスペクトを忘れずに。朝日がケイブ内に差し込む時間帯である6時半から7時あたりがオススメだ。

 


 

 

 

 Engraving Site

 

ヒストリカル・タウンのウォロンビからイェンゴ・クリーク・ロードを進み、イェンゴ・ナショナルパーク内のフィンチリー・キャンプ場もしくはフィンチリー・ルックアウトを目指すと、キャンプ場とルックアウトの間に、エミューや人型の彫刻を岩肌に見つけることができる。ウォンバットやカンガルーがよく顔を出すイェンゴ・クリーク・ロードを進んでいると、フィンチリー・トラック方面とボリ―・トラック方面の二股に別れる。カーナビゲーションでは、左折してボリ―・トラック方面に向かうボリ―・バレー・ロードを示すケースが多いので注意が必要だ。ボリ―・トラック方面からもサイトに行けないこともないが、路面が非常に悪いため、4WDでなければ、比較的に路面がマシなアッパー・ヤンゴ・クリーク・ロードからフィンチリー・トラックへ向かうことをオススメする。サイト訪問のベストタイムは日中を避けて、早朝もしくは夕方の太陽の日が横から差し込む時間帯だと彫刻がくっきりと見えるのでオススメだ。

 


 

 

 

 

①Broke Village Store

 

ここではガソリンはもちろん、生活用品から食材品、ワインなども販売している。併設されたThe Willowsはカフェレストランで、ランチやディナーも楽しめる。いざという時のために、十分な水の購入とキャッシュをATMで引き出しておこう。

 

 

②Wollombi Village

 

アボリジナルの言葉で、『集合場所』という意味を持つ町ウォロンビ。1850年頃にできたダンスフロアや教会、ジェネラルストアなど、植民時代の面影を残す町並みは一見の価値あり。ハンターバレーに滞在したさいには、ぜひ立ち寄ってみてほしい場所だ。

 

 

③Finchley lookoutから眺めるMount Yengo

 

フィンチリー・ルックアウトからは、UNESCO世界遺産に属するマウント・イェンゴを眺めることができる。アボリジナルのドリームタイムによれば、天から舞い降りたバイアミがハンターバレーを創造した後に、マウント・イェンゴの頂上でステップして再び天に戻ったため、頂きが平らになっているという伝説が残っている。

 

 

 

参考資料
http://www.naidoc.org.au
http://www.visitwollombi.com.au
http://www.environment.nsw.gov.au/heritageapp/ViewHeritageItemDetails.aspx?ID=5061940
https://en.wikisource.org/wiki/Notes_on_the_Aborigines_of_New_South_Wales#cite_ref-1

 


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