UFC JAPANに参戦する地元オージーのMMAファイター Richard Walsh | Cheers インタビュー
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    2014年4月16日にカナダ・ケベック州ケベックシティで開催されたUFCの大会のひとつ、UFC Fight Night「Bisping vs Kennedy」(別名The Ultimate Fighter Nations Finale)にて、UFCのデビュー戦を勝利で飾ったオージーファイター、リチャード・ウォルシュ選手(以下リッチー)。現在6連勝中と勢いに乗るリッチーが、9月20日に行われるUFC JAPANという大舞台での試合が決まった。対戦相手は国本"ストラッサー"起一選手。日本国内総合格闘技団体、HEATの第5代ウェルター級王者で、UFC2連勝中のベテラン柔術家だ。そこで仮想起一選手のスパーリングパートナーとしてお呼びがかかったのが、リッチーの長年のトレーニングパートナーであり、マーク・ハントのスパーリングパートナーの経験を持つ日本人格闘家「マサ」。UFC JAPANを前に、チャッツウッドにあるリッチーの所属ジムであるVT1 マーシャルアーツ・アカデミーを訪れ、試合目前に迫ったリッチーに今の心境を伺った。

     

     

    現在、MMAの公式戦において8勝1敗と好調だけど調子はどう?

     

    ベリーグッド。UFC JAPANに向けてマサやVT1のヘッドコーチのリアム先生とトレーニングをしているんだけど、周りのみんながたくさんヘルプしてくれるから感謝しているよ。

     

     

    UFCカナダのFight Nightでオージーのクリス・インディチ選手との対戦はどうだった? 初のUFCだったよね?

     

    UFCの舞台は特別だったよ。5000人の大観衆に囲まれてケージに入る前まではドキドキしていたけど、一旦ケージに入ったらもう観客も何も見えないし音も聞こえない。まぶしいライティングに照らされて、目の前にいるクリスだけしか目に映らないんだ。体が燃え上がって戦いたがっているのを感じたよ。そんなクレイジーな体験を今度は埼玉の4万5000人くらいのお客さんの前でできるから楽しみだ。

      

     

    いよいよ9月20日のUFC JAPANが迫ってきたけど、対戦相手の国本起一選手についてどんなイメージを持っている?

     

    起一選手はすでにUFCを2連勝していて、過去HEATでもチャンピオンを取っているレジェンドファイターだから、自分にとってすごくチャレンジングな戦いになるだろう。彼のスタイルはレスリングと柔術。ストライキングでは彼よりも早く動けるはず、と信じているよ。俺の方が若いしね。絶対勝ちたいな。

     

     

    UFC2連勝中の起一選手とどんな戦い方をする?

     

    スタンディングでは、自分の距離をとって彼をケージに追い詰めるように、インアウト、インアウトを早く繰り返す。決して自分が金網を背負わないように心がけていくよ。ストライキングは俺の方に分があるとは思うけど、決して侮ってはいけない。UFCに出る選手は誰でもデンジャラスだからね。彼のパンチも十分に俺を倒せるパワーがあるさ。何が起こっても不思議じゃないのがケージの中だから。起一選手のレスリングやグラウンドテクニックは素晴らしいけど、俺も9年の柔術経験があるから、レスリングやグラウンドでも戦うことが怖いとは思わない。自分の柔術に自信もあるしね。でも結果を求めるから今回はスタンディングで勝負したい。

     

     

    当日はマーク・ハント選手も試合をするけど、ロイ・ネルソン選手にマークは勝てると思う?

     

    実はマーク選手には会ったことがないんだけど、きっと彼が勝つだろうね。勝ってほしいな。彼のファイトスタイルは好きだから。今回の試合はどっちもデカイくて当たれば誰でも倒れてしまうほどのパワー同士の対決さ。マーク選手が勝つなら1ラウンドでノックアウト。ロイ選手が勝つなら、2、3ラウンドかな? マーク選手はPRIDEの頃より、グラウンドが大分成長しているしね。吉田選手に腕ひしぎ十字固めを取られた頃は柔術を全然知らなかったけど、今は別人のようだよ。

     

     

    リッチーはいつからMMAを始めたの? きっかけはどんなことだった?

     

    俺はレインコーブで育ったんだけど、高校ではラグビーをやっていたんだ。その頃からマーシャルアーツにすごく興味があって。ブルース・リーを見て憧れたりね。そしてグーグルでMMAを練習できる場所を探して、VT1を見つけたんだ。早速ジムに電話をかけて「I want to be a MMA Fighter」って伝えたら、「とりあえずジムに来いよ」ってヘッドコーチのリアム先生に言われて。ここには17歳から来ているんだけど、それから毎日通って今に続いているよ。まさにホームジムさ。

     

     

    NSW大学で建設を専攻したと聞いたけど。そのキャリアに進む予定はなかったの?

     

    NSW大学では建築学を、その後、アメリカのアトランタに渡ってジョージア・インスティチュートテクノロジーでも建築学を専攻し、オーストラリアに戻ってからはUTSで法学部にも籍を置いたんだけど、UFCが決まったとたんに1セメスターで辞めたんだ。迷いはなかったね。それほどUFCは特別なんだ。

     

     

    オーストラリアの格闘業界はこれからどうなっていくと思う?

     

    5、6年前から最近までは、国内にUFCファイターが少ないことが理由で格闘業界が停滞していたけど、最近ではFOXTELでもよくUFCを放送するようになって、また活気付いてきたね。ジムに通う人口も増えたしね。キッズが道場に通ってくれることが何より嬉しいよ。

     

     

    リッチーにとってのMMAとは?

     

    人生においてMMAはとてもいいものだと確信している。ジムに通っていれば、自然とお酒を飲みすぎないし、タバコも吸わないようになる。パートナーや関わる人をリスペクトする気持ちを持つことも学ぶことができる。目標があれば、辛い練習をこなして自分を追い込むこともできる。スポーツだから辛いときもあるし、悔しくて泣きたいときも当然あるよね。そういうことを乗り越えて成長できるのがスポーツでありMMAなんだ。

     

     

    日本とオーストラリアの格闘技の違いとは?

     

    格闘家それぞれの気持ちはそれほど変わらないかもしれないけど、日本の観客は皆真剣に、テクニックの深いところまで見てくれている、ということを理解しているよ。アメリカやオーストラリアではお酒を片手に騒ぎながら見る、ある種エンターテイメント色の強い楽しみ方だからね。どっちがいいとは言えないけど、僕も誰かの試合を見るときは日本の観客のように席に座ってじっと見るタイプさ。日本は格闘家にとって特別な聖地だと思うよ。

     

     

    スパーリングパートナーのマサさんは選手としてどう?

     

    マサはとても強いよ。起一選手を想定した動きで、肩固めや裸締めに対応することを意識したスパーリングをしてもらっているんだけど、先週までは彼に5本くらい取られてたんだ。今日の練習でも2本取られた。減ってきているからきっと俺が進歩しているってことだけどね。頼りになるパートナーさ。決して無茶をして僕を壊すこともないし。6週間のトレーニングでマサからはで色々なことを学んだよ。

     

     

    最後にUFC JAPANに対しての意気込みを。

     

    汗をかいていると、関節を決められそうになってもツルッと抜けたりするんだけど、体がドライなうちにグラウンドに入ることはとても危険だから、早めのラウンドは何しろ足を使って動き回って体を温めて、しっかり汗をかいておきたいね。サポートしてくれたマサやリアム先生、VT1のスタッフのためにもしっかりノックアウトして勝ちたいと思う。11月にはUFC Fight Nightもあるから、オーストラリアの格闘業界をしっかりチェックしてね。

     

     

    ちなみにトレーナーのマサさんは、リッチー選手と起一選手との試合は、どんな展開になると思う?

     

    リッチーが打撃、起一選手は得意のテイクダウンからの寝技の打撃対寝技の攻防になると予想してます。

     

     

    日本人だからどっちを応援するか複雑?

     

    日本人だけど今回は何年も前から一緒に練習してきた友人であるリッチーを応援しますよ。

     

     

    今回の6週間のトレーニングではどんなリクエストを受けて練習しているの?

     

    サイドコントロールやテイクダウン直後からの寝技を中心とした攻撃の中で、主に起一選手が得意な肩固めに重点を置いて攻めるようにと、コーチからリクエストを受けました。起一選手の動画を何度も見て、できるだけ彼の動きをコピーしてスパーリングしています。

     

     

    どのように試合を運べば、リッチーは勝てると思う?

     

    打撃を中心に距離を取った攻めを、そして相手の間合いに入った場合はタックルに気を付けて膝を合わせるかしっかりとタックルを切って行く。もし倒されても練習通りの対策でエスケープしてスタンドに戻ることができれば、試合をかなり有利に進め打撃で勝利できると思います。

     

     

    9月20日のUFC JAPANに続き、11月3日のK-1復活、オーストラリアではUFC Fight Nightを開催と、年末にかけて再び盛り上がりを見せる格闘業界。果たしてリッチーがどこまで絡んでいけるのか、今後の活躍に期待したい。

     

     


    リチャード・ウォルシュ
    フィルスィーというニックネームを持つレインコーブ出身の知能派ストライカー。ブルースリーに憧れてVT1マーシャルアーツ・アカデミーに入る。UNSWで建築学などを学びつつMMAを続け、UFCとの契約が決まるとプロ格闘家の道一本へ。ブラジリアン柔術歴9年で紫帯。年齢: 25、身長: 182 cm、体重: 77 kg

     

     

     


    プロフェッサーリアム・レスネコフ
    ホイラー・グレイシーのもとでブラジリアン柔術の黒帯を取得。そのほか柔道やレスリングもハイレベル。VT1 マーシャルアーツ・アカデミーのヘッドコーチ兼オーナー。5歳から格闘技を始める。1994年にホイス・グレイシーがUFCの舞台で柔術技を使いファイターを倒していく様を見て、グレイシー柔術の門を叩いたグレイシー直系のグラップラー。「The best never rest」がモットー。

     

     

     


    トレーニングパートナーマサ
    2005年に来豪し、マンリーのグレイシーバッハの門を叩く。ブラジリアン柔術においてNSW州チャンピオンシップ優勝、オーストラリアンチャンピオンシップ優勝、オセアニアンチャンピオンシップ優勝。2007年には柔術世界選手権のロサンゼルス大会出場などで輝かしい成績を残す。2012年にシドニーでプロ総合格闘技デビューを白星で飾り、今年オーストラリア初のプロフェッショナルブラジリアン柔術大会でベスト8。マークハントなどプロMMA選手のトレーニングパートナーも勤める。現在ブラジリアン柔術茶帯。

     

     

     

     

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