世界のトップで活躍する日本人 Cirque du Soleil UmiHiko Miya | Cheers インタビュー
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    世界トップクラスのエンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ(以下:シルク)」のビッグトップツアーショー、『TOTEM(トーテム)』が、オーストラリア・プレミアとなるシドニー公演を10月28日スタートした。元オリンピアンやトップアスリート、アーティストなど、世界トップレベルのパフォーマーたちによって結成される集団の中に、2010年のショー結成以来、活躍している日本人、宮海彦さんの姿がある。今回はシドニーのオープニングを終えた宮さんにインタビューを依頼。知られざる素顔に迫る。

     

     

     

    来豪されて数週間経ちますが、オーストラリアでの生活にはなれましたか?

     

    来豪して2週間目なのですが、ツアーが始まったばかりなのでまだゆっくりオーストラリアを見れていません。週に1回だけ休みがあるので、ボンダイビーチだけ行くことができました。気候がいいのでとても過ごしやすいですね。

     

     

    公演地の気候はパフォーマンスをする上で重要な鍵を握ると思いますが、シドニーはほかの国と比べてどうですか?

     

    これからもっと日差しが強くなって暑くなると、会場がコンクリート製ではなくテントなので気温調節が難しいようです。上から降りてくる熱気をエアコンで冷やすのですが、冷えきらないときもあります。

      

     

    寒い方がいいんですね?

     

    寒すぎてもダメな場合もあるんです。例えば細かい手の動きのジャグラーは、体が温まってないとダメなのですが、逆にアクロバットは大きな動きをするので、汗が目に入ると困る。みんなそれぞれ適温というのがあるから温度調節が難しいんです。また、お客さんがあまり入ってないと会場はとても寒い、と言ったように、お客さんの入り具合でも温度が変化するんですよ。

     

     

    オープニング公演は、まさに息をのむほどの、驚きの連続で、圧倒されるパフォーマンスばかりでした。ショーのトップバッターと言える、オープンニングアクトを担当され、なおかつ演目のキャプテンもされて、とても堂々としたパフォーマンスでしたが、やはり内心、プレッシャーというものを感じられたのでしょうか?

     

    プレッシャーはまったくといっていいほど感じませんでした。とりあえず楽しく、みんなできっちり盛り上げていくといった気持ちでやりました。そういう意味ではパフォーマーのみんなに助けられていますね。僕がチームをよくしようという意識はありますが、それぞれプロフェッショナルなので、言わなくてもよく理解していると思います。

     

     

    オージーの反応はどうでしたか?

     

    アクロバットに関してはリアクションが大きいですね。ジャンプしたり回転したり、ああいうのが好きで、すごく喜んでくれました。 一方で、クラウンとかジャグリングなどのマニプュレーションが苦戦していた印象を受けました…。国や地域によってリアクションのタイミングや笑いのツボに違いがありますからね。

     

     

     

    最後はスタンディング・オベーションでしたね。

     

    実はオーストラリアで、スタンディング・オベーションは、あったりなかったり、まちまちなのですが、アメリカでは毎回スタンディング・オベーションを頂いています。

     

     

    キャプテンの具体的な役割とは?

     

    チームメイトの体調管理をはじめ、練習内容がどれだけ良くなっているのかなど、細かい箇所を詰めています。現在5人、カエル役のパフォーマーがいるんですが、そのローテーションを僕が管理しています。

     

     

     

    ジュニアの時代は体操選手として活躍されていましたが、緊張感やプレッシャーなどは、現在と通じるところはありますか?

     

    ある種の緊張感は似たものがありますが、あの頃は若かったのでプレッシャーに負けてしまうこともときにはありました。今では体操時代よりも経験を積んでいるので、そういったことはなくなりましたね。

     

     

     

    当時はパフォーマンスを楽しめきれなかったということでしょうか?

     

    競技自体を楽しむというのはなかなか難しかったですね。当時はショーではなく試合でしたので、ミスなくやるという、どちらかというと周りは気にせずに自分自身との格闘でした。今は仕事としてお客様を前にして行っていますので、お客さんが喜んでくれたら、それは楽しいですよね。

     

     

    体操選手としてのキャリアを終えたあと、ボランティアで、パナマで体操を教えられていました。この人道的支援に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

     

    JICAの青年海外協力隊というボランティアの枠組みのなかでパナマへ行きました。きっかけは、自分は恵まれて育ったので、違う環境である海外を見てみたかったことですね。そこで自分に何ができるのかを知りたかったんです。何もない、誰も知らない状態で、生身の人間がどこかにいったときに、当時の自分に何ができるのか知りたかったんです。いわばチャレンジですね。

     

     

    海外に出るという決断は、ここオーストラリアで現在生活されている読者のみなさんと共通する部分があると思うのですが、海外に出たことで、良かったこと、学んだことなど教えていただけますか?

     

    実は中学生くらいから海外へ出てみたいという好奇心はあって、実際に行動してみたら、大きく人生観が変わりました。この経験がなかったら、いまここにはいないですし、また違った考え方で過ごしていたと思います。

     

     

    パナマで2年間の生活を終えたあとは、拠点をアメリカのサンフランシスコに移し、そこでも同じく体操のコーチとして活躍されていました。日本とアメリカの体操はやはり、違うところもあるのでしょうか?

     

    体操のジムが日本よりもものすごく多いことが大きな違いでしょうか。ビジネスとしてはやり易い環境でしたが、あくまでビジネス思考なので、技術的に高いレベルを求められてないということにジレンマを感じていました。裾野は広いですが、ピラミッドの頂点を目指すというようなことは求められていなかったからです。

     

     

    シルクに入るきっかけとなったのは、そのジレンマが理由のひとつだったのでしょうか?

     

    もともと友達のひとりがシルクで働いていたのでシルクの存在は知っていたのですが、仕事を辞めようと思ったさい、自分が何をしたいのか考えたときに、パナマで子供たちに体操を教えたときのことを思い出しました。こんなたいしたことのない技で多くの子供たちが喜んでくれるんだという感動があって、それがずっと印象に残っていたんです。人に感動を与えることができる、それを仕事にできる。そういった自分の好きなこと、やりたいことを組み合わせて考えたら、シルクが頭に浮かびました。しかもツアーショーだったら最高だなと思って。2ヵ月トレーニングし直して、ビデオを撮って送りました。

     

     

     

    返事は一週間かからなかったと伺いました。

     

    電話が掛かってきたとき、モントリオールが本社なのに、喋り手がフレンチ訛りの方だったので、間違い電話かなとも思いました。しばらく聞いていたらシルクからだとわかって。オーディションの通知かと思ったら、「いやいや、すぐに来てほしい」って言ってもらえ、早速コントラクトの話しをしてくれました。本来はビデオを見てもらってそこからオーディションして、数ある中から選ばれたら、そこから専門のトレーニングをして、さらにポジションに空きがあれば入れるかもしれないという狭き門なのですが、そのプロセスがなかったので本当にラッキーでした。もともと僕のような体型でアクロバットスキルがある人材をこのショーのクリエーションのために探していたようなので、タイミングと運がよかったんですね。

     

     

    演目を無事終了されたときのお気持ちはどんなものでしたか? またショーが無事終了され、大声援の中幕を閉じる瞬間、どんなお気持ちなのでしょうか?

     

    5年やって来ているのでどんどん洗練されているように感じました。ある程度ルーティンになっているので1回1回ゆっくり感傷に浸っていられないのですが、上手くできたときのフィナーレはやっぱり楽しいですね。

     

     

    シルクは10年間をめどに、ひとつのショーを世界各国で続けると聞いておりますが、宮さんは今後もこの団体でやっていかれたいと思っておりますか? また他に夢や希望はありますか?

     

    今後シルクに残ることはないと思っています。他にもいっぱいやりたいことがあるので、次のチャレンジを見つけたいです。選びきれないほどいっぱいあるのですが、タイミングもあるので、勝手に決まってくるんじゃないかなと思っています。

     

     

    具体的にうかがってもいいでしょうか。

     

    芸能生活には興味がありますし、ラジオのDJなどで自分の経験も語ってみたいです。あとは農業もいいですね。自分で食材を育てながら、レストランやペンションを経営したり。実は政治家にも興味があります。まだ先は分からないですが。

     

     

    オーストラリアで頑張っている日本人にメッセージをお願いします。

     

    いろんなことにチャレンジして失敗して学んでほしいです。とりあえずやってみないとなにも始まらないので、チャレンジ精神を持って自分が変わることのできるような出会いを自分から積極的に求めて行ってもいいんじゃないかと思います。

     

     

    最後にまだシルクを見たことのない方たちへコメントをお願いします。

     

    トーテムってシルクの他のショーでパフォーマンスしているアーティストが見に来ても、「これはいいショーだね。」って評価が高いショーですので、まだ見たことがない方はぜひ来ていただいて、トーテムのストーリーや、シルクがどういうコンセプトでショーをしているのかをぜひ見て楽しんでいただきたいです。

     

     

    CIRQUE DU SOLEIL TOTEM 2014/2015 AUSTRALIAN TOUR
    シドニー 10月28日~ Entertainment Quarter, Moore Park
    メルボルン 1月21日~ Flemington Racecourse
    ブリスベン 4月10日~ Northshore Hamilton
    アデレード 6月11日~ The Plateau in Tampawardli
    パース 7月31日~ Belmont Racecourse

    チケット:cirquedusoleil.com/totem.

     

     

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