Interview with Graphic Artist KENTARO YOSHIDA | Cheers インタビュー
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    若きクラフトマンとグラフィック・アーティストの

    コラボレーション・アートショー『Undulation』開催!


    Interview with Graphic Artist

    KENTARO YOSHIDA


    オーストラリアとアメリカでシェイプの経験を重ねた若きクラフトマン、マックス・スチュワート氏によって登場したサーフボードブランド『Eye Symmetry』。サーフボード製作に使用されるハンドメイドの樹脂やリーシュループなどのマテリアルにこだわり抜き、また、その斬新なビジュアルから、いまオーストラリアのサーフシーンで注目を集めている。そんなEye Symmetryからローンチされるニューモデルのサーフボード「WAKIZASHI」に、日本人グラフィック・アーティストのデザインが採用され、7月17日にWAKIZASHIのローンチイベントを兼ねたケンタロウ・ヨシダさんのアートショー『UNDULATION』が開催される。今回弊紙では、グラフィック・アーティストのケンタロウ・ヨシダさんの軌跡に迫った。

     

     

    7月17日のアートショー『UNDULATION』はどのようなイベントなのでしょうか?

     

    Eye Symmetry主催のアートショーUNDULATIONのオープニングナイトは、ローカルサーファーやアーティスト、サーフボード・インダストリーの方々が遊びに来てくれるイベントになると思います。当日は、最近サーフテイストのキャンペーンを頻繁に行っているメキシカンビールの『コロナ・エクストラ』が、メインスポンサーとしてドリンクを提供してくれる予定です。 同イベントはもともとEye Symmetryが昨年日本へサーフトリップへ行ったさい、日本での経験からインスパイアされたニューモデルのサーフボードWAKIZASHIのローンチパーティのサイドショーとして誘いを頂いたのですが、ミーティングを重ねていき、アートエキシビジョンの方をメインにやっていこうという方向に移行していきました。

     

    サーフボードブランドEye Symmetryとの出会いは? また、どういう経緯で今回、ニューモデルWAKIZASHIにイラストを入れることになったのですか?

     

    Eye Symmetry代表のマックスとはもともとはよく海で会う友達の友達から仲良くなり、彼が独立するさいに、ロゴのデザインを助けたり、ウェブサイトのデザイン、アートディレクションをさせてもらいました。お互い若手のブランドと無名のアーティストという立ち位置だったので、助け合い、何か一緒にできたらいいなぁという流れから、今回のコラボレーション企画UNDULATIONが始まりました。Eye Symmetryがファクトリー内にアートスペースを設け、僕のようなグラフィック・アーティストや若いフォトグラファーたちとのコラボレーションのために使ってもらいたいという思いがあったことも、実現する流れを強めたと思います。

     

    WAKIZASHIのアートコンセプトを教えてください。

     

    日本のテイストを少しだけ入れたいけど、ストックイメージやデザイン素材によくありがちな、あからさまな日本は絶対に出したくないと思いました。見ていて薄っすらと気づくくらいの日本のテイストを僕自身が描くスタイルから感じとれるか、ほんと微々たる日本を出すこと、そして彼の個性的でカラフルなボードのアート性を壊さないように、白のラインだけで描くことを心がけました。WAKIZASHIのすべてのシリーズに脇差と蛇を入れることにしました。蛇は神道の中での神様なので、コンセプトと結びつくかなと思いました。蛇はアメリカントラッドのタトゥーのモチーフでもよく使われるし、僕自身、蛇をよく自分の作品のモチーフで全然違った意味ですが描いていたので、描きやすいかなとも思いました。WAKIZASHIの一本目がいきなり元ワールドチャンピオンのトム・キャロル先生への板だったので、とても緊張しました。

     

    ご自身のイラストがオーストラリアで販売される商品になったことに対して、いまの気持ちを聞かせてください。

     

    自分の絵や作るものがお金に変わるということは、単純に人がそれらになんらかの価値を感じているということだと思うので、とても光栄でうれしいです。特に絵の場合は、デザインと違い機能性も何もなく、ビジュアル一本勝負なので、それに価値を感じてもらえるということはなかなか難しいことだと思うので。

     

    そもそもデザインを始めたきっかけは?

     

    子供の頃から図工とか絵を描くことは好きでした。母がガラス作家という職業で、ものを作る人がそばにずっといたこと、そして母が集めていたほかの作家さんの絵や版画、ガラスの作品などに触れる機会が小さい頃からありました。シドニーに18歳のときに留学して、大学を選ぶさい、迷わずUTSのビジュアルコミュニケーション学科を専攻しました。そこからの流れで今に来てる気がします。

     

    どのようなときに、インスピレーションを覚えるのでしょうか?

     

    インターネットや、SNSで常に自分的にやばいと思うアーティストやイラストレーターを随時オタクみたいにチェックして、イメージをコレクションしています。さまざまなスタイルのあるアーティストたちのイメージの中に共通した自分の好きな何かがあって、それが、線の使い方や色の選び方だったりと日々模索しながら、自分の思うかっこいいグラフィックをコレクトして、そのライブラリーからインスピレーションを探しています。あとはお酒が好きでお酒の失敗を絵にしたりなど、自分の経験もメッセージやインスピレーションになっているのは間違いないです。ちなみに今回の個展UNDULATIONの意味を簡潔に説明すると、UNDULATIONは波や感情の上下運動という意味で、自分個人のお酒でのハイな瞬間と、翌日に二日酔いで後悔して落ちている瞬間のUP&DOWNが根本のテーマとなっています。

     

    最も影響を受けたデザイナーは?

     

    たくさんいますが、自分のホームブレイクであるマンリーでは、ベン・ブラウンさんに影響受けました。初めてロックバンドの『ニルヴァーナ』が来豪したときにライブポスターを描いたレジェンドで、マンリーローカルということもあり、最初は憧れでした。それが今ではアドバイスを頂けたりショーに来てもらったりできるほどの、アーティストの先輩という関係になれたことはとても光栄です。あとは『I LOVE DUST』というイギリスが拠点のデザインスタジオも、デザイン業界に入った頃からのファンでした。彼らのクルーメガ・ミュンデンさんとはインスタグラムを通して、去年一緒に仕事させてもらったことが、いまでも強烈な思い出になっています。

     

    ケンタロウさんのハンドライティングにはスカルのコンセプトが多い印象ですが、どのようなデザインコンセプトをお持ちでしょうか?

     

    よく聞かれて、いつもちゃんと答えを返せないのですが、ただ単にかっこいいと思って描きだしたのが始まりでした。そこからベンの描くスカルを見て、ディテールと質感に圧倒されて、自分ももっとかっこいいスカルを描けたらという気持ちが高まりました。スカルはアートでもタトゥーとかでもかなりメインストリームなモチーフで、いろんな人が描いてるからこそ、自分のスカルは特徴があって自分流であれたらよいなと常々思っています。あとは3年前からHANGOVER SKULLを自身の二日酔いの経験から描いていて、あれは死ぬほど辛いというメッセージから、スカルをより描くようになりました(笑)。

     

    ケンタロウさんにとって「アート」とは?

     

    作るということ自体が単純に楽しいですし、人に見てもらい、かっこいいと思ってもらったり、楽しんでもらったり、なんらかの形で、人と直接話をしたりとは別の方法でイントラクトできる手段だと思います。自分が思ってるものを描けたり、空間を作れたときは最高に嬉しくて、生きてるって改めて実感させてもらえるものだと思います。 現在のお仕事内容をお聞かせください。

    現在はローカルの広告代理店でデジタル・デザイナーをしています。デザインチームはそれぞれのメンバーが得意なスキルを持っていて、僕はそこでもやはりイラストやロゴデザインなどの戦力なので、最近は主にクライアントのロゴやアイコン、そしてイラストやアニメーションをチームのメンバーと共に作っています。

     

    他にはどのような活動をされましたか?

     

    基本的には今まで表立ったところに出る機会はなく、ずっとインスタグラムやタンブラーなどのSNSに自分の作品を投稿していました。それが去年くらいからSNSで知り合ったり、見つけたりしたシドニーベースのアーティストやデザイナーの人たちと直接会う機会があり、徐々にグループ展などに声をかけてもらえるようになってきました。今年は、『Hurley Australian Open of Surfing 2015』というサーフィンの大会でのライブペイントや、『Stupid Krap』というアートを販売している会社に声をかけてもらったり、廃材のボーリングのピンを、著名アーティストから僕のような無名アーティストまでがアートに変えるエキシビジョンに呼んでもらえたりと、特に印象に残る活動ができました。

     

    今後はどのような展開をされる予定ですか?

     

    アートショーの後、7月末にボンダイのサーフィンの大会でライブペイントしたり、8月はニュータウンのバーの壁にライブペイントをするイベントが決まっています。そして、ボンダイ発の『Authority clothing』というクロージングブランド/コミュニティに参加することも決まっています。サーフボードやキャンバスだけでなく、色々なサーフェスにサイズ関係なく描けるようになるのが今年の残りの予定というか課題です。

     

    これからオーストラリアでローカルに混ざって頑張りたいと思っている若者に、アドバイスをお願いします。

     

    あまり英語だけにとらわれず自分のキャラクターを出していけば、きっと相手との距離をぐっと縮めることができると思います。言葉以外の、たとえば音楽でも、スポーツでも、相手に伝えれるスキルや能力があればそれが武器になると思います。あとはお酒が好きなら、特にウェスタンの人と仲良くなれ、コミュニティーにも入りやすくなると思います。これは自分の経験です(笑)。

     

    最後に。

     

    アートショーは7月26日(日)までやっているので、ノーザンビーチに遊びに来た方や、サーファーの方にもぜひ立ち寄って、僕のペインティングと、Eye Symmetryの作るカラフルで綺麗なサーフボードを見てもらえたらと思います。

     

     

     

    Eye Symmetry Presents 『UNDULATION』

    場所: Eye Symmetry Art Space
    162 Harbord Rd., Brookvale
    Web: www.eyesymmetry.com
    オープニングナイト
    日時: 7月17日(金) 18:00-Till Late
    アートショーは7月26日(日)まで開催




     

    KENTARO YOSHIDA

    UTSビジュアル・コミュニケーション学部を卒業後、本格的にグラフィック・アーティストとして活動を開始する。広告代理店で勤務する傍ら、国内最大級サーフイベント「Hurley Australian Open of Surfing 2015」でのライブペイントやボンダイで行われた国内唯一のボールスケートボードの大会「Vans Bowl-a-Rama」、シドニーの若手気鋭アーティスト/クリエイターの集まる「THE TATE GALLERY(現GOODSPACE)」、QLD発のアートキュレーションカンパニー「Stupid Krup」などへ自身の作品を出展。作品はTumblrでも閲覧でき、MONDAY MO COウェブストアで購入することができる。


    Web:www.kentaroyoshida.tumblr.com
    Instagram: kentaro_yoshida

     

     

     

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