“Gaijin”が肌で感じた日本とは?! SEAN MURPHY | Cheers インタビュー
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    “毛深い青い瞳の外人”が日本に降り立った。日本を知り尽くしているつもりが、実際に住んでみると、そこは想像を遥かに越えた世界だった。恥ずかしかったこと、わからなかったこと、学んだこと…。そんな自身の経験をネタにしたコメディショー、『Turning Japanese』が、「シドニー・フリンジ・フェスティバル」の一環として、ジャパンファンデーションで無料公開される。“Gaijin”が見た日本とは一体? 今月は公演前のコメディアン、ショーン・マーフィーさんを直撃!

     

     

     

    今回ジャパンファンデーションでプレミア公演される『Turning Japanese』について教えてください。

    『Turning Japanese』はオーストラリアで日々起きている文化統合やカルチャーショックを題材にしたコメディショーです。

     

    なぜ「日本」に焦点を当てられたのですか?

    高校では日本語を専攻し、取り付かれるように日本語を勉強していました。卒業後、1年間、日本で暮らしたことがあるのですが、そこで私が経験した数々の異文化やカルチャーショックが今回のネタなんです。オーストラリアはいま、日本をはじめアジア各国との繋がりが深まってきていますが、その国の食を口にすることがあっても、歴史や言語、その他のカルチャーについて、我々、毛深い青い瞳の外人はどれだけ知っているだろう…。私はそこに目を見つけたんです。

     

    なぜ日本で暮らそうと思われたのですか?

    高校はシドニーのセレクティブ・ハイスクールだったのですが、全校生徒の約8~9割がアジア人でした。幼い頃からアジア人、特に日本人に囲まれてきた私は、SBSで日本のアニメを鑑賞したり、漢字を独学したり、暇さえあれば、アジアンスーパーマーケットに足を運んで、キムチやドリアンを物色していました。当時は〝アジアのエキスパート〟と自負していましたね。中国人の友達がいて、日本食を食べ、Kポップを聴いて…しかし、実際に住んだことはなく、自分の知識がいかに表面的であるかということに後から気づいたんです。だから高校卒業後、おもいきって東京に引っ越しました。

     

    日本では、実際どういったところにカルチャーショックを感じられましたか?

    東池袋で約1年生活していましたが、初めてのカルチャーショックは、個人空間の狭さでした。オーストラリアでは庭付きの大きな一戸建てに住んでいたのに、日本では毎日ギューギュー詰めの満員電車で通勤していました。また日本の学校では、清掃員を雇わず、生徒たち自らが掃除することは、大変驚きました。日本では当たり前のことですが、オーストラリアでこのようなことが1日でも起きたら、それは「ミラクル」としか言えない!

    また、深いレベルのお話になりますが、日本人は自身の発言や行動がどう周りに影響するかを常に考えていると思います。初めはそういった、日本人の気質を知らず、戸惑うこともありました。オーストラリアではどちらかというと、個人的な焦点が意思決定や行動に反映されますから。

    ひとつ困ったのは、日本人が持つ、オーストラリア人に対する偏見です。留学先の高校では、私がオーストラリア人というだけで、ラグビー部に招待されたのですが、私はラグビーは愚か、ボールすらキャッチできなかったので、大変恥をかいたのを覚えています。

     

    そういった環境の中で、どう溶け込んでいかれたのですか?

    まずはガラケーを購入し、ワードローブを日本のファッションに入れ替えました。そしてロックバンドに入り、音楽を通して友達を築いていきました。今オーストラリアで暮らす皆さんも、自分が得意とする分野、または興味を持つグループアクティビティに参加すれば、より一層オージーに溶け込んでいけるのではないでしょうか?

     

    逆に、カルチャーショックから学ぶことはありましたか?

    共同努力というものを学びました。日本は周りとのハ―モニーを気にするため、責任感が強いように思います。日本では「下駄タップダンス」のグループパフォーマンスをしていたのですが、オーストラリアのグループ活動では経験したことのない一体感を味わいました。

     

    日本の「お笑い」は理解できましたか?

    毎日欠かさずお笑い番組を見ていました。当時は『貧乏アピール対決』(テレビ朝日系)にはまりました。貧乏人が互いの貧乏話で対決し、実際にお笑い芸人がその自宅を訪ねて、その貧乏ぶりを拝見するというものです。残酷のようですが、なぜかそこにあるポジティブなフィーリングがたまらない。日本のコメディはいたずらやどたばた喜劇的なユーモアがあるので、誰にでも理解できると思います。そして何を言っているのか、聞き取れなくても、しっかりとテロップが出てるから、助かります!

     

    そもそもコメディアンになったきっかけを教えてください。

    昔から冗談を言うのが好きで、どんなに辛くて悲しい場面でも、面白い面を見て、人々を笑わせてきました。アマチュアコメディアンとしてステージに初めて立ったのは、シドニー大学に在籍していた頃。その後、子供のパーティエンターテイナーのバイトに就き、バットマンやスパイダーマンに扮して、パーティを盛り上げるなか、スタンドアップコメディに最高なたくさんのネタに出会うことができました。私にとって初めてのスタンドアップコメディのタイトルは「Kid’s Party Confidential」。以来、フルタイムコメディアンとして活動しています。

     

    コメディを通して学んだことはなんですか?

    忍耐力です。ひとつのショーを完成させるには、たくさんの試行錯誤が必要で、ネタを書いてはひたすら観客にためさなければなりません。面白いショーを作り上げるには、失敗は必要不可欠。

     

    もし笑いが取れなかったら?

    悪夢だ! まず大切なのは、観客を非難しないこと。笑ってくれないのは、観客がネタを理解できないのではなく、ただたん面白くないから。そして2番目に重要なのは、別のラインで攻めてみること。もともと準備したネタから外れたショーが、意外と笑いを取ったりするんです。

     

    『Turning Japanese』は、今回初めて公開されますが、どのような期待を持たれていますか?

    観客は日本人とオーストラリア人のミックスとなるので、双方が同じ場面で笑ってくれるか興味深いです。ショーの後にはフィードバックタイムがあるので、皆さんの意見を聞きたい。コメディショーというのは、少しずつ改良されていくもので、毎回内容が微妙に変更されるんです。

     

    ショーは英語で展開されますが、日本語を母国語とする私たちにユーモアを理解することはできるでしょうか?

    ショーは言葉とフィジカルの両方を入り交えたものです。それに、ピエロもパントマイムも、年齢・カルチャー問わず、誰でも楽しめる、とても強力なコメディだと思います。また、ミュージックやサウンドエフェクトなども取り入れているので、言葉を理解することができなくても、絶対笑わせる自信はあります!

     

    最後に、日本人コミュニティにメッセージをお願いします。

    私の観客として日本人の方々が加わってくれることを切望しています。皆さんのオーストラリアでの経験やカルチャーショックの話も聴きたい。ネットワークを作りに、ぜひ無料パフォーマンスに足を運んでください。

     

     

    プロフィール
    Sean Murphy
    ショーン・マーフィー

    シドニーを拠点に活躍するコメディアン。スタンドアップ、シエター、クラウンと、あらゆるコンビネーションの笑いを取り入れ、日々人を笑わせることに専念している。国内はもとより、国外のフリンジフェスティバルなどに参加。
    ※フリンジ:イギリスのコメディの形態。主に一人漫談が多いが、複数もある。

     

    『Turning Japanese』

    ※60分間のショー、15歳+対象
    日時: 9月24日(木)7pm
    9月25日(金)7pm
    9月26日(土)2:30pm
    会場: The Japan Foundation
    Level 4, Central Park,
    28 Broadway, Chippendale
    チケット: 無料   ※予約必須 予約先: turningjapaneseshow.com

     

     

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