K-1WORLD MAX 2003 & 2008 世界王者 魔裟斗 | Cheers インタビュー
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    前へ出て行くことだけを考えて

    今年4月のK-1WORLD MAX開幕戦以来、年間を通して世界のトップファイターたちと激闘に次ぐ激闘を続け、10月の決勝大会では佐藤嘉洋、アルトゥール・キシェンコという強豪2人を破り、5年ぶりに王座を奪還した魔裟斗選手。本来の人気に加え、今が旬であり多忙な生活を送っているであろう世界王者がチアーズの独占インタビューに登場してくれることとなった。魔裟斗選手との公私を含めた交流を持つ、弊誌の人気コラム“INSIDE OF THE RING”でもおなじみのRAY松村氏の力添えによるものである。数は多くないが、歯に衣を着せぬ的確な言葉で"らしさ"を見せてくれた。世界のカリスマがCHHERS読者のためだけに語ったインタビューである。

    10月1日に行われたK-1 MAX決勝トーナメントでは激闘の連続を制して優勝されました。1試合目の佐藤選手とは試合前に挑発合戦もありましたが、実際に拳を交えてみていかがでした?

    あれは試合を盛り上げるために言ったもので、実際にあそこまで上がってくる選手に弱い選手はいません。試合をしてみてやはり強い選手でした。

    決勝の相手となったキシェンコ選手とは2007年のトーナメントでも対戦しKO勝ちされていますが、前回との違いはありましたか?

    まだ若いので去年に比べてパワー、技術ともに成長していました。とにかくパンチの質が"痛いパンチ"でした。

    激闘が続く中、2度ほどダウンする場面がありました。普通の選手なら弱気になってしまいそうですが、魔裟斗選手はそこで引くどころかさらにアグレッシブさを増し、前へ前へと攻勢をかけていきました。ああいうときの心境はどのようなものですか?

    ダウンをしてからのことは良く覚えていません。ただこのままでは負けてしまうと思い、必死に前へ出て行くことだけを考えていました。

    2003年以来、5年ぶりの王座奪取となりました。毎年激しいギリギリの戦いをされてきましたが、この5年間はどのようなものでしたか?

    足を骨折したりと精神的にキツかったですね。思うように結果が出なくて、毎年モチベーションの維持が大変でした。

    ストイックに自分を追い込むぶん、「長くはやりたくない」というような発言もされますが、それでも魔裟斗選手をリングに向かわせるものとは何なのでしょうか?

    やはりまだもっと強くなれると信じてやってきたので、それを実証するためですね。

    大会後、メディアからは引退説も出て、魔裟斗選手は「温泉に行ってゆっくり考える」と話されていました。リフレッシュできましたか?今は次のステージが見えている状態ですか?

    試合が終わってからは、夫婦で温泉に行き休みました。これからのことは体と相談しながら考えます。まだ先のことは決めていません。

    以前、ラスベガスで試合をしたいということも話されていましたが気持ちは変わりませんか?聖地とも言えるラスベガスで活躍する魔裟斗選手の姿は日本のファンもぜひ見たいと思います。

    今はそこまで強くは考えていませんが、条件面や環境が整えばですね。

    近いところでいうと今年も大晦日には〝Dynamite!!〟という格闘技のビッグイベントが開催されます。テレビ中継もあり、一般層にまで届かせるという部分で、魔裟斗選手に期待する声は多いと思われます。今年も参戦されるのでしょうか?

    大晦日についてはまだ何も決まっていません。。

    2007年には女優の矢沢心さんと入籍されました。ファイターとして何か心境の変化などはありましたか?

    生活の面では変わりませんが、精神的には背負うものができましたので、そこの部分は変わりましたね。

    去年、今年と以前にも増してアグレッシブな攻めの試合をされているように思います。事実、名だたるトップファイターをKOで仕留めることが多いですが、どこかできっかけとなる変化みたいなものはあったのでしょうか?

    やはり自分の強さを最も発揮できるファイトスタイルが、"攻め続けること"だとわかったことです。

    90年代には全日本キックでファイトされていて、2000年にはWolf Revolutionという自主興行も始められました。キックボクシングはなかなか大きな注目を浴びることの難しいものだと思いますが、今のように世間から広く認知される姿というのは当時想像できましたか?

    〝想像していた〟というよりも自分が〝メジャーにしてみせる〟という気持ちでした。これも自分を信じてやって来た結果です。

    テレビでお目にかけることも多いですが、芸能活動は好きですか?また、そこには格闘技を一般層にもアピールしたいという気持ちもあったりするのでしょうか?

    もちろん格闘技をアピールしたいというのもあります。それと自分にとって色々と経験することも大事だというのもあります。

    K-1イベントプロデューサーの谷川貞治さんは不思議な魅力を持つ方です。谷川さんはどのような方ですか? お付き合いなどあるのでしょうか?

    試合後も食事をしました。いろいろと理解のある人です。見た目よりちゃんとしているひとですよ(笑)。

    魔裟斗選手はもうずっと顔としてK-1 MAXを牽引されています。魔裟斗選手のポジションは代わりのきかないものだと思いますが、新しい世代は育ってきていると思いますか?

    どうなんですかね。いずれにしても僕が現役でいるうちは出てこないんじゃないですか。強いだけでも難しいでしょうし。注目されるのは大変なことですよ。

    海外での合宿もされるかと思いますが、候補地としてオーストラリアはどうですか?シドニーを訪れたことはありますか?

    海外での合宿はK-1が始まってからはないです。シドニーには行ったことないですね。

    いつかシドニーでも魔裟斗選手のファイトを見てみたいです。可能性はありますかね?

    どうでしょうね。まわりの盛り上がり次第ということでしょうね。

    たくさんの日本の若者がオーストラリアに滞在して夢を追いかけたり、探していたりします。そんな人たちに向けて魔裟斗選手流のアドバイスをいただけますか?

    夢を持ち続けることは重要です。あきらめることは簡単ですからね。〝継続は力なり〟です。頑張ってください。

    魔裟斗

    1979年生まれ、29歳。90年代から全日本キックボクシング連盟で活躍。2002年に始まったK-1WORLD MAX世界大会にエースとして参戦して以来、実力と人気の両面でK-1MAXをリードし支え続けている。2003年のK-1WORLD MAX世界大会を制し、日本人として初のK-1世界王者となる。ファイターのレベルが上がり続ける中で、2008年10月に5年ぶりとなる王者に返り咲き、世界一を証明してみせた。2007年に女優の矢沢心と入籍。
    所属:シルバーウルフ
    身長:174cm、体重70kg
    戦績:61戦 53勝(24KO)6敗2分

    RAY松村

    シドニー・エンターテインメント・センターで格闘技イベント「XPLOSION」を開催するなど、プロモーターとして最前線で活躍している。そんな松村氏の格闘技界での広い人脈により、今回の魔裟斗選手との独占インタビューは実現することとなった。最初から最後まで魔裟斗選手サイドと直接コンタクトを取り、この企画の実現に協力してくれた。魔裟斗選手の弊紙登場はひとえに松村氏あってのことであった。松村氏の手によるシドニーでの熱い格闘技イベントの開催が待ち遠しい。


    RAY松村からのメッセージ

    私はオーストラリアの新聞などに「なぜバイオレンスをプロモートするのか?」という風に聞かれることがある。確かに戦いはリングの中とはいえバイオレンスに取れるかもしれない。だが格闘技とは武道の延長線上にあるものであり、精神を鍛えることで社会での暴力も減るのだと訴えてきた。ゲームや映画の中では、当たり前のように武器を使い、人を殺すようなものが リアルに描かれる。だが実際の戦い(リングの上)では二人の勇士が自分の意志で力を試すべく、正々堂々と戦うのだ。そこに作り物では出せない本当のドラマやメッセージを読み取ってほしいと思うのである。


    CHEERS 2008年3月号掲載

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