卍LINE #01 | Cheers インタビュー

卍LINE #01 | Cheers インタビュー

Cheers インタビュー

interview with 卍LINE

なによりも現場を大切にし、地道にライブを続けることで実力を養ってきた卍LINEは2008年に1stアルバムを発表した。
避けようもない先入観と向き合いながらも、結果的に彼は自身が信じる音楽によってレゲエ・アーティストとしての評価を業界から、そしてリスナーから勝ち取ってみせた。
卍LINEは強烈でシニカルな言葉により社会の矛盾を、欺瞞を突き刺す。
また一方で友情や恋愛、ポジティブに前を見据える姿勢なども扱うその多様な作風からは、純粋に音楽を楽しむ彼の姿が自然と伝わってくる。
そのどれもが等身大の彼の姿ということなのだろう。
6月にオーストラリアツアーを行う卍LINE。
自らの力、愛する音楽、そして大切な仲間たちとともに本気で今を生きる彼を見ることができる。
彼のメッセージに耳を傾け、現場で偽りのない声を聴いて、それぞれにどう感じるのかを確かめてみてほしい。

レゲエ、HIP-HOPなど音楽シーンと関わることになったきっかけを教えていただけますか?

高校の頃とかはバンドやったりしてて、それからクラブ行くようになってブラックミュージックが好きな先輩・友達が増えて、自然とそういう環境になっていった感じ。

2008年6月に発売されたデビューアルバムのリリースまでは、どのような活動をされていたのですか?

2000年くらいからリリックとか書きつつ〝影練〟してて(笑)。で2007年頃から本格的に現場に出るようになった。現場が活動のメインだね。

ライブやCDリリースなど、本気で音楽活動をしようと思ったのはどんな心境からですか?

音楽が好きで、皆にもっと直にメッセージを届けたいから。それと自分が自分であるために、ありたい自分であるために歌ってる。

自身の音楽活動を表す『卍LINE』というネーミングの由来を教えていただけますか?

卍は「太陽」「幸運」「調和」「渦」「時間」「忍」という意味を持っていて、それらの放射線(LINE)ということ。

ファーストアルバム収録の『R.I.P TERRY THE AKI-06』という曲を〝最高の友へのレクイエム〟と表現されています。よろしければ、曲中に出てくるTERRY氏(ラッパー、2007年死去)との関係、思い出などを聞かせていただけますか?

嫁から2003年頃紹介された友達で、すぐ仲良くなって、お互い東京と大阪で離れてたけどよく会ってた。俺に歌い方とか楽しみ方を教えてくれた人。とにかく、ぶっ飛んだ人だった(笑)。

もんたよしのり、BIG BEARとの競演で今年4月20日にリリースした『ありがとう』もTERRY氏への気持ちを込めたものですね。この曲を作ることになった経緯を教えていただけますか?

俺ともんたさん、BIG BEARの3人はもちろん、プロデューサーのASSASIN(SCORPION)やトラックメーカーのAKIO BEATS、スタジオ・エンジニアのKAZUHIKO、この曲に関わった全員がテリーくんと友達だから皆で思いを届けようと。忘れたくないから。

2枚目のアルバムを完成させたとお聞きしましたが、どのような作品に仕上がりましたか?2度目のレコーディングになりますが、デビューアルバム制作時との違いを感じることはありましたか?

一枚目より音的にも、詩的にも確実に〝自由〟になれたし、パワーが出てる。ダンスホールというジャンルにこだわらず、もっと言えばレゲエであるということにすらこだわらずに、ゆっくりめなトラックが多く収録されてる。あとコンビも4曲入ってるよ。

レゲエのどういった部分が卍LINEさんを惹きつけたのですか?

等身大の土臭さ、ダサカッコよさ、ラフさタフさ、それぞれのキャラが濃い上に一枚岩なトコとか、他にも色々だね。

音楽活動をしていて最も喜びを感じる瞬間を教えて頂けますか?

曲作ってる時とか、録ってる時。それとライブしてる時とか、色んな瞬間があるよ。

弊誌の読者の大半はシドニーで生活しています。卍LINEさんは海外に住みたいと思うことはありますか? また海外での生活は生き方、考え方にどのような影響を与えると思いますか?

住むならジャマイカか、ハワイ辺りがいいかな。どう影響を受けるかというのは、本人のアンテナの感度次第じゃないかな。

海外に住んでいると日本人としてのアイデンティティを考えさせられる機会が多くなるように思うのですが、卍LINEさんも日本や日本人の成り立ちなどを考えることはありますか?

もちろんです。ROOTS。

様々な思いを胸にオーストラリアへ渡って、現地で生活をしている若者たちに、卍LINE流のアドバイスをいただけますか?

たった1度のLIFE TIME! さあどうする!?

卍LINE
1979年生まれ。神奈川県横須賀市出身。2007年頃から本格的な音楽活動を開始し、全国のダンスの現場、ビッグダンス、野外フェスティバル、海外のイベント等で年間100本近くのライブをこなした後、2008年にデビューアルバム『卍LINE』を発表。独特の圧倒的なライミングから放たれるピュアなリリックが、各地でオーディエンスの心を打っている。現在はライブツアーと2ndアルバムのリリース準備を同時進行中。リリースチューンも続々と控え、今後ますます期待が高まる最重要Ragga Dee-Jay。
卍LINE official site: www.manjiline.com
  • 卍LINE
  • 卍LINE
  • 1stアルバム「卍LINE」
  • 2008年6月25日発表

CHEERS 2009年7月号掲載


ページトップへ