オーストラリアで活躍する日本人デザイナー YU | Cheers インタビュー
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    今を美しく生きる女性たちへ

    オーストラリアやアジアから100人以上のベスト・デザイナーが集結し、世界のファッション業界から注目を集める恒例のイベント『ローズマウント・オーストラリアン・ファッションウィーク』が4月28日から5月2日まで開催され、“08/09年春夏コレクション”を発表した。五十川明氏に続き、ファッションウィークで取り上げられる2回目の日本人デザイナーとなったYU。2006年にブランドを立ち上げたばかりながら、日本人らしい繊細な感性、丁寧なもの作りの姿勢に評価を受け、抜群のデザインチーム・ワークで躍進を続けるお2人、小西湧さんと田坂今日子さんに話を伺った。

    シーズンごとに、テーマ、コンセプトを設定し、私、小西がデザイン出しを行います。それを元に田坂がパターン(型紙)を作成し、お互いにディスカッションを重ねて最終のイメージスタイリングを2人で作り上げていきます。私たちは12年来の大親友ですが、仕事にはお互いに厳しく妥協のない姿勢で取り組んでいます。

    シーズンごとに、テーマ、コンセプトを設定し、私、小西がデザイン出しを行います。それを元に田坂がパターン(型紙)を作成し、お互いにディスカッションを重ねて最終のイメージスタイリングを2人で作り上げていきます。私たちは12年来の大親友ですが、仕事にはお互いに厳しく妥協のない姿勢で取り組んでいます。

    お2人の出会いについて教えてください。

    ファッション学校在学中に出会いましたが、第一印象でお互いにビビッときました。当時の友人たちの中でも、将来的な展望だとか、目指す方向性を夢中で話すことができる唯一の友でした(小西)。卒業後、小西は東京、私は大阪で就職となり、多忙のため疎遠になりましたが、4年後の私の東京転勤をきっかけに再会し、お互いに変わらないフィーリング、ハングリー精神を確認し合いました。これが2人で何か創り上げていくことを意識し始めたきっかけだったと思います(田坂)。

    なぜオーストラリアでブランドを立ち上げることに?

    10年前に初めてホリデーでオーストラリアに滞在したのですが、その間家に滞在させてもらった友人は当時、五十川明氏の下で働いていました。ちょうど五十川氏がブランドビジネスを始めた頃で、スタジオに遊びに行き、ご挨拶することもできました。オーストラリアのファッションシーンを知り、日本と比べると、これからグローバルに成長し面白くなると思いました(小西)。日本の市場は物が溢れていて、次から次へと洋服が捨てられていきます。それに疑問を感じたのと、自分たちのもの作りに集中することがここでできると思ったからです(田坂)。

    オーストラリアという国についてどう思われますか?

    自由で人が優しく、たくさんの可能性とチャンスを秘めていると思います。

    言葉もカルチャーも違う国で、ブランドを立ち上げるのは想像以上の苦労や困難があったと思いますが、いかがなものでしょうか? 

    まず、すべて手探りから始めました。何をどこで調達できるか情報収集し、自分たちの足で歩き回りました。日本と比べて情報が少なく苦労しましたが、2人の持つ目標を信じて懸命にやってきたところ、多くの人に助けて頂き感謝しています。

    YUのコンセプトについて教えてください。

    コンセプトは“Feeling & Attitude”。ジャケットに袖を通した時に背筋がピンと伸びる緊張感や、ヒールを履いて歩く時に感じる新しい自分など、そんな瞬間を大切にしている女性のためのブランドです。情熱は内に秘めてエレガント、自由に力強く前進し続ける、自立した大人の女性をイメージしています。

    立ち上げの2006年から現在まで、ローカルのファッション業界者からはどのような反響が得られてきましたか?

    YUブランドのすべての生地、工場は日本のものを使っていますが、日本人独特の繊細な感性、丁寧できめ細やかな仕事が評価され、たくさんの励ましのお言葉を頂きました。工場には作成前に自分たちの目指すものを伝え、クリエイティブな視点でじっくり話し合います。今では安い中国の工場に事務的に縫製依頼するメーカーさんがほとんどですが、私たちは日本独特のもの作りの良さを大切にしています。

    ブランドを立ち上げてから五十川氏とは再会されましたか?

    チャリティーイベントでお会いし、ご挨拶させて頂きました。10年前に実はスタジオでお会いしていた際のことはこちらから触れませんでしたが、当時からずっとブランドビジネスを続け、成功させている五十川氏と再会できて感激しました。非常におおらかな方で、“頑張って下さい!”とのお言葉を頂戴しました。

    今回ファッションウイークで発表されたコレクション、08/09年春夏“Transform the revolution”も全体的にエレガントで素敵でしたが、今回のコンセプト、意識された点は何でしょう?

    特にカッティングを重視し作成しました。シャープであるけれども、女性の体のやさしさを意識したラインや、構築的であるけれども、フェミニンさを大切に全体的にエレガントで洗練されたスタイルを大事にしました。

    ファッションウィークを終えていかがでしたか? 最終日のショーではトップを飾り、観客の大きな歓声を受けておられましたが。

    正直、ホッとしております(笑)。ファッションウィークで発表することができたのは大きな前進で、大変嬉しく思っています。また、観客の歓声に勇気づけられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

    ショーで観客全員にYUブランドのショッピングバックとコレクションブック、さらにYUロゴ入りの金太郎飴を配られていましたが、どのような気持ちで用意されたのでしょうか?

    ショーにお越し頂いたお客様に対して“ありがとう”の気持ちで用意させて頂きました。

    ショーを終えて、ファッション業界からの反応はいかがでしたか?

    いくつかの媒体から問い合わせを頂き、良い反応を得ることができました。

    服をデザインする際にインスピレーションを与えられるものは何ですか?

    インスピレーションはいろんなところから刺激を受けます。例えば、音楽、街並み、写真、友達、文化、映画…数え切れませんが、共通して言えることはいつもYU WOMANの女性像を大切にしています。

    お2人とってファッションとは何でしょう?

    JOY&HAPPINESS!!

    今の日本女性のファッションについてどう思われますか? また、オーストラリア女性のファッションについてはどうでしょう?

    日本の女性はとてもオシャレで流行に敏感だと思います。オーストラリアの女性は流行よりも自分のスタイルで着こなしているのではないでしょうか?

    オーストラリアで暮らす日本女性に対し、ファッションについて何かアドバイスがあればお願いします!

    “自分らしさ”を大切に、ファッションを楽しんでください!!

    将来の展望をお聞かせください。

    音楽やダンスなどもそうですが、ファッションに国境はないと思います。日本やオーストラリアといった枠にとらわれることなく、常にグローバルな視野をもって、成長していきたいと思っています。

    それぞれのステージで頑張るチアーズ読者に一言!

    言葉の壁はあると思いますが、一番大事なことは言葉よりもその人の姿勢にあると思います。どんなフィールドでも自分が1つの目標を信じて一心に向かっていれば、その熱意やエネルギーに自然と人は集まり、助けられると思います。何かを成し遂げるには、そういう人の輪は本当に大切。それぞれの目標に向かって、頑張って下さい!!

    YU Design Team

    小西湧…1976年鹿児島生まれ。田坂今日子…1975年大阪生まれ。
    2人はファッション専門学校ESMOD JAPON大阪校在学中に出会う。共に1998年卒業後、小西氏は㈱三陽商会、㈱ワールドでデザイナーとして、田坂氏は㈱ワールドでパタンナーとして8年間の経験を積む。2006年2人で渡豪し、YUを設立。同年、06/07年秋冬“Birth of a New muse”Private Collectionを発表。2007年にRunway showにて07/08年 春夏“Brave New world”をプレスラウンチ、BLICKFANG International Design Expo in Zurich“Sydney Corner”に招待デザイナーとして、07/08年秋冬“Luxuriant Retrogression”を発表。2008年にRosemount Australian Fashion week(New Generation Collection)にて08/09年春夏“Transform the revolution”を出展。

    Tel: 02 9516 3230
    E-mail: info@yu-couture.com
    Web: www.yu-couture.com


    CHEERS 2008年6月号掲載

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