日本ヒップホップ界に欠かせないサウンドクリエーター DJ KRUSH #2 | Cheers インタビュー
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    DJ Krush

    DJクラッシュが今年も来豪!!

    yoji

    日本のヒップホップを語る上で欠かせないサウンドクリエーター・DJ、Krush。日本で初めてターンテーブルを楽器として操るDJとして注目を浴び、1994年リリースの1stアルバム、『KRUSH』をきっかけにその名は国境を越え、世界中のヒップホップシーンで高い評価を受けることとなった。5月の来豪を前に、国内外で絶大な人気を誇るDJ Krushに話をうかがった。

    まずは、今回のツアーでオーストラリアは何度目になりますか?

    何度目かな。ツアーとしては4回目かな。でも単発の公演やフェスを合わせるとかなり来てるよね…。

    2006年に来豪されてから約1年半になりますが、その間、Krushさん自身の音楽やプレースタイル、活動はどう変化されましたか?

    ハードの面では約1年位前からRANE SELATO SCRATCH LIVEを使ってる。9.11のテロ以降、手荷物および預け荷物の基準が航空会社によってはかなり厳しくなってて、重たいレコードバッグを持ち込むとかなり高額な超過料金を取られてしまうのと、盗難防止対策で海外に関しては昨年くらいからラップトップに切り替えた。まぁ、良い面も悪い面もあり、何とも難しい感じだね。良い面は未発表曲をすぐにプレイできるし、またDJセット全てをオリジナルの新曲でプレイすることもできるから、お客さんの反応を随時感じることができることだね。またツアー中にアイデアが浮かんだら即ホテルで曲制作をして、その日の晩のイベントでプレイができると言った感じでフットワークが良いってのもあるかな。あと腰が痛くならないってこともね(笑)。悪い面は、時々ヘソを曲げてしまうコンピュータ… 突然に! 気持ちのどこかで安心できないとこかな。

    今回で3度目となるTransmissionではどのような選曲、パフォーマンスが期待できますか?

    “テック・ダンス”という言葉を最近かってに作って使っているんだけど、テクノ、ハードダンス、トランスが交じり合った新しいスタイルが今僕の中で新たな感覚として生まれている。長い間縦ノリのドンドンドンっていう音が人気だったけど、これからは少し横に揺れるバイブがはやると 思うよ。あと海外でプレーする時はその各地でみんなが知っている曲をリミックスすることもあるんやけど、今回はスケジュールが結構タイトなんで、実現できるか分からない。

    昨年6月に自身初のDVD作品『吸毛常磨』をリリースされましたが、なぜ長き活動を行っている中、このタイミングで、そして何をきっかけにリリースを決意されたのですか?

    前作のベストRemixアルバム『Stepping Stones』が過去を振り返ったアルバムだったので、その流れでDVDもリリースしたらどうかということになったんだ。日本では昨年の春にリリースしてたんだけどね。かなりの数の映像資料の中からの編集だったので制作サイドは大変だったよ。明けても暮れても俺の顔を見ての編集作業は想像を絶する…(笑)。監督も大変だったと思うよ!

    収録されている映像の中で一番思い出深いものを、そのときのエピソードと一緒に教えてください。

    どれもこれもとても刺激的な思い出として焼き付いているけど、同じDJという立場から親近感を感じたDJ SHADOWとのスタジオ作業は、お互い言葉が違い、住んでいる場所も文化も違うのに、とてもスムーズに事が運んで行ったのを覚えてるよ。スピーカーから爆音で吐き出されるピカピカのダークな音楽が、HIP HOPが、2人のコミュニケーションをつかさどる言葉に変貌して国境を超えてたね。音楽好きの俺たちにはそれだけでもう十分だったよ。

    Krushさんはこれまで日本人のみならず、幅広いバックグラウンドの方をフィーチャーされていますが、オーストラリア人で誰か気にかけている方はいますか?

    正直今のところパッと名前が出てくる人はいないな…。逆にオススメアーティストはいるかい?

    音楽は時代とともに常に変化していくと思いますが、Krushさんの目から見て、最近のヒップホップはどのように変化していると思いますか? また今後どのような展開を見せるでしょうか?

    世界中に広がって、各国独自のスタイルでHIP HOPを表現している人達がかなり増えたね。色々なスタイルに枝分かれして、様々なスタイルや言葉が世界各国から吐き出されて行くんじゃないかな。凄くポジティブに捉えてるよ。

    ご自身のウェブサイトにDJ Krushさんが撮られた写真の数々が掲載されていますが、カメラは常に持ち歩いておられますか? ちなみに使われているカメラの種類は?

    カメラの機種はPanasonic DMC-FZ-1。最近は持ち歩いてないですが一時期ハマッて持ち歩いてたね。

    どれも素敵な作品ばかりで、吸い込まれそうになるのですが、どういった時がKrushさんにとってシャッターチャンスですか?

    観てくれてとてもうれしいね。その風景を観て瞬間的に感じる物があれば自然にシャッターを押している感じかな。

    作品の多くは大空に広がる雲や夕日ですが、いつもどのような心境で空を見上げているのですか? 

    普段音楽制作の時は機材に向かい、下ばかりの視線で作業をしてる。だから背中に背負った色々な重みを時には噛み締めて、時には吐き出すことを空と向き合うんだ。どうにもならない位に空はとてつもなくデカイ!

    これらの写真から音楽製作のインスピレーションを得られることはありますか?

    ある瞬間を切り取る行為は音楽制作と似ている部分があると思うね。例えばある一瞬の空気を拾い上げ、サンプリングし構築し構成して一曲に仕上げて行く感じ。何か近い物を感じる。そして写真の世界も奥がとても深い。ハマったらまずいと恐怖すら感じるよ(笑)。

    クラッシュさんにとって、音楽とはなんですか?

    想像力の遊園地。

    他に気になる、お気に入りのニューカマーはいますか?

    日本人もヤバいアーティストが大勢いるのでぜひチェックしてみてほしいね。

    曲の節々で和にたいする思いが感じられます。マーケットを海外に拡大するにおいて、日本発信の音楽はどう受けとめられていますか?

    自分の中に潜む和という感性は日本独特の物だと思うので、自然に音に変換し世界に届けばと思っています。感じてくれてるかな?

    20年という長い間活躍されていますが、ご自身の活動とパワーの源はなんですか?

    想像力を掻き立てる物との出会いをオープンマインドで自分の脳内へ染み込ませる感じ。俺の音楽を聴いてくれる人達からのパワー。そして家族。

    オーストラリア(シドニー)へ来る度に毎回欠かさず行かれるお店やレストラン、観光スポット、また訪問される友人などはいらっしゃいますか?

    忙しい日程のツアーで訪れることがほとんどだから、特定なことは少ない感じだね。ホテルで死んでる率が高いよ…。

    今回の公演ではどのようなパフォーマンスや選曲が期待できますか?

    おたのしみ!

    今後の展開をお聞かせください。

    ニューアルバムに向けて色々と動いてるよ!

    弊紙は今月号で10周年を迎えます。コメントをいただければ幸いです。

    おめでとう!! 続けることは山あり谷ありの連続ですが、私もめげずに乗り越えてきたし、これからも乗り越えて行くのでお互いの道筋を楽しみながら歩きましょう!

    最後に、シドニーでがんばっている読者の方にコメントをお願いします。

    悔いの無い生き方を模索し、多いに悩み、多いに楽しんで、自分自身を探してください!

    DJ Krush Profile
    1962年東京生まれ。1980年代初頭に公開された映画『ワイルド・スタイル』に衝撃を受け、ヒップホップに足を踏み入れる。1987年にKRUSH POSSEを結成。日本を代表する実力派ヒップホップ・チームとして、様々なメディアで活躍。1992年の解散後はソロ活動を精力的に行い、日本で初めてターンテーブルを楽器として操るDJとして注目を浴びる。1994年に1stアルバム『KRUSH』をリリース。ソロ作品はいずれも国内外の様々なチャートの上位にランクインし、6thアルバム『漸-ZEN-』は、'インディーズのグラミー賞'といわれるアメリカのAFIMアワードにおいて特に芸術性の高い作品に贈られる'ベスト エレクトロニカ アルバム 2001'最優秀賞を獲得。2006年、自身による初のセルフリミックスベストアルバム「STEPPING STONES」をリリース。2007年、これまでの12年間の足跡を記録したドキュメンタリーDVD BOX 「吹毛常磨」をリリース。

     



    ※こちらの公演は
    すでに終了しています



    DJ KRUSH
    日時:2008年5月24日(土)
    会場:Oxford Art Factory

    CHEERS 2008年5月号掲載

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