日本人DJ DJ NAIKI | Cheers インタビュー
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    色々やってみたけど、
    自分にはコレしか出来ないんだよね

    今、シドニーのクラブDJの名前の中に、よく見る名前がある。『DJ NAIKI』。オーストラリアのクラブシーンを引っぱっている日本人だ。
    厳しい音楽業界のほんの一握りの成功者。どんな人なのか以前から興味があり、第1回目に選ばせてもらった。
    その人は、待ち合わせ5分前に到着した私よりも先に待っていた。鼻にピアス、HIP HOP系の格好。そして目力の優しい、物腰の柔らかい人だった。

    まず、いくつくらいの時にDJという仕事と出逢い、ここまで辿り着くまでにどのくらい時間がかかったのか知りたかった。ただの平坦な道のりではないだろう。

    「始めたのは二十歳くらいから。元々地元で回してて、こっちへ来たのは94年で、初めはワーホリで来たんだよね」

    すぐこの仕事を?

    「いやいや。初めは、こっちでDJになるためには顔を覚えてもらわなきゃって、色んなクラブに行きまくってた。毎日のようにオープンからラストまで、あっちこっちのクラブに入り浸ってたよ。どこのクラブがいいか以前に、どこにあるのかも分かんないからレコード屋の店員と無理やり友達になってくっついて行ったり、知り合いからどこがいいか聞いて行ったり。後は何度もデモテープを送ったりもしてたかな。"Too much HIP HOP"って言われたりして(笑)。そしてだんだん回させてはもらえるようになったけど、初めのうちは無償だったり、ギャラは酒だったり(笑)」  こまっちゃうよね~と笑いながらタバコをふかすその笑顔は、今ではいい思い出と語っている。「だからね、お金ないでしょ?掛け持ちで真珠屋さんやってたの(笑)。社員にさせられそうになったんだから。でも生活するので精一杯なのに、機材やレコード代もかかる訳じゃない?1日ホットドッグひとつ食べれたら良かったときもあったしね、そこの社員になるのもちょっと考えちゃったよ。そんなときもあり、今に至るわけです。やっぱり、何にしてもやり続けることが大事。だって乗り越えるまでに諦めたら、夢は叶わないし…と思う」

    そしてそんな時代を越えた今、1ヶ月にレギュラー、ゲストを含め何本くらいこなしているのだろう。

    「こういう職業だしね、季節で変動するけどレギュラーは今3~4本くらい。多いときで6~7本かな?そんな感じでゲストなんかも全部合わせて月 15~20日くらい回してます。今やってるシドニーのレギュラーイベントはThe Hunter Hotelの『Soul Train』(金)、INNC Barの『The Studio』(土)、HOMEの『MOBO』(土)、『Jacsons Ba』r(日)。一番好きなのは、自由にやらせてもらえるからThe Studio。オススメです(笑)。シドニー外だと、メルボルンのNext Blue、ニューキャッスルのFunnyっていうクラブでも月1回、週不定で金曜にやってる。ゴールドコーストも含めクイーンズランド方面なんかもたまに。国外だとインドネシア、ジャカルタにも行くかな。特に国外はクラブ発展途上国だから、お客さんが何でも吸収しようとハングリーですごい楽しい!今はやっと色んなところに呼ばれるようになった。だんだん形になってきたかな…。日本ではこの前池袋で回したけど、今はメインには考えてない。機会があったら」

    そんなシドニーを拠点にワールドワイドに活躍中の『DJ NAIKI』は、どういったジャンルをプレイしているのだろうか。

    「基本的にはHIP HOP、RNB。それと新曲やレゲエなんかも。オージーは日本人と少し違ってパーティトラック系はあんまりウケないんだよ。日本人ってクラブとかファッション関係進んでるから認めてはもらいやすいんだけど、その日本人感覚が先行き過ぎちゃうと、こっちでは通じないときが多いから選曲は難しい。けど、オージーの感覚を日本くらいのレベルまで引き上げていきたいから、やっぱり新曲とかかけてるよ。でも今でこそやっと『DJ NAIKI』としてのブランドが確立してきたから自分を崩さずかけられるけど、昔はイベントによってオーガナイザーの言う通りにかけなきゃいけなかったから、決まったものしか出来なかったんだよね。だから今レギュラープレイスでは好きな曲かけたり、ここぞとばかりに自分の色出させてもらってる。その時の反動かな(笑)」

    謙虚な中に見え隠れする曲に対する強い筋を通している。そこまで選曲にこだわる理由はどうしてなのだろう。

    「言われた通りにかければウケるけど、それじゃやっぱり"それだけ"のDJになっちゃうし、自分に納得できないからかな」

    ではDJ仲間達とコミュニケーションをとったり、シドニーで仕事をする上で必要な英語は元々話せたのだろうか。

    「全然(笑)!5年くらいかかって、やっとなんとか状態。でも、今でも全然だよホント。学校だって1回も行ってないし(笑)」

    "英語が全然ダメ"と、言うが、オーストラリアやUKのDJ友達のことも話してくれ、特に仲のいいDJは?と、少しつっこんで聞いてみると少し困った顔をしてこう教えてくれた。

    「挙げたらきりがないな。NINO BROWN、Chif Rockersが、同じクルー(パフォーマンスグループ)で、何かイベントとかしよう!ってなってもみんな個性が違うからおもしろいし、Leon Smith、PETERも仲がいいかな。みんな、GAS、cave、で回してる奴らだから、イベントで名前見つけたら行ってみて。おもしろいと思うよ!」

    今後の予定と活動についてはこう語る。

    「これからまた自分のクルーと色々やりたいな。最近ちょっとやってないから。それと、最終目標ってわけじゃないんだけど、これからトラック(曲)を作ろう と思ってるんだよね。Soulや80'sをベースにした暖かくて濃いやつ。最近薄い曲が多くて、気に入った曲がないなら自分で作っちゃえって(笑)。それ にDJとして自分の作品を残したいってゆーのもあるし。だから今、曲を作るための機材とか集めてる最中。目先の予定は、1月25日(火)にSUZI Qで『O-II-SHI!HIP HOP JAM』、1月28日(金)にCAVE NIGHT CLUBで『BLING BLING』、他にもいろんな所でやります」

    そして最後に、"DJ NAIKIにとってDJとは?"と聞いてみた。

    「ずっとやりたかったことで、ずっとやってきたことで、まだまだ発展途上なこと。色々やってみたけど、自分にはコレしか出来ないんだよね」

    ローカルのDJたちと肩を並べ雑誌に載り、プレイしているDJ NAIKIさんは、最後まで柔らかい謙虚な人という印象は変わらず、先を見る力に優れ、オージーだけでなく全てのHIP HOP、RNB好きの"流行の感覚"を、先へ先へと引っ張っていってる人だと、私の目には映った。そしてシンプルな生き方や言葉の中に、これからも『DJ NAIKI』として突っ走る強い信念を見ることができた。

    DJ NAIKI myspace

    http://www.myspace.com/djnaiki

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