日本のダンス業界の最先端を走る PaniCrew | Cheers インタビュー

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ダンスに国境は無い

今ではよく耳にするようになった彼らのグループ名『PaniCrew』
そもそも『PaniCrew』の由来ってどこからきているのですか?

「大勢の人を驚かせたい、パニックさせたいという意味で『Panic(パニック)』、そして船などの乗組員、『Crew(クルー)』のふたつの言葉を合わせたものが『PaniCrew』、関西弁の『パニクってる』にもかけてるけどね」と語るモリチさん。

PaniCrewの現リーダーや、メンバーのホーリーさんも所属していた『パケラッタ』というダンスユニットで活動していたモリチさんは数多くのコンテストやイベントに参加する中、他のメンバーが所属していたユニットとライバル関係にありながらも交流を深め、コラボレーションを始めたという。

ライバルからチームメンバーまでになったのはやはりお互いにひきつけるものがあったからですか?

「そうですね、やはりダンスというもの、特に当時はまだ知り尽くされていなかった『POPPING』のこだわりでお互い強く引かれたと思います」

96年には『PaniCrew』のゴウさんやタカシさんも籍を置いていたユニット、『NEW PowerG』とコラボの上、日本最大規模の大会「Japan Dance Delight」に挑戦、惜しくも2位という結果を残した。「あれはまじ悔しかったです、でも次へと繋がりました」。 新たなメンバーを加え、今度は『3D Connection』としてダンスを続けてきたモリチさんは98年、「Japan Dance Delight」に『NEW PowerG』とコラボし、再び挑戦。見事に優勝し、リベンジを果たした企画ユニットは現在の『PaniCrew』としての第一歩でもあった。

アンダーグラウンドでトップに立った『PaniCrew』が次に目指したのはオーバーグラウンド、いわゆるダンスに興味の無い人をどう魅了するかということであった。ダンスだけに捕らわれず、「真のエンターテイナー」を目指したPaniCrewはストリートでのパフォーマンス、「ストリートライブ」を数々と行った。「ダンスを武器に色々面白いことをしよう」と決めた『PaniCrew』は新しいジャンルのダンスを築きあげていた。アップなダンスや音楽とは裏腹にコミカルなキャラクターが人気の秘訣ともいえる『PaniCrew』、

中でもモリチさんのダンス、『ブルブル』は定番ですが、いったい『ブルブル』はどう生まれたのですか?

「『ブルブル』とは僕が勝手に名付けただけで、バイブレーションともいいますよ。イメージで言えば、アニメのキャラクターが感電して全身が震える感じ(笑)」

そもそもダンスを始めたのはいつですか?きっかけは何だったのですか?

「ダンスを始めたのは20歳の頃、友達がダンスをやってモテてたので、自分も始めました」 「モテるためです(笑)」ときっぱり答えてくれたモリチさん。

現在と違ってダンスがまだそれほど人気でなかった当時、学校などは少なく、ダンスの技術は我流であったという。クラブなど、ダンスをする場所も限られていたため、自然と同じ顔ぶれと対面することが多く、自分のスタイルを磨くモチベーションにもなったとか。  

特に影響を受けたダンサーやアーティストなどは?

「マイケルジャクソンとELECTRIC BOOGALOOSかな。けど見たダンサーすべてに影響を受けましたよ、特に外国人のダンサーは衝撃的でした」

今こうして幅広い活動をし、日本だけにとどまらず世界のダンサー達のお手本になっていると思いますが、どう思いますか?

「すごく幸せな気持ちです。日本人だけでなく、外国人のダンサーとも踊ったりもしましたが、ダンスに国境は無いと実感しました!!」

「ダンス」とはモリチさんにとって自分を表現する手段でもあり、そして新たな人、とくに外国人と仲良くなるメディアでもあったという。彼のダンスに対する熱意が伝わってきた。

シドニーでも日本人などが中心となってダンスが広まっているのはご存知ですか?

「話では聞いたことがあるけども、行ったことがないので、機会があれば是非行きたいです。で、シドニーのダンサーとセッションしてみたいです!」

日本のダンスのレベルは全体的に高いと語るモリチさん、最近では個性のあるダンサーも増えてきているらしい。

最近モリチさんが注目されているユニットなどありますか?

「韓国のb-boy、そして日本人では『PaniCrew』のメンバーも入っている、スパルタニックロッカーズです」と語るモリチさん。 韓国のb-boyは今や観光商品と言えるほど人気を集めている、世界レベルの実積を持つダンサー達らしい。

モリチさんにとってダンスとは何ですか?

「僕にとってダンスとは、一番楽しい遊びでもあり、仕事でもあり、難しいけれど、自分が素直になれる表現方法かな・・・あまり難しく考えてません(笑)」

「ダンス」が彼にとってはもう日常生活、いや、彼の一部になっているとしみじみ感じたが、やはりそれは長年の練習や特訓があったからこそ言えるのかもしれない。

練習ってどれくらいするのですか?

「日によって差はあるけど平均2~3時間ぐらいです。ライブ前になると13時間ぐらい毎日やりますよ」
今現在もライブでたくさんの会場をまわっているモリチさん、一日の半分以上も踊っているのですね・・・。

モリチさんにとって『PaniCrew』とはなんですか?

「友人であり家族であり、仕事仲間であり・・・尊敬できる仲間です」

最後に、ダンスをしていてよかったと思うことは?

「ダンスを通じて色々な人に出会えたことが一番HAPPYです」


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