「人に与える」人生にしたい” 渡辺 元秀 | Cheers インタビュー

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Bowtech(以下、ボウテック)」 という療法をご存知だろうか? ボウテックとはボウエン・テクニックの略で、ボウエン氏が開発したオーストラリア発祥の自然療法のこと。整体でもマッサージでもなく、筋肉や腱をごく軽く刺激することで細胞に働きかけ、体が本来持つ自然治癒力を高める。そのボウテックの資格を、発祥の地オーストラリアで取得し、クチコミだけで着実にリピート客を増やしているというセラピストがいる。それがモトさんこと、渡辺元秀氏だ。現在は個人でも多くの出張治療を抱えながら、恩師のクリニックで勤務している彼が、4月1日に独立、ノースシドニー近郊でクリニックを開業するとの情報を耳にし、ボウテックの考え方や、それを生業にしようと決意した彼の思いを聞いた。

 

 

オーストラリア発祥の「ボウテック」は、どのような療法なのでしょうか?

 

マッサージでも指圧でもない独自の治療方法で、筋肉や神経の緩和ができるナチュラルセラピーです。リラックス効果やホルモンバランスを整える効果もあるので、「心と体のケアが両方できる」こと、指圧などと違って強い刺激はなく、「優しいボディワーク」であることが特徴だと思います。

 

ボウテックは、オーストラリアのボウエンさんという方が開発した治療法だと聞きました。その背景について教えてください。

 

ボウエンさんは体のケアに精通しているわけではなく、普通の工場で働いている人でした。でも、車椅子生活の奥さんを治したいという一心で図書館に通いつめ、強く押してみたり、色々な部分を動かしてみたりと試行錯誤を重ねて、「強い刺激はいらないんだ」とか「ここを動かせばいいんだ」と発見していきました。ちなみに奥さんは、最終的に車椅子なしで歩けるまでになったそうです。

 

どんな症状の方を対象としていますか?

 

慢性疲労や腰、膝、足、首、肩などのトラブル、頭痛や呼吸器、消化器系まで…、それぞれ個別にお話を伺って、それにふさわしい治療を考えます。女性の冷え性やホルモンバランスの調整は、悩みを持っている方も多いと思うのでぜひ相談して頂ければ。

 

モトさんがボウテックに出会った経緯は?

 

日本にいたときサッカーで靭帯を切ってしまい、オーストラリアに来てからも2ヵ月間くらいずっと、足のしびれが止まらなくて。タスマニアで、ファームのオーナーに紹介されてボウテックの治療を受けたら、僕の場合は数回で、その2ヵ月続いていたしびれが治っちゃったんです。もう、それで衝撃を受けて。これは学びたいと。「学んで、自分が治療をしたい」と、本能的に思いました。

 

来豪前、日本ではどのようなお仕事をされていたんですか?

 

大学卒業後はビールメーカーの広報として働いていました。あるとき、僕自身がパニック障害になり、特定の満員電車だけ乗れなくなってしまった。それに冷静に向き合って、「なんでこうなるんだろう?」と考えるうち、「心と体」に自分の興味があると気づいたんです。純粋に「やりたいな」と思い、心理カウンセラーの資格をとって、鬱病の方のカウンセリングなどをしていました。

 

オーストラリアでの、ボウテック資格取得までの流れを教えてください。

 

まずは先生のクリニックで直接講習を受けます。そして数ヵ月の講習の後、技術試験を受けました。努力のかいあって、先生が当時教えていた28人の生徒の中では「技術試験はあなたがベスト」と評価してもらえて。「独立OK」のお墨付きをもらえたことは純粋に嬉しかったです。

 

日本人ながら首席卒業とは名誉ですね。逆に、困難はありましたか?

それが、ボウテックに関してだけは、自分でも怖いくらいに今のところ困難なくきているんです。…導かれるような感じというか、色々な人との出会いに恵まれています。勉強の面も、心と体の勉強を始めてからは5年くらいなので、ボウテックの解剖学などにもスムーズに入り込めました。

 

患者さんからの一言で印象に残っている言葉はありますか?

 

自分で言うのは恥ずかしいんですが(笑)、「モトさんの治療を受けていないと、生きがいがない」という言葉を頂いたことがあります。その方は足の裏がパンパンに腫れていて、引きずりながらじゃないと歩けないという状態でした。でも、3回目の治療では徐々に足の腫れがひいてきて。治療を始めて3ヵ月になりますが、今ではもうスタスタ歩いていらっしゃいますね。

 

今までの患者さんで、特に印象的な回復を遂げた方はいらっしゃいますか?

 

オーストラリアに来てから5ヵ月間で1回だけしか生理がなかったという女性で、2回目の治療を終えた翌日に生理が来たという方がいました。その後も定期的に治療を受けてくれていたので、その翌月も周期通りに来たそうです。

 

41日にはご自分のクリニックを開業されるとのことですが、モトさんを突き動かすその原動力は何なのでしょうか?

 

何よりも、「人に与える」ことが楽しいんです。人に与える人生にしたい。仕事をしていれば色んな形で「人に与える」ことがあると思うけれど、「心と体」という、人間が生きていく上で根幹の部分を、自分の力で少しでも手助けができたら、と思っています。あとは…、挑戦が好きなんです。挑戦するのが怖いというよりも、「挑戦したいという気持ちがなくなる」ことの方が怖い。挑戦し続けたいですね。

 

チアーズ読者の方々にメッセージをお願いします。

 

そうですね…。まず一度、僕に会ってください。そしたらきっと、実際の治療の効果はもちろん、話して伝わるものがあるな、と自信があります。とにかく一度来て、実際のボウテックと、僕を知ってほしいです。

 

 

ボウテックは特にこのような症状がある方にお勧めです。

 

●ストレス、慢性疲労症候群

●腰、膝、足首、足のトラブル

●首と肩のトラブル(五十肩も含む)

●冷え性

●月経とホルモンの異常

●頭痛、偏頭痛

●耳痛、顎関節のトラブル

●呼吸器疾患(せき、ぜんそく、気管支炎等)

●腎臓、肝臓、胆のう疾患

●消化器や腸のトラブル

●吐き気、胸やけ

●高血圧

●めまい、メニエール病

●むくみ

●スポーツ障害、その他の外傷

 


 

 渡辺 元秀 (ワタナベ モトヒデ)


1982年、118日生まれ。埼玉県出身、シドニー在住。明治大学卒業後、大手ビールメーカーで広報を担当。自身がパニック障害に陥ったことを契機に「心と体」に興味を持ち、「心理カウンセラー」や「ひきこもり支援相談士」の資格を取得、鬱病などのカウンセラーとして働く。その後ワーキングホリデーで来豪、タスマニアでボウテックと出会う。2ヵ月続いていた自身の足のしびれが治ったことに感銘を受け、資格取得を決意。猛勉強の末、日本人にも関わらず豪州での技術試験を首席で突破。恩師のクリニックで働く傍ら、すでに個人でも出張治療で多くのリピート客を抱える。41日よりノースシドニー近郊でクリニックを開業予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

体験レポート! 全部見せちゃう ボウテック治療のすべて

 

文章だけじゃなかなかイメージがわかない・・・。実際のボウテック治療ってどんな感じなの? そんな読者の疑問や懸念を解消すべく、体のアチコチに異常アリ!というチアーズスタッフとチアーズコラムニストさんに患者となってもらい、モトさんによる治療の様子とその効果を徹底検証!
 


 


 

カウンセリング&体の状態チェック!

 

モトさんの指示に従って、平面を歩いたり、手を上げ下げしたり。それに基づき、認められる体の異常やその他不調を、モトさんが患者に問いかけます。患者の自覚症状と照らし合わせて、治療方針が決められます。「機械的にやらないこと、対話を大事にしています」とモトさん。





治療中

 

女性も服を着たままリラックスして受けられるのが、ボウテックのよいところ。最初の2分間でセラピストが患者の筋肉や腱を軽く刺激し、次の2分間では「刺激を脳に伝達する」ため、休息。つまり、2分ごとに「刺激」→「休息」→「刺激」と繰り返していきます。うつぶせで2025分、その後仰向けで同じく2025分、全体で約45分~1時間ほどの治療です。

 



定期的な治療

 

ボウテックは、1回で効果が表れるというよりも、徐々に体が反応してくる療法のため、最低でも3回程度の継続した治療が望ましいとのこと。1回の治療から次の治療までは5日~10日ほどの間隔を開けて、定期的に行います。今回の体験では、1週間おきに、計3回、治療を体験してもらいました。

 

 

3度の治療体験を終えて…

 

チアーズデザイナー Tomoka


初体験のボウテックでしたが、マッサージとも、整体とも異なるその手法には「確実にポイントを押さえて治す」といった印象を受けました。驚いたのは、生理痛が緩和されたこと。重い生理痛は学生時代から悩みの種でした。頭痛薬は常備しているものの、やはり痛みはゼロにはなりません。2度目の施術の日、生理の初日で絶不調だった私ですが、施術後には血行も良くなり、腰と下腹部の痛みも和らいでいました。機会があれば続けたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

チアーズでコラム連載中! 

サムライギターリストの順一 T・ウエスト氏


ギター演奏に加えてコンピュータも使う仕事柄、毎日、右手を使います。過去に何度か右手の腱鞘炎を患ったのですが、3年前からさらに酷くなり痺れが止まりませんでした。今回、セッションのお招きを受け試してみたのですが、1回目の治療後の3~4日後に痺れが半減し、2回目の後にはさらに半減しました。3回目の後はほとんど痺れがなくなりました。指圧のようにもみほぐすのではなく、わずかに「触れる」といった程度でこんなに良くなるとは驚きです。皆さんも是非お試しください。

 

 

 


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