インタビュー いよいよグランドファイナルへ | ワンダラーズを追え!
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    WSWはブリスベン・ロアーとのセミファイナルを制し、いよいよ421日(日)午後4時にAllianz Stadiumにてグランドファイナルのキックオフを告げる笛を聞く権利を得た。チャンピオンの座まであと一歩と迫る、WSWのマーキープレーヤーとして活躍する小野伸二選手に、セミファイナルの興奮が冷めやらぬなか、グランドファイナルへの思いをうかがった。

     

    まず20132014年の契約について、アメリカや中国のクラブチームなどからのオファーもあったが、WSWで来シーズンも契約を結んだ小野伸二選手に、その決め手をうかがった。

     

    契約延長の理由はこのファミリーのような、選手や携わるスタッフが好きで、彼らが僕にチャンスをくれるなら来期もここで頑張りたいと思っていたからです。こんなにいいチームは他にないですよ。契約金ではなく今自分がどこで、誰のために、何をしたいのかを問いかけ判断しました。

     

    ブリスベン・ロアーとのセミファイナルを見事2-0で勝利し、ラウンド24のウェリングトン・フィニックス戦以来の得点を果たした小野選手。ここまで8得点、とブリッジ選手(11得点)に続き高得点を挙げている。この結果を踏まえ、小野選手は今シーズンの自身をどのように評価しているのだろうか。

     

    正直最近得点できていない思いがあったので、この大切なタイミングで取れたことは嬉しいですね。一試合一試合に全力で臨むことは変わらないので、特に全体を通して具体的な目標を掲げていたわけではありませんが、周りの選手がいてこその8得点だったので感謝しています。自分自身でき過ぎだと思っているくらいですね。

     

    8得点目はループ気味にキーパーの届かないコースをついた芸術的なシュートで、会場が歓声の渦に包まれた。ローカルメディアはもちろん、ブリスベン・ロアーのヘッドコーチまでが「だから彼は天才と呼ばれている」と大絶賛したあのシュートは、打つ前から狙っていたのだろうか。

     

    ブリッジ選手が右外でいいポジション取りをしていたので、相手のディフェンダーに隙ができて生まれたシュートです。周りの選手のサポートで成り立った結果でした。特別なゴールとは思っていませんが、皆でボールを運んだ過程があり、その延長でチャンスをものにできて嬉しかったです。

     

    後半交代でピッチを降りるときに、味方の選手はもちろん、相手チームの選手ともハイタッチを交わしていた小野選手。その行動にはどのような思いが込められていたのか。

     

    向こうから駆け寄って来てくれる相手選手もいて嬉しかったです。オーストラリアはいいプレーをすれば味方敵の分け隔てなく、評価してくれるということではないでしょうか。

     

    プレミアのタイトルを獲得した2日後の331日、WSWの広報であるロッド・アレンさんが不慮の事故で亡くなった。常に全力で試合に挑まれている小野選手ですら、このセミファイナルはメンタル的に特別な試合になったという。

     

    「寂しい、辛い」という思いが未だにぬぐえないのが本音ですが、セミファイナルだけは彼のために絶対何かスペシャルなことをしたいという思いが強かったです。そして、怪我からの復帰戦で得点できたことは、きっとロッドが導いてくれたことだったんじゃないかと感じます。勝つ自信はもちろんありましたが、怪我あがりでもこうして結果を残せたことで、チームメイトにも、お客さんにも納得してもらうことができたのではないか、と少しホッとしています。

     

    「グランドチャンピオンになるチームは?」というウェブ投票では、ダントツ1位で34パーセントの方がWSWを支持しているほど、新生のチームにかかる期待は高い。プレミア・プレートに続き、あと1勝で夢のダブルウィニングが達成されることになるが、主力選手のラロッカ、ヘルシが完全欠場、ポレンツ、ムーイが怪我で出場が危ぶまれているグランドファイナルとなり、苦戦を強いられることも予想される。

     

    達成しないと何も意味を持たないので、僕の中で試合の大きい小さいは感じずに気負うことなく、全力で挑もうと思います。皆でひとつのチームだから、メンバーのひとりとしてどれだけのパフォーマンスができるのかが僕にとって大事なこと。主要選手が抜けたことで、またいつもとは違った新しいチャレンジになるのでワクワクしますね。常にチャレンジ精神で頑張りたいです。

     

    新生チームWSWがリーグ優勝を果たし、グランドファイナルの決勝に上がる快挙を成し遂げるというドラマティックな展開で迎えた最終戦。小野選手は入団の契約時にすでにこの情景を思い描いていたのだろうか。

     

    入団当初はチームのこともリーグのことも漠然としか理解していなかったですが、試合を重ねるにつれて、WSWが急激に成長していっている、自分たちの可能性を肌で感じました。俺たちはもっといける、グランドファイナルまでいけるって信じて頑張ってきて、やっとここまでこれたのだと思います。

     

    マーキープレーヤーで召集された3人、へスキー選手、デル・ピエロ選手、そして小野選手。それぞれが所属したチームの中で、ファイナルシリーズにたどり着けたのはWSWのみというこの結果は高く評価されている。自身の評価とのギャップはあるのだろうか。

     

    自分がマーキープレーヤーという意識は特にありません。ましてデル・ピエロ選手やへスキー選手は僕にとってスーパースターで、そこに自分が肩を並べること自体どうなの?と思っています。個人レベルの話ではなく、このチームで僕が何ができるのか、チームにどう生きるのか、それだけにフォーカスしています。そして今、自分が何をするべきかをクリアに理解しています。チームの皆それぞれが役割を理解したうえで、チームがひとつとして機能し、リーグ優勝できたと思います。

     

    メディアの会見などで、しばしばポポビッチ監督を絶賛するコメントを残している小野選手。ワールドカップの経験を持ち、日本のJリーグでも活躍していた同監督を「いままで出会ったなかでベストコーチ」と賞賛する小野選手の思いを聞いてみた。

     

    ポポビッチ監督は、プレーが良いときは、ちゃんと良かったと評価してくれるし、ダメなときは正直に伝えてくれるから、選手から信頼を集めているんです。現役の選手を経て、ヘッドコーチを今年始めたばかりの方ですが、選手に伝えること、選手が求めていること、感じていること、すべてをよく理解していると思います。選手が監督のために頑張りたいと思えることでチームは凄く力を発揮するのですが、ポポビッチ監督はそういう気持ちにさせてくれる方ですね。

     

    2013年初頭からは特に、WSWの活躍がメディアで露出されることが多くなってきたが、WSWファン(RBB)には一部過激な応援などを行う熱狂的なファンの行動が取り沙汰されることがある。時には問題を起こすことも指摘されているRBBを、選手側はどのように考えているのだろうか。

     

    表現方法の違いなどは個々それぞれあることは理解していますし、純粋にスタジアムまで来て応援してくれること、そして自分たちをチームの一員だと熱く思ってくれているってとっても嬉しいことですよね。彼らの応援は実際に僕たちのパワーになっています。

     

    7月のマンチェスター戦で香川選手が来豪を果たす。世界で活躍するShinji対決が見たいと願うのは、サッカーファンならば当然だ。また2014年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への出場権をすでに得ているWSW。日本人サッカーファンにはたまらない対戦がこれから待っている。

     

    香川選手とは面識はありませんが、歴代の日本人選手の中で彼が一番上手いんじゃないかな。ACLだけはいいところを見せたいですね。

     

    実際にフィールドで肌と肌を合わせている小野選手が選ぶ、オーストラリアのオールスターにはどの選手が挙げられるのだろうか。

     

    フォワードにへスキー(ニューキャッスル・ジェッツ)、ロハス(ウェーリントン・フェニックス)、トンプソン(メルボルン・ビクトリー)。ミッドフィーダーにデル・ピエロ(シドニーFC)、ムーイ(WSW)。ディフェンダーでトーポースタンリー(WSW)、ポレンツ(WSW)、ビューチャンプ(WSW)、キーパーにコビッチ(WSW)かな。僕も出たいので、ミッドフィルダーに自分も入れていいですか?

     

    小野選手の来豪以降、現役やOBのJリーガーの方々が多数応援に駆けつけている。その中で興味を示している選手はいるのだろうか。来シーズン以降は、日本人選手がもっとAリーグに移籍する流れがあるとの噂もあるが。

     

    近年のAリーグの露出で、きっと興味を持っている選手は多いと思いますが、実際にプレーしてみないと感触は掴めないかと思います。僕の年代の選手だったらきっとどの選手が来ても成功すると思います。

     




    WSWの選手やスタッフも含めたWSW関係者はとても仲がいいイメージがある。慣れない海外生活の中で、同じチームメイトやスタッフは家族同然なのだろう。選手のみならず、スタッフともディナーやBBQを楽しみ、オンオフ通して絆を深めているようだ。お気に入りのレストランや場所もうかがってみる。

     

    ヤコポ(ラロッカ)、ラビ(アピアクビ)、ユセフ(ヘルシ)とは特に仲よくしてもらっています。日本食のお店などによく連れて行ったりしています。ターリック(エルリッチ)とはよくランチをしますよ。お気に入りはそうですね、家の周りもリラックスできて好きですが、日本からの来客があった際など、彼らを連れてロックスのオーシャンルームによく行きますね。

     

    選手とのコミュニケーション能力に長けていると評価される小野選手。ヒーローインタビューなどを聞く度に、英語力も順調に伸びているように感じる。その秘訣を聞いてみた。

     

    間違っているかどうかは気にせず、臆せずにどんどん話すようにしています。外国語だからパーフェクトにできないのは当たり前。でも、通訳をつけて話すのって好きじゃないんです。その国の言語を話すことで周りが一生懸命聞いてくれると思います。間違っていたらきっと周りの方が直してくれますしね。最近ではボキャブラリーが増えてきたから、伝えたいことも増えてきました。

     

    シドニーでの生活が半年を過ぎ、来シーズンの滞在も決まった小野選手。今後永住なども視野に入れているのだろうか。

     

    シドニーはとても気に入っています。周りの人にも恵まれて今の生活があることに感謝しています。永住はそうですね、家庭のこともありますが、できることならしたいですね。日本に住むことにはあまり執着はないですので。

     

    小野選手の活躍をはじめWSWの大躍進により、訪れるローカルのファンや日本人の数も増えてきたホーム・パラマタスタジアム。最近の試合ではコンスタントに2万人もの来客を数えるようになった。そんなローカルファンに今後何を示し、何を求めるのだろうか。

     

    優勝したからってトップじゃないと思っています。僕らはまだ新生のチームで、今回たまたまうまくいっただけかもしれない。2年目に結果を出して継続することで、初めて評価されていいんじゃないかな。今後も一試合一試合を楽しみながら、監督の気持ちを感じながらチームとして頑張っていきたいです。ファンの方には「また次も観に行きたい」って思ってもらえるように常にいいプレーを見せ続けたい、それだけですね。

     

    最後にグランドファイナルに応援に来る日本人サポーターに対し、コメントをうかがった。

     

    たくさんの日本人サポーターの方が試合に訪れ、応援してくれていることは常に感じていて、パワーをもらっています。皆さんにもっとオーストラリアのサッカーを楽しんでもらって、またスタジアムに行きたいと思ってくれるようなプレーをしたいと心がけています。グランドファイナルも応援よろしくお願いいたします。

     
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