小野伸二選手 シドニー日本人学校を訪問 | ワンダラーズを追え!
 



 

 

ウェスタンシドニー・ワンダラーズFC(以下WSW)で今季7得点3アシストをあげ、チームに大いに貢献している元日本代表の小野伸二選手が、3月5日、シドニー日本人学校を訪問した。昨年10月に来豪して以来、「オーストラリアに在住する日本人の子供たちと触れ合いたい」、そう強く願っていた小野選手にとっての念願のイベントだ。「今日の子供たちは朝からそわそわしていました」、と当校の教師が語るように、幼稚部から中学部までの全校生徒180人も、世界の第一線で活躍してきた選手の訪問を待ちわびていたに違いない。小野伸二選手の登場間際になると、全校生徒および父兄、教員が集まった体育館からは「シンジ! シンジ!」というコールとともに手拍子がわいた。





 

シドニー西部のブラックタウンで練習を追え、テリーヒルズの当校にかけつけた小野伸二選手。角谷一夫校長から同選手の簡単なプロフィールが伝えられ、マイクが注目の選手に渡された。「現役のサッカー選手に話しを聞ける機会はそんなにないと思うので、聞きたいことがありましたら、それに答えていきたいと思います」と述べると、生徒の多くが勢いよく手をあげた。何歳でサッカーを始めたのか(A5歳)、サッカーを始めたきっかけ(Aいろんなスポーツをやってみて、自然と最終的にサッカーにたどり着いた)、いつプロを意識したのか(A14歳の頃、Jリーグが開幕したとき)、サッカーをやっていて一番辛いこと(Aケガをして大好きなサッカーから離れること)などの質問が投げかけられると、小野選手は終止笑顔を絶やさず、丁寧にひとつずつ答えていった。幼い頃から地元の静岡では「天才」として、その高いサッカー技術が広く知られていたのは有名な話だが、子供の頃は、寝るとき以外であったら、「ボールと1日中過ごしていました」といい、耐え間ない努力が現在の活躍に繋がっていることが生徒に伝わったのではないか。また、「一番好きなスポーツはなんですか?」という可愛らしい問いにも、「AFL…いや、サッカーが一番好きというか、当たりまえなので。でもテレビでよく見るのはゴルフです」と冗談まじりでフォローするなど、小さな子供が大好きという小野選手の優しさも伺えた。日本ではあまりない学校訪問の経験に、「貴重な体験、よい刺激になった」という小野伸二選手、「面白い質問、子供らしい質問もあったのでよかったです」と振り返った。

 





質疑応答後はグラウンドに移り、WSWクリニックが開かれた。WSWクリニックはコミュニティレベルのサッカーを活性化させようと結成されたもので、ウィークリーやホリデークリニックをはじめ、学校訪問もこれまでに83ヵ所で開催している。今回は6つのグループに別れ、シュートやドリブルのコーチングが小野選手とともに行われ、父兄はカメラやビデオを片手に、貴重な体験を記録した。「サッカーが楽しいと思うことが大事。それが伝わればいい」という小野選手。生徒たちの輝かしい笑顔からも、その思いが通じたのは言う間でもないだろう。大好きな子供たちと触れ合うことで自身も元気をもらえるという小野選手から、他国の地で生活する日本人にメッセージをいただいた。「日本と違う環境で、難しいこともあるけど、強く生きてほしい。そして自分もそんな中、活躍し、日本人の強さ、そして勇気を伝えられればと思っています」。




(左から)サッカーが大好きなワタル君(6歳)は、大切なシンパッドに名前入りでサインをもらった。サワちゃん(5歳)、サッカーは初めてだったけど、とても楽しかった。1年ほどサッカーを習っているといるシュン君(6歳)はWSWの開幕戦を観に行ったといい、そのときの小冊子にサインをもらっていた。




小野選手に感謝の言葉を送った米田幹太さん(中3)。「生で見るプロの選手は本当に楽しかったです」。



 

現在リーグ1位のWSWで司令塔的なポジションでチームを引っ張る小野伸二選手。残されたわずかな試合、そして決勝戦を、応援に行こう!


 

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