第15回 サッカーAリーグ クラブチームWSWに密着! | ワンダラーズを追え!
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    日本人プレーヤーの移籍事情

     

    まず、年末からオーストラリアや日本のメディアを騒がしている小野選手の移籍について触れないわけにはいかないだろう。Aリーグの移籍期間である1月中に小野選手を獲得しようと、J1やJ2の複数のチームからオファーが、小野個人やWSWに殺到した。有能な選手には常に移籍問題がついて回るのはこの世界では常識で、オファーの数と自身の価値が比例することは言うまでもない。昨年、新設のチームをレギュラーシーズン優勝へ、ファイナルシリーズを準優勝へと導いた功績を見れば、当然の結果だろう。そんな中、「J1を含め数チームからオファーが届いているなかで、うちを選んでくれたことが大きい」と話すのは、元旦のウェリントン戦に、WSWの視察兼交渉でオーストラリアに訪れた、移籍有力候補のJ2コンサドーレ札幌の野々村社長だ。経営やメディア戦略で切れモノと称されることもある野々村社長は、今回の訪問で手ごたえを感じているようだ。また、1月11日の試合後の取材にて、小野選手自身に移籍について伺ったが、現在交渉段階でまだ話せることはないとのコメント。「WSWの選手として、チームの一員として、チームのために全力を尽くすことだけを考えています。自分の与えられたポジションに集中して、毎試合毎試合WSWのためにがんばりたいです」と契約満了の5月までの今シーズンはWSWでプレーすることが濃厚だ。早くても日本での合流はそれ以降の6月、試合デビュー戦は7月までずれ込むことが予想される。WSWとしても、チームの要として、また2月25日から始まるACL攻略に対しても小野選手は不可欠だろう。日本最高峰の技術を生で見られるのも、今シーズンのみとなる可能性が高い。ぜひ残された試合に足を運んで、その技術と第一線で活躍する日本人の姿を見てほしい。

     

    日本人の移籍といえば、11節でハムストリングに深刻なケガを負ったパース・グローリーの永井龍選手も、2年間の海外生活を終え、J1セレッソ大阪への移籍が決まった。「リョウはクラブにとって素晴らしい選手で、彼が持つアタッキングのセンスはファンにとても人気でした」とクラブのジェイソン・ブルーアー会長も語っているように、ファンや関係者に惜しまれながらの移籍となった。ケガさえなければと思いたいところだが、新天地での活躍を切に願う。また弊紙村ニュース欄(ページ6)でも触れたが、昨シーズンまでNSWプレミアリーグで活躍していた宮澤龍二選手が、セントラルコースト・マリナーズのトレーニングに現在参加している。本来の実力をアピールできれば契約の可能性も濃いと関係者は言う。また、小野伸二選手と同郷でよきライバルの高原直泰(東京ヴェルディ)の獲得や、やや可能性は薄いが中村俊輔(横浜F・マリノス)の短期レンタル移籍に動いているチームもあるとの情報も入り、徐々にオーストラリアサッカーの認知も高まってきたように感じる。それは小野選手や永井選手のようなプレーヤーがこの地で活躍し、日本のメディアに露出する機会を作った功績の結果に他ならない。

     

     

     

     

     

    Match Results

     

    Round 11
    12月23日(月)7:00pm 

    WSW VS CCM セントラルコーストマリナーズ  2-0

     


    前年度のファイナルシリーズの覇者マリナーズをホームへ迎えるWSW。6試合ぶりに姿を現したFWユーリックのフィットも気になりつつ、昨年の王者を前にホイッスルが鳴り響く。しかし訪れたサポーターの不安をかき消すよう、この日ピッチに立つWSWの選手は前半で試合を決めてしまう。まず20分、MFヘルシからのクロスをMFラロッカが左足でシュート、ディフェンスがはじいたボールがゴール前に上がり、ユーリックがオーバーヘッドに近い角度の豪快な右足ボレーでゴールに叩き込み先取。久々の試合でこのパフォーマンスには圧巻だ。ユーリックは今シーズン初戦のCCM戦でも得点を挙げている。昨年までは他チームの控えだったユーリックに光を当て、見事開花させたポポビッチ監督の采配はさすが。勢いが止まらないWSWは32分、ラロッカからのスルーパスを受けたMF小野が、芸術的な早いライナーのクロスをダイレクトでゴール前へと放つ。キーパーとディフェンスの間を突くクロスにトップスピードで走りこんだヘルシが左足であわせて2点目を追加する。試合は後半ロスタイムまでせめぎ合うがお互いに得点を奪えず試合終了。ホームでCCMに圧勝した。

     

     

     

    Round12
    12月28日(土)7:45pm 

    WSW VS MVC メルボルン・ビクトリー  1-1

     

    MF小野の移籍話が浮上するなか、12節のアウェイ戦は小野温存で試合に臨む。過去のステージでも、アウェイ戦では温存、もしくは短時間のみの使用というのがパターンとなってきているが、10日間で3試合をこなすWSWにとってのキーマン温存は当然の決断だろう。そのほかFWユーリック、FWブリッジ、MFムーイも温存、MFヘルシがかろうじてサブに入るという、相手チームにとってもサプライズのライナップだ。アピールする絶好のチャンスに活躍をみせたのがFWハリティ。20分にゴールキックからのボールがそのままワントップのハリティまで届くと、ディフェンダーを背負う形からすかさずターンで交わす。フェイントで隙を作ってシュートしたボールは惜しくもディフェンダーに阻まれた。全体的にこの日のWSWはパスミスや意思の疎通が悪く、組み立てができない印象を受けるが、後半59分、ヘルシが登場すると、いい流れが生まれ始める。71分、相手ボールをインターセプトしたFWミネコンが、1分前に投入されたFWサンタラブへキレイな縦パスを送り、サンタラブがそのままドリブルでディフェンスを交わし、シュート。貴重な先制点を奪った。86分には、オーバーラップしたDFポレンツのクロスをダイビングヘッドでヘルシが合わせるが、バーのわずか上を行きゴールにはならず。このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム。MFラロッカが、ペナルティエリアから2メートル外のやや左寄りの位置でファールを取られてしまう。ビクトリーのMFフィンクラーが放ったFKは、5枚の壁の頭上を超えてキレイな弧を描き、そのまま左上すみのゴールへと吸い込まれる。ゴールのホイッスルとともに試合は終了し、WSWは目の前で勝ちを逃した。

     

     

     

    Round 13
    1月1日(水)7pm 

    WSW VS WEL ウェリングトン・フィニックス  1-3

     

     

    小野移籍の話題が日豪ともに賑わいをみせるなか開催された元旦のホーム戦には、いつもに増して日本人のサポーターが駆けつけていた。昨シーズンは、2得点を挙げる小野の快挙が鮮明に記憶に残る元旦のホーム戦。この日は久々にDFビューチャンプがキャプテンマークを付けてピッチに戻った。14分、MFラロッカからのループ気味のパスがディフェンスの裏へ通り、FWユーリックがそのままダイビングヘッドで合わせる。ボールは惜しくもバーの上をかすめたが、まずまずの滑り出し。そして前半終了間際、オーバーラップしたMFポレンツからのクロスを、MF小野が身長差を補う見事なポジショニングでディフェンダーの前に抜け頭で合わせる。鋭く放ったヘディングシュートは惜しくもクロスバーにはじかれた。いい形で後半を向かえたWSWは62分、MFムーイからFWブリッジ、MFヘルシへと速いパスが回り、ヘルシからのパスを小野がつま先で浮かすように芸術的なスルーパスをブリッジに通す。一発のパスでディフェンダーふたりを置き去りにする、ワールドクラスの技術に思わず歓声が上がる。そして飛び出すキーパーよりも一瞬先に触ったブリッジがゴールへと押し込み、先制点を挙げる。試合はこのまま突き放すと予想されたが、直後の68分、フェニックスは、後半から途中出場したFWボイドが同点ゴール。続く78分には、WSWの甘いパスを、フェニックスFWフイセへムスがインターセプトし、ドリブルでDFトーポースタンリーを抜去ると、左隅に鮮やかなゴールを決める。さらに83分、フェニックスはボイドからのクロスをまたもフイセへムスが右足のヒールで合わせ、駄目押しのゴールを奪い、試合はまさかの3対1で大敗した。

     

     

     

    Round 14
    1月11日(土)7:45pm 

    WSW VS SYD シドニーFC  1-0

     

     

    過酷な連戦、悪夢の元旦から10日間が過ぎ、迎えた11日。試合前から、ファン同士がヒートアップしてあわや乱闘、警察が介入してなだめる様子が垣間みられるホームのパーテックスタジアム。シドニーFCとのダービー戦に訪れたサポーターは2万人を数えた。キープレイヤーであるシドニーのFWデルピエロ、そしてMF小野はもちろんスタメンで登場。練習中のケガでDFポレンツを欠き、投入されたDFアレッシはなんと16歳。「ゲームを楽しんで来い」とのポポビッチ監督の言葉通り、臆せず動けるのか。見所満載のダービー戦のホイッスルが鳴り響く。開始早々にチャンスが訪れたのはシドニーFC。スルーパスを受けたデルピエロが左から切り込み、DFスピラノビッチを交わし右足でシュート。なんとかフォローに間に合ったDFトーポースタンリーが好ブロックを見せ、ピンチを凌ぐ。36分、FWユリックからのパスを受けたFWブリッジが左トップへドリブル。DFを交わして右足で放ったシュートは惜しくも奥のバーに弾かれる。42分、相手キーパーがゴールから離れてポジションをとっていたことに気がついたMFヘルシが、ハーフウェイから超ロングシュートを放つ。惜しくもクロスバーに当たるが、さらに詰め寄ったユーリックがこぼれを左足で詰める。しかしこれもクロスバーへと当たり、あと一息のところで得点の入らないまま試合は後半へ。MFムーイや小野がシドニーのアバス(元イラク代表)やデルピエロと果敢にミドルを放つがボールはお互いに奪えず均衡が続く。試合が動いたのは終了まで4分となった86分。右トップのMFヘルシから逆サイドのFWサンタラブへ絶妙なパスが渡り、フリーでキーパーと対峙。落ち着いてキーパーの下を通すように右隅にボールを転がし、今シーズン3得点目を挙げる。1点を守り抜き試合は終了。リーグ1位のブリスベン・ロアーはこの日負け越したため、ポイント差は4ポイントに追い上げた。また、今シーズン、アシストなどゴールに絡むシーンで活躍が多かったMFラロッカが、前半に悪質なタックルを足に受け途中でピッチを降りた。彼の早い復帰が待ちどおしい。また、試合後のコメントで小野は「お互いにいいプレーができず、フラストレーションがたまる試合になってしまった。そんな中でチームが勝つことができ、お客さんを喜ばせることができてよかった」と語っている。

      

     

     

     

     

     

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