歴史を感じる審美的空間 The Incinerator | 編集部御用達 打ち合わせで使うCafé

歴史を感じる審美的空間 The Incinerator | 編集部御用達 打ち合わせで使うCafé

 

編集部御用達 打ち合わせで使うCAFE 64軒目

 

歴史を感じる審美的空間

 

The Incinerator

 

 

デイライトセービングも終わり、暖秋を迎えるシドニーで、ウッドファイヤーの香りと温もりを感じながら、洗練された料理とコーヒーが楽しめるカフェがウィロビーにある。アメリカ出身で首都キャンベラの設計に携わった建築家Walter Burley Griffin氏によって、1932年に建設された焼却炉をリユースし、情熱とともに2014年1月にオープンした『The Incinerator』には、今日も多くのお客が訪れている。


バイセンテニアル・リザーブ・オーバルを一望できる好ロケーションの当店は、豊富なパーキングスペースやナッピーチェンジルームなどの設備、そして豊富なキッズメニュー、フリーベビーチーノなどのサービスから子連れのマダムたちの来店が後を絶たない。また、自宅オフィスで働く割合がシドニーで最も高いとされているウィロビーの土地柄からか、仕事の気分転換にと、ノートブック片手に愛犬と訪れる客の姿も多い。ヘリテージビルディングの重厚な雰囲気を店内で楽しむもよし、日差しが心地よい日には、ユーカリの大樹の下、テラス席で景色を楽しんだり、芝生にピクニックシートを引いてピクニックランチを楽しむこともできる。


1932年当時の雰囲気を残した店内へ入ると、高い天井から吊るさがったアンティーク調のランプや、温もりを感じる木製の家具、そしてオープンキッチンが、広い空間に収まっている。ブルーマウンテン産のアイロンバーグの薪を使用した釜からは、ベーコンやサーモン、エッグプラントを焼く匂いが漂ってくるから食欲をそそる。


オーナーのジョノさんは25年間、飲食系のマネージメント・コンサルタントの分野で活躍してきたという。シドニーのホスピタリティ産業を代表する『Merivale group』にて、シドニー有数のナイトクラブ『Establishment』や『Ivy』のマネージメント指導に貢献したのち、過去に弊紙でも紹介したカフェ、『The grounds』でもその知識を注ぎ込んだことで、同カフェがカフェ業界において揺るがない地位を築いたほどの実力者だ。そして当店も『The grounds』や、先月号紹介した『Flower child』と同様に、アーキテクトカンパニー『Acme&Co』が設計を担当。「毎日気軽に来てほしいからブレックファーストは20ドル未満、ランチも25ドル以上にはしたくない」とジョノさんの思いを反映すかのように、居心地のよい空間を演出している。


一流レストラン『Icebergs Dining Room and Bar』や『The grounds』などで腕を磨いたヘッドシェフのエイドリアンさんが手掛ける料理は、シーズナルな魚や野菜などの新鮮食材を使用。朝昼メニューともに各10種のみとタイトに厳選されたメニューで構成されている。年に6回のメニューチェンジを行うほどのこだわりようだ。また、金曜日、土曜日のみディナーもオープンしており、平日に訪れるママたちが亭主を連れて秋の夜長を楽しみにやってくるという。


なお、当店の階下にはアートスペースも併設されており、3週間に一度アーティストが変わる。ゆっくり食事をとった後にはぜひ楽しんでみてほしい。

 

 

 

左:Spiced black beans, poached eggs, avocado smash, corn chips sour cream tomato chutney
$18.50
ピリッと辛みの効いたブラックビーンズに、甘く煮詰めたトマトのチャツネソースやアボカドの甘さが調和する。カリカリのコーンチップスはサワークリーム、アボガドマッシュとともに。

 

右:Latte
$3.80 / $4.50
当店で淹れるコーヒーに『The Grounds Roasters』の豆を使用していることは言うまでもないだろう。

 

 

 

左:House smoked salmon pastrami, poached eggs, zucchini noodles, rocket and basil pesto
$18.50
スモークの風味豊かに焼き上げられたジューシーサーモンは絶品。ロケット、バジルとオイルで絡めたズッキーニヌードルも斬新なアイデア。

 

右:Slow cooked pork shoulder, braised cavalo nero, cranberry agro dolce
$24
ほろほろと口の中で崩れるほど柔らかくスロークックされたポークショルダー。酸味の効いたクランベリー・アグロドルチェ・ソースとの相性はよい。サッと炒めたケイルがふんだんに入っていて嬉しい。塩が効いたポークスキンのクラクリングも美味。

 

 

 

左:Chicken and quinoa salad, pumpkin, baby spinach, goat's cheese pepitas
$22
チキンのささみとキヌアの食感がとても印象的なサラダ。ペピタスが香ばしく、パンプキンがみずみずしい。ほんのり酸味の効いた味付けでとてもヘルシー。ベジタリアンメニューにも変更可能。

 

右:Chocolate Tim Tam
$8
名前の通りチョコレート味のティムタムをシェイクしたキッズが喜びそうなドリンク。

 

 

 

The Incinerator

2 Small St., Willoughby
Tel:(02) 8188 2220
Web:theincinerator.com.au
営業時間: 月~日
ブレックファースト:7am~11:30am
ランチ:12pm~2:30pm
金、土のみ
ディナー:5pm~till late 予約可

アクセス:ウィンヤードからM40、343、272のバスでWilloughbyへ。Bicentennial Reserve Ovalを右手に過ぎたSmall Stの交差点で下車。Small StをOval沿いに進んだ右手。

Incinerator Artspace
営業時間:水~日/10am~4pm
Tel:(02) 9777 7988

 


ページトップへ