CAFFE ROMA -ポッツポイントで見つけた安らぎイタリアン | Cheap Eats Great Taste
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    繁華街の印象が強いポッツポイントだが、ちょっと趣向を変えていつもの街並みを歩いてみると、そこにはお洒落なレストランが点在している。
    今回訪れた“CAFFE ROMA”もそのひとつ。評判を聞いていたヤマグチ隊長が一度来たいと思っていた店だという。朝までくつろげる隠れ家的空間で本格イタリアンを味わう。

     

    知る人ぞ知るこのレストランは20年以上の歴史を持ち、本物がわかるイタリアン・ファンに支持されてきている。店内の壁には今までにここを訪れたオーストラリアの著名人の写真が所狭しと並んでいて、来客からの信頼感が伝わってくる。レトロで雰囲気の良いインテリアや暖炉が、ドアから一歩入った瞬間に感じることのできる本場のイタリアン空間を作り出している。言うまでもなくイタリア訪問経験を持つヤマグチ隊長は、そんな空間にも自然に溶け込み、イタリア出身のウェイターと“シィーシィー(イエス)”などと笑顔で話しながら紳士的に振る舞っている。うっとりとシィーシィーを連発する隊長はまるでイタリア帰りのイエスマン。なんであれ身振り手振りも含め、情熱的にコミニュケートできてしまう隊長は今夜も頼もしく映るのであった。
    Prosciutto e Melon Mozzarella di Bufala Con Pera e Prosciutto

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    Prosciutto e Melone($22.50)

    隊員達がワインを片手に歓談する中、隊長が前菜として選んでくれたのはProsciutto e Melone($22.50)。Prosciutto(プロシュート)は燻製しないで塩漬し乾燥させて製造する類の生ハム、それが新鮮なメロンと一緒に盛り合わされている。店主のダニーロさんは「これはイタリアのパルマから取り寄せている本場の生ハムだ」と誇らしげに語る。隊長も「これ大好きなんだよね。イタリアに行ったら絶対食べるの!」と嬉しそう。生ハムには深い味がギュっと詰まっていて、ほどよい噛み応えに合わせるように旨みが飛び出してくるよう。それをフレッシュなメロンと一緒に口に入れるものだから、口の中は色々な美味しさが溢れ、ハーモニーが織り成す大洪水状態になってしまう。舌の肥えた隊長は「プロシュートは素晴らしいけど、メロンがちょっと残念だな。イタリアで食べたやつはもっともっと熟してて、ハムにマッチにしたんだよ」との評。続けて弊紙派遣員Uは「僕もダメだね。ハムとメロンは別々に食べたいな」との評。…その理由はまた別の次元ではないか?


     

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    Mozzarella di Bufala Con Pera e Prosciutto($22.50)

    お次もワインによく合いそうなディッシュがお目見えした。モッツァレラチーズの白とトマトの赤のコントラストが美しいMozzarella di Bufala Con Pera e Prosciutto($22.50)である。モチモチとしてさっぱりとした風味のモッツァレラは熟れたトマトとの相性がよく、その瑞々しさは清楚と形容しても大げさにはならない爽やかな魅力を印象づける。オリーブオイル、バジル、ペッパーで彩りが加えられただけのシンプルな料理であるが、決して物足りなさが残ることはない。「それがイタリアンの神髄なんだよ、きみぃ。イタリアンは無駄なことはしないの。どう素材本来の良さを引き出すか、そこが勝負なわけ!」と興奮して語り出した隊長。ここまでテンションを上げただけあって当然のごとく“オススメ”に指定。元来、癖のないモッツァレラは日本人にとっても抵抗がなくファンが多い。素朴ながら全隊員に大好評であったのも納得だ。



    Penne al Salmone Spaghetti Vongole

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    Penne al Salmone($20.50)

    前菜シリーズから流れは中盤に入り、だんだん料理のボリュームが増してきた。Penne al Salmone($20.50)はサーモンの身をふんだんに使ったペンネ。クリームとトマトソースを使って素晴らしい風味を出している。そしてなによりも良い意味での自己主を張しているのがサーモン自体の深く濃い味。調理時にリークと一緒に炒めたりと主役の立ち位置を名脇役が固めているのだろう。最大限に引き出されたサーモンの旨みがこれでもかとばかりにペンネに滑らかに絡みついている。興奮冷めやらぬ隊長は「これ、美味しい! パスタの茹で加減もいいね。オージーは柔らかくしてしまうことが多いんだけど、これは絶妙なアルデンテ状態だよ」と話し、感心しきり。本当に美味しいものと出会ったときは皆が顔を見合わせ、興奮気味に語り出す。個性的な隊員達もこれには全員一致でオススメ入りを決定。



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    Spaghetti Vongole($26.50)

    パスタが続き、次に運ばれてきたのはSpaghetti Vongole($26.50)。スタンダードないわゆるスパゲッティである。なんだかんだでスパゲッティが一番しっくりくるという日本人は多いのではないか。ベビーサイズのあさりから染み出た旨みをチリやガーリック、パセリの香辛料がキリッと引き締めている。ただ直前に出たペンネに比べると若干迫力不足であるのは否めず、隊長のテンションも今ひとつ上がってこない。肩を落としながら「悪くはないんだけどさ。ボンゴレというのは白ワインとあさりの出汁が決め手になるわけ。それがあまり見えてこないよね」と寂しそうに語る。そこで隊長をからかいながら横槍を入れてきたのが、隊長を若い頃から世話してきたという重鎮、K師匠。「よく言うよ、お前。でもそれは正解だ。白ワインとあさりから出る美味しさ、それがボンゴレの全てと言ってもいい」。これにはさすがの隊長も「先輩にはかないません」と恐縮しきりであった。

    Pizza Margherita Prosciutto e Rughetta

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    Pizza Margherita($20.50)

    最後にディナーをしっかりとまとめてくれるのは2つのピザ。最初はPizza Margherita($20.50)から。イエローやオレンジのポップな暖色系の色合いがチーズや生地の香ばしさと相まって、終盤ながらもう一度、隊員たちの食欲を刺激する。薄い生地がサクサクと心地よい音を立てて割れ、そこに本日二度目の登場となるモッツァレラチーズが、表面を軽く焦がしてとろけながら口の中に滑りこんでくる。そこにトマトの甘い酸味が後から続き、その瞬間ピザの魅力のすべてが集結し、口の中ではじける。伝えられるところによるとマルゲリータとは100年ほど前のイタリア女王の名前であり、その女王のためにナポリのピザ職人が赤いトマト、白いモッツァレラ、緑のバジリコの3色を使いイタリア国旗を模したピザを作ったのが"ピザ・マルゲリータ"の始まりであるという。



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    Prosciutto e Rughetta($22.50)

    2つ目のピザはProsciutto e Rughetta($22.50)。ナポリ流のサクサクの薄生地にイタリア人が愛して止まない野菜であるロケットを並べ、その上にこの店自慢の生ハム、プロシュートを大胆に乗せている。噛むほどに内側から出てくるようなプロシュートの表情豊かな味とロケットのシャキシャキの食感、そして心地よい苦味を同時に愉しむ。そこに特別な仕掛けはなく、あるのは素材の持つ良さをどう引き出すかという組み合わせであり、本物を提供したいというイタリア料理への愛情である。その姿勢は見事に結果となり、食すものに満足感を与えてくれている。視線を感じ、ふと顔を向けると隊長が「お前もやっとわかってきたな」という顔をして嬉しそうに頷いていた。そして優しい声で「何も言うな。オススメだよ」と告げたのだった。

    素晴らしい料理と心から落ち着くことのできる空間に隊員達は大満足。隊長が「今夜こそというデートに使うべき」と語ると、ソムリエK隊員は「いや、最初のデートで来るべきだ」と譲らず、思わぬところで“デート問答”まで起きてしまった。そのぐらいに雰囲気のあるレストランだということである。平日は深夜2:30amまで、週末には朝5:00amまでオープンしているところも嬉しい。時間を気にすることなく、家族や恋人と素敵な時間を過ごしてほしい。

    K隊員はかく語りき
    いやぁ、今回はイタリアンでしょ? これはもうワイン奉行としては楽よ。前回なんて中華でしょ? 正直、ワインで合わせるのは大変だったよね。イタリアンならメニュー見て、どれをチョイスしてもはずれってことはないからね。今回、特にレコメンドしたいのはBROKENWOODのやつさ。あそこはいいぜぇ。我ながらあれ飲んだときはまた炎上しちゃったよ。ハンターを代表する、いや、オーストラリアを代表するワイナリーと言っていいかな。いずれにせよ、このレストランは最初のデートで来るべきだよ。そうは思わない?(険しい顔で)
    MASI LEVARIE BROKENWOOD INNOCENT BYSTANDER

    MASI LEVARIE
    Soave 2006/$36 (白)

    イタリア産の白ワイン。フルーティーな香りがとても印象的で、口当たりが良い。飲みやすくスターターとして最適であろう。通常、チーズには赤を合わせるが、淡白なモッツァレラとの相性は非常に良かった。

    BROKENWOOD
    PINOT NOIR 2006/$40 (赤)

    ハンターバレーでも5本の指に入るというワイナリー、BROKENWOODのワイン。ワイン大好きな3人が仕事を辞め、1970年に設立した。まろやかでいて、濃い料理にも負けないしっかりとしたコクを持つ。サーモンのペンネとベストマッチ。

    INNOCENT BYSTANDER
    PINK MOSCATO Sparkling 2008/$25

    ピンク色が鮮やかなデザートワイン。このタイプでスパーリングは珍しい。すっきりしているので食前酒に良く、また程よい甘みはデザートとして最後にしめるのにも良い。非常に飲み口が良く、女性やお酒を飲めない人にも向いている。

     


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    9 Kellett St, Potts Point 2011
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