オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」
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Lebanon and Beyond -母親から受け継いだレバノンの家庭料理

27/11/2009


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Shop オーストラリアに多文化主義が採用され34年。その様相はこの国の"食文化"に一番の影響を与えたのではないだろうか。世界各国の料理が気軽に楽しめ、行くところに行けば本場の味さえ容易に求められる――グルメへブン。日本食、中華、イタリアン、スパ二ッシュなど、50ヶ国を超える料理が味わえるオーストラリアから今月はレバノン料理をご紹介しよう。
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Shish Kebab ($15.90)

宗教上、豚肉が食べられないレバノンではラムが一番の人気。ラムの臭みが苦手という方もいるかもしれないが、ラムの串焼き、Shish Kebabは一切の臭みを感じさせない。シェフいわく、レバノンの"セブン・スパイス"という香辛料ミックスでマリネし、1~2日置くことで、その臭みを取り除くことができるそうだ。程よい焦げ目がついたラムは一見硬そうであるが、これが驚くほど柔らかく、一口サイズに角切りされた肉は食べやすい。絶妙な火加減で外はカリッと、中はジューシーに仕上げられたシシカバブはシェフの腕前をうかがわせる。玉ねぎやパセリ、パプリカが炭焼きならではの香ばしいラムの味をさらに引き立てる。先ほどのピタパンに焼茄子のディップ、そして盛り合わせのサラダとともにラムを包みこんでみよう。おかわり続出間違いなし!これまで体験したことのないラムの柔らかさ。

Sheik el mehishi ($15)

揚げ茄子に、ラムミンチ、パインナッツ、そしてお馴染み"セブン・スパイス"を加え、トマトソースでじっくりと煮込んだディッシュ。サイドにライスが盛り合わせられ、一見、カレーを連想させるが、カレー風味は一切なく、塩が良く効いた煮込みと言ったところだろうか。ご飯との相性が感動ものだが、ライスをよくよく見ると、極細麺のようなものが入っているではないか。「米に麺?」と首をかしげるが、エジプト料理にも"コシャリ"という米、パスタ、レンズ豆をトマトソースでかけた似たものがあるとか。日本食にはない発想だが、この"麺入り"ライス・ディッシュも先ほどに続き味に親しみがあり、日本人の感性に近いものを感じさせる。もちろんピタパンで巻いても美味しくいただけるオススメ品だ。

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Jheje a la reze ($13.90)

米はピタパンに並ぶレバノンの主食だが、日本のように白米ではなく、炊き込みや混ぜご飯的なものが主流。その代表的ライス・ディッシュがJheje a la reze。長粒種のジャスミンライスを使用したさっぱり系の焼飯は、米がサラサラで、脂っこさもパサつき感もない、ふんわりとした新しい食感。粘りのある日本米とは対極にあるものだが、塩をメインにあっさりとした味付けと、上に散りばめられたパセリの上品な香りが日本人の舌に合う。「これだけのためにランチに訪れてもいい!」との人気ぶり。具はラムミンチと鶏ミンチという、これまた不思議な組み合わせ。レバノン料理の新たな発見である。

Festive Hommous ($11.90)

Hommus(フムス)とはひよこ豆にタヒニやガーリック、レモンを加え、ペースト状にすり潰したディップで、レバノンに限らず、イスラエルなど、幅広い中東地域のみならず、ギリシャやトルコなどの南ヨーロッパでも食べられる伝統料理。この上にレバノンのスパイスが染み渡った細切りのラム肉"Shawarma(シャワルマ)"と、新鮮なトマトとパセリをふんだんに散りばめたものが、シェフ自慢のFestive Hommous。滑らかでほんのりと甘いディップがスパイスの効いたラムと絶妙に絡み合い、トマトとパセリが爽やかな風味をさらに追加する。鮮やかな色合いは名前そのもの、"お祭り"のように賑やかで、また豆が主であるフムスは、たんぱく質、食物繊維、ミネラルと栄養も豊富でとてもヘルシー。味といい、栄養素といい、オススメであることは言うまでもない。

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Baba Gannogue

(sml. $7、lag. $11.50)

レバノンの代表的料理といえば茄子をオリーブオイルやタヒニ、ガーリックと混ぜ合わせ、ペースト状にしたディップ。主食のひとつであるピタパンに塗って食べるのが通常だが、まずはディップのみでトライ。ナチュラルで柔らかい味が口を優しく包み、じっくりとスモークされた茄子の風味が後を追う。しっとりとした口当たりのディップは前菜として素朴なピタパンと一緒に味わうのも良いが、おかず(メイン)としてオーダーした肉や野菜をパンに詰めてもなかなかいける。

Cousabel lahme ($13.90)

レバノン産ズッキーニにご飯を詰め込み、濃厚なトマトソースで煮込んである。太く、まるで茄子のような形のズッキーニに疑いをかけるが、店員やシェフ、多数に確認をとったところ、これは正真正銘のズッキー二だとか!?ラムのミンチ入り炒めご飯は、シナモンスティックと煮込むことでその臭みを取り、スパイスの良く効いたライスは濃厚なトマトソースとマッチ。力をいれずスッとナイフが入るほど柔らかく煮込まれたズッキーニは、口の中でとろけるように広がる。野菜をたっぷりと使用し、体に良さそう。ベジタリアンにはもってこいの一品だ。

Fried Kibbe ($13.50)

引き割り小麦、ラム、玉ねぎ、パインナッツ、スパイスを混ぜ合わせ、肉団子のように丸めて揚げた、レバノンを代表する前菜のひとつ。これはレバノン風に片手でパックリいただこう。揚げ物であるものの、意外にあっさりとしていて、食材の旨みが凝縮されたKibbe(キベ)はくせになる味わいだ。赤ワインとの相性も絶賛もの。

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Shish Tawook ($15.90)

ヨーグルトと数種類の香辛料でマリネされた鶏の胸肉はラム同様に柔らかく、付け合せのガーリック・ソースが食欲をさらに増進させる。。ピタパンに包みあげても良し、串焼きのみでいただいても良し。一食を様々な形で楽しめるのも魅力的だ。野菜をたっぷり摂ることでも定評のレバノン料理、ビネガーが良く効き、さっぱりとしたサラダもお忘れなく。

 

 

レバノン料理って?と疑問を持っていた諸君、これで少しは解決されただろうか。オリーブオイル、レモン、ペーストなどを基本にし、隠し味といえば7種類の香辛料が入った"セブン・スパイス"といえよう。野菜をふんだんに使う料理は野菜不足の方に、そしてベジタリアンにお勧め。あっさりものが多く、日本人にも意外に合うことも今回の発見だ。本格レバノン料理を求むなら『Lebanon and Beyond』!予約はお忘れなく。
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