チャイナタウンで発見!進化し続けるモダン台湾料理 TAIWAN | Cheap Eats Great Taste

ここ最近中国本土でも、また日本でも密かにブームを生んでいる台湾料理。香港返還の1997年を皮切りに、シドニーにもたくさんの中華料理屋が続々オープンし、オーストラリアの食のレベルを向上させたのは有名な話だが、それを追うように台湾料理のお店も徐々に登場。今やシドニーでも本場さながらの台湾料理を食べられるお店が増えてきた。 。

そもそも台湾料理とは福建料理をベースに、客家料理と日本料理の影響をそれぞれ受けながら独自に発展してきたもの。それゆえに醤油やかつおダシを使用した料理も豊富に存在し、淡白で繊細な味付けの料理が多いらしい。「日本人にも馴染みやすい味付けの料理が多いのよ」と台湾出身の雅子隊員は語る。また、香辛料も好んで使用されているのも特徴のひとつ。台湾料理と言えば'小龍包'を連想する方が多いかもしれないが、実はこれは大きな間違い。シドニー食べ歩き隊でも以前にご紹介した、世界規模でチェーン展開している『ディンタイフォン』の本店が台北にあり、そこの小龍包があまりに有名なのでこのようなイメージがついたというのが通説だ。

 

Taiwanese grill chicken fillet($6.50)

鶏のヒレ肉をカラッと揚げ、甘だれと広東特性BBQソースに漬けグリルした一品。表面のサクサク感に対し、鶏肉がとても柔らかくジューシーに仕上がっている。ふわっと鼻に香る隠し味のコショウと鶏の相性が良く、備え付けのチリパウダーがほのかにサンショウの香りを漂わせ食欲を誘う。ヤマグチ隊長も迷うことなく「これオススメ!」と、一品目からレベルが高く期待が高まる。

 

Sausage skewers ($5.60)

現地台湾では屋台などで広く扱われており、庶民的で大衆に好まれる伝統的なソーセージ料理だ。ぱりっとした皮は薄く、プチンッと噛むと弾けんばかりに詰まった甘い豚肉から肉汁が溢れだし、口の中に広がる。必ず備え付けのニンニクと一緒に食すことをお勧めする。

Basilwithpipi ($10.00)

バジル、チリなどの香辛料とガーリック、たまり醤油のようなドロっとした醤油でピピ貝を甘辛く炒めたもの。香辛料がピピの旨みを存分に引き出しつつ、ショウガがシーフードの生臭さを見事に消している考え抜かれた一品。ピリ辛ソースには、ほんのり香るガーリックとピピの旨み汁が調和し、深いコクを演出している。「うっそ…、これもォ、オススメ」と最近オススメを連発しすぎと突っ込まれ、やや困惑しているヤマグチ隊長も、「でもこれが美味しいんだからしょうがない」と開き直り、太鼓判を押す。

Ginger duck with rice wine ($15.80)

クコ、ナツメ、フィグ、ショウガなどの薬味を日本酒のような台湾の白濁酒に入れ、ダックと大胆に切ったキャベツなどと共にゆっくりと煮込む。韓国のサムゲタンに近いと言えばイメージが湧きやすいだろうか。薬味と共にダックのエキス、キャベツの甘みが豊かなコクを醸し出す薬膳スープ。本日応援に駆けつけてくれた雅子隊員も「小さいときから食べている懐かしい味」と絶賛。妊娠している方、また滋養強壮にとても効果的とのこと。時間が経つほどに味が詰まって風味が良くなり、隊員たちもついつい最後までスープを飲みほしてしまう。スープを奪い合う状況を目の当たりにし、文句なしのイチオシを捧げた。

Oyster omelets ($11.90)

半なまに近い新鮮なオイスターをフワフワ卵でくるみ、甘辛あんかけで仕上げた料理。ふんだんに使用されたオイスターの風味がよく生きており、玉ねぎの甘みと見事に調和する。「とろけるような舌触りがクセになるなあ」と今夜の隊長はどこか饒舌。「海の幸と山の幸のコンビネーションは同じ島国の香りがしてどこか懐かしい」とソムリエK隊員も絶賛した。ここでお口直しにお茶を頼もうとしたA隊員に、雅子隊員からまさかの忠告が入る。なんとも台湾ではお食事中にお茶を飲むという文化は薄く、お水または白湯を頼むのが一般的なのだとか。意外ですね。

Spicy beef noodles($10.90)

辛く濃い醤油ベースのスープに、ほんのり甘いトマトが香り、シコシコの手打ち麺と良くからみ合う。脂身の乗った厚切り牛肉はとても柔らかく、スープの旨みをたっぷり含んでいて美味。雅子隊員いわく、「台湾では本来豚肉が中心で、貴重な動力源である牛を食べる習慣はなかったの。現在台湾では牛肉麺はポピュラーなメニューとして定着しているけど、牛肉を使う料理は、基本的に戦後大陸からもたらされたものなのよ」とのこと。もし、もともとの伝統的な台湾ヌードルを食したいのであれば、128番のMince pork noodles ($8.90)もお勧めだ!

伝統的な台湾料理の本質を持ちながら、時代に応じ柔軟に進化し続けている TAIWAN。雅子隊員のレクチャーのもと、台湾の歴史的文化背景に触れながら食する台湾料理は実に美味しく興味深いものとなった。恋人同士で、または団体でも落ち着いてゆっくりくつろげる TAIWANを是非一度訪れてみてほしい。

ソムリエK隊長のワイン談義

Catching Thieve, Semillon Sauvignon Blanc 2009, Margaret River ($16)

ルパンの峰不二子を連想させるようなラベルのCatching Thieve。品の良い甘みがあり、女性向けでスターターとしては最適でしょう。シーフードなどさっぱりとした料理に合う。
Kissing Point, Chardonnay 2009, Fleurieu Peninsula ($15)
ミドルボディでほどほどに強めに仕上がっています。オイスターやエビなど、シーフードでも濃いめのものと相性が良いでしょう。口当たりがとても飲みやすく、ついついボトルに手が伸びてしまいます。
Wirra Wirra Catapult, Shiraz Viognier, 2007, McLaren Vale ($24.99)
マクラーレン・ベールの大手だけに、ミドルレンジから下のレンジの比較的リーズナブルなものに対しても、きちんと良質なものを作っているので安心。優しく、そして味わい深い仕上がりになっています。是非お肉などに合わせてみてください。
 
TAIWAN
52 Dixon St, Haymarket Sydney
Tel:02 9212 2220
OPEN 7 DAYS
SUN-THU 2pm-10:00 pm
FRI,SAT 12pm-10:30pm
 

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