幻のアンコウを求めて 名家 (ミュンガ) | Cheap Eats Great Taste
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  • 通り過ぎる人のほとんどがアジア人。お店の看板にはハングル語が当たり前に表記されている。夜遅くまで営業している八百屋や商店もあり、その明かりの前にはレストランで働く親を待つ子供たちが遊んでいる。どこかノスタルジックなその光景に、古き昭和を連想させる街並みだ。またアジアの台所との異名を持つこの町では、新鮮な野菜、肉類などがリーズナブルな価格で手に入ることでも知られている。
    以前はケンプシーに多かった韓国人も今や各サバーブへと広がり、今一番韓国人の人口が多いストラスフィールド、2番のチャッツウッド、そしてここイーストウッドなどに移り住んでいるという。物価も比較的に安いこれらのサバーブでは、結果シティと比べて低価格でうまい韓国料理が食べられるのだ。
    「名家」と書いてミュンガは今年で8年目を迎える老舗。“名のある家”と自ら名乗るほど、その家庭風料理のクオリティを自負しているようだ。早速のれんをくぐると、お座敷とテーブルが半々で構成されている、いわゆる食堂風の佇まいが広がっている。友達の家にご飯を食べにきたような、どこかホッと一息ついてしまう雰囲気を醸し出している。
    席に着くと早速バンチャンでお出迎え。みずみずしいキムチはもちろんのこと、ナムル、ホウレン草の和え物など、種類の豊富な一品料理がテーブルにずらりと並ぶ。韓国料理屋ではバンチャンを食べればレストラン自体の質や味が分かると言っても過言ではないだろう。また、おかわりが自由なので、自慢の料理がテーブルに並ぶ前についつい箸が伸びてしまうのだ。食べ盛りの若者はこのバンチャンでエンジンをかけておくとよい。それではこの辺で気になる料理の紹介をしよう。

    Seafood Pancake($13.00)

    いつも思うのだが、このパンケーキという英語表記からは、チヂミのイメージが伝わりにくいと感じるのはフードライターの私だけだろうか。日本では「チヂミ」という名で知っている方も多いと思うが、実は「チヂミ」とは韓国の東南方言での呼び名で、正式には「プッチムゲ」、「パジョン(パ=ネギ、ジョン=粉系の焼き物)」というのが一般的だそう。何にせよ韓国では一般的な粉モノも家庭料理のひとつ。表面のサクサク感が心地よく、中はフワフワに仕上がっている。魚介類もしっかり存在感を持ち、風味に一役買っている。日本のどこか懐かしい味わいがたまらない。関西出身で粉モノに目がない隊長から、早くも今宵のオススメが飛び出した。

     

    Marinated Pork Ribs($17.00)

    しっかりとショウガの香りを効かせ、白ゴマで仕上げたMarinated Pork Ribs($17.00)。いわゆる日本の生姜焼きのそれにとても近い味わいで、実に日本人好みだ。すりおろした生姜が脂の乗りがいい豚肉のほのかな臭みを消し、見事に調和している。迷わずご飯を注文したくなる一品。

    Potato Noodle($13.00)

    チャプチェという名で知られている芋のデンプンで作った麺で、コシがあるのが特徴的。牛肉、人参、玉ねぎ、エノキ、シイタケなど、野菜とキノコ類がふんだんに入った健康食を、ゴマ油とニンニクの風味を利かせた濃いめの味付けで仕上げている。早速箸を運ぶと、でんぷん質特有の弾力のあるモチモチ麺の食感がたまらない。見た目はほんのり透き通っており、春雨を連想させる。「ここのはガーリックとシイタケの風味が効いていて、パンチがあるのがいいね。濃厚な深みのある味がたまらない」とドクターMも太鼓判を押す。おまけに野菜を豊富に食べることができるので、女性には嬉しい限りだ。「韓国人は世界一野菜を食べるんですよ。ちなみに2位はスペインで、3位は日本と思われているけど、実はアメリカ。アメリカはポテトの摂取量が多いからね。」と今宵も饒舌な我らがヤマグチ隊長。

    Stir Fired Small Octopus($15.00)

    火を通しすぎず、素材の食感を生かしたタコがプリプリとして食べ応えがある。後味はしっかりと辛く後を引くが、その辛さが病みつきになる。酒飲みには外せない一品だろう。

    Angler Fish Stew(S)$50、 (L) $65

    食べやすい大きさに切ったアンコウと、大量の豆もやしをコチュジャンベースで蒸しあげたもの。白身のアンコウはあっさりと実にたんぱくな味わいで、そのままコチュジャンソースで食べてももちろん美味しいが、わさび醤油につけていただくと、アンコウのほのかな魚臭さを消し、一層旨さが際立つのでお勧めしたい。韓国料理とわさび醤油の意外なコラボに隊員一同が目を疑ったが、食べてみればなるほど納得のできる食い合わせになっているので是非試してほしい。アンコウにはコラーゲンが豊富に入っているので、女性にも人気の一品。もともとオーストラリアでは手に入らないこのアンコウは、中国からの輸入品だそう。わさび醤油が出てこない時は店員に頼むことを忘れずに。

    Fish Egg Soup($13.00)

    韓国料理でははずすことのできない魚卵のスープ。タラの卵がふんだんに入り、コクの深いスープに仕上がっている。魚卵以外にもムール貝、海老、いか、たこなど、豊富なシーフードと、きゅうり、モヤシ、ネギ、大根と、野菜も豊富に使用され、その旨味がスープに凝縮されている。アツアツの魚卵をフーフーしながら食べる韓国スープはこれからの季節には欠かせない逸品だ。

    今回は遥々イーストウッドまで足を伸ばし、念願のアンコウを食した我らが食べ歩き隊一向だったが、最近の物価高騰のあおりからか、やはり安くて旨いものを食べるには、シティからは離れるといった、多少の苦労が必要であることを再認識させられた。また、シドニー近郊にはイタリア街、韓国街、ベトナム街、中華街など各国のコミュニティが集結した町がいくつも点在し、それぞれがその国特有の文化、雰囲気を醸し出している。多民族国家のこの国に縁があってせっかく来たのだから、ついでに多国籍の文化や、本場さながらの食を味わうことを読者の皆さんにも強く勧めたい。

     

    ソムリエK隊長のワイン談義

    Mad Fish, Riesling 2007 ($14.99) Western Australia
    マッドフィッシュはリースリング、シャルドネを代表とするウェストオーストラリアのワイナリー。韓国料理の辛さ、濃い味付けに負けない、甘みのあるリースリングを選びました。アジア料理には定番の一本ですね。
    Swan Bay Pinot noir 2009 ($15.99) Victoria
    こちらも韓国料理の辛さを意識して濃いめの味をチョイス。フローラルだが、しっかりした辛口でシラーズに近いピノノア。この辛口な飲み口が生姜焼きによく合います。
    Tar & Roses, Shiraz 2009 ($14.60) Victoria
    今日のように辛い料理続きには、この手の若いスイート・シラーズが合うのではないでしょうか。ボディはあるが甘口に仕上げた女性にもとっても飲みやすい赤です。
     
    名家 Myung-Ga Korean BBQ Restaurant
    120 Rowe St., Eastwood
    Tel:(02) 9874-3383
    Open 7 days 10:30am~10:30pm BYO
     

     

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