アッシュフィールドのニューカマーShanghai Memory | Cheap Eats Great Taste
 

 



チープイートも170回目を迎え、俄然やる気に燃える食べ歩き隊。その記念すべき舞台は、ローカル誌もまだ取り上げていない"メディア初登場"の上海料理店だ。チャイニーズの激戦区アッシュフィールドにできた、安い・美味いが揃う、まさにチープイートな料理をとくとご覧あれ!

5月某日、雨のアッシュフィールド。メインストリートのリバプールロードには、上海料理といえばココ!といわれる有名店が立ち並ぶ。そんな激戦区に今年1月、堂々オープンしたのが今回のお目当てである「Shanghai Memory」。オーナーのヤンさんは並びにある「Shanghai Night」経営の母をもつサラブレット。10年ほど前に食べ歩き隊が初めてアッシュフィールドで入った店が、母の経営するShanghai Nightであり、彼はその当時高校生でお店を手伝っていた。それから月日は流れ、最近ヤマグチ隊長が足しげく通っていたShanghai Memoryで、オーナーとなったヤンさんにばったり再会。美味い料理が結び付けた縁を感ぜずにはいられない、これもチープイートの醍醐味のひとつだ。

 

「とにかくここでまず食べてもらいたいのは、水餃子!」と、席に座るやいなやY隊長がPork With Chives Garlic in Dampling(12$5.8018個$7.80)を注文。モチモチの皮に包まれた熱々の水餃子はニラの風味と肉の旨みたっぷりだ。「ん~何度食べてもウマイ!」と隊長。「何も付けなくてもいけるね!」「肉汁がたっぷりで小籠包みたい」と隊員たちも後に続く。日本では焼き餃子がメインだが、中国で餃子といえば水餃子が主流。「日本ではいつも焼き餃子ばかり食べていて水餃子はあまり好きじゃなかったけれど、ここのは皮に染み込んだ豚とニラのコンビネーションがいいですね」とOG隊員。「そうでしょ~」とY隊長も皆のよいリアクションに満足気だ。ここで、隊長のこだわりの食べ方をご紹介。

 



Pork With Chives Garlic in Dampling (12個 $5.80 18個 $7.80)
chiken Prowns and Calamari With Crisp Rice $14.80



ナプキンを胸元に(肉汁が飛ぶことがあるらしい)。

餃子の肉汁をこぼさないため、レンゲにやさしくとる。

まずは、何も付けずに食べて、肉汁と皮を楽しむ。

2つ目は黒酢をつけて。

3つ目はしょうゆをつけて。

4つ目に唐辛子が入ったチリしょうゆ(頼めば出てくる)をつけて食べる。

 

12個で6ドル以下という破格の値段なので、こうやっていろいろな食べ方を楽しめるというわけだ。「それにしてもホント安いよね~」と一同揃ってえらく感心しながら、その味を堪能する。まだ始まったばかりだというのに、すでに本日イチオシの予感だ。

 

同じく食べ歩き隊の心をつかんだのが、シェフのお勧めである肉団子、Steamed Pork Ribs With Manchurian Millet($14.80)。雑穀のヒエがまわりについた大きめの蒸した肉団子は、プツプツした食感と豚の旨みがぎゅっとつまった自慢の一品。独特のスパイスが香り、「こんなの初めて食べた!」と各地を食べ歩くグルメな隊員たちが声をそろえて感激するほど。「よく煮込んであるゴロッとしたポークが食べ応えあるね」「ヒエの皮だけ食べてもお肉の旨みが染み込んでいておいしい!」とDr.OH隊員。「ボリューム満点なので、大人数で注文したほうがいい」とは隊長からのアドバイスだ。

 

女性たちに好評だったのは、プレゼンテーションが印象的なSteamed Asparagas In The Ice Served With Sauce($10.80)。アスパラガスが氷に盛り付けられた姿は「これはアイディア賞だね」「アッシュフィールドでおしゃれにアスパラが出てくるなんてビックリ」と女心をつかんだ。ちょっとしたデートでも、このアスパラが出てくれば「あ、この人結構いいじゃん」とポイントが高くなるのだとか。味の方も申し分なく「甘みがあって日本のアスパラより柔らかくて美味しい」「ちょうどよい火の通し加減」と男性陣。マヨネーズベースのオリジナルソースは結構辛めで隊長には「辛すぎる」とのこと。一方、「お酒のつまみにいい」「クセになる~」という隊員も。Dr.Oにいたっては、その少し赤みがかったソースを見て「えっ?! 天然ウニソース?」と、本日一発目のボケをかましていた。

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そうこうしているうちに運ばれてきたのが、点心といえばお決まりの小籠包、Steamed Shanghai Style Mini Pork Buns($6.80)。見るからにたっぷりのスープを含んだ、蒸したてのつやつやだ。と、そこで隊長が「はい、みなさん小籠包の食べ方知ってますかぁ~?」と食べ方を説明しはじめた。

 

小籠包をそっと箸でつまみ、レンゲにとる。

箸で皮に穴をあけ、こぼさないようにスープを出し味わう。

スープを堪能したあとでパクリ。

 


Pan Fried Pork Bun With Shallots $8.80
Steamed Asparagas in The Ice Served With Sauce $10.80


これなら火傷の心配もなく美味しく味わえる。そんな隊長の声はまったく届かなかったのか、Dr.O流の食べ方はこうだ。

 小籠包をラフなかんじでレンゲにとる。

上をちょっとかじる。

箸で持ち上げ、さかさまにして(!)スープをレンゲに出す。

スープを味わい、あとはパクリ。

 



Stewed Pork Meet Loaf With Tiny Crab Meat  $14.80
Steamed Pork Ribs With Mabchurian Millet $14.80

それぞれの味わい方で熱々の小籠包はみるみるうちになくなっていく。口に入れた途端ショウガが利いたジューシーな肉の旨みが口いっぱいに広がり、フレッシュで柔らかい薄めの皮も◎だ。山口隊長いわく「ショウガを別に頼んで一緒に食べる中国人が多い。味に深みが出ます」。

この店の特徴は、どの品もオーダーが入ってから作りはじめること。入り口のブースでは器用な手つきで職人たちが次々と餃子や饅頭を作り、それを奥のキッチンへと運び蒸し上げる。さっき頼んだ自分のオーダーがフロアを横切り奥のキッチンへと運ばれていくのが見られ、「あぁ、これから蒸されるのだな」と分かるのも楽しい。一切作りおきをしないため、小籠包の先のしぼりの部分が硬いなんてこともない。モチモチのできたてがその場で食べられるのだ。

同じく"焼き小籠包"Pan Fried Pork Bun With Shallots($8.80)も、オーダーが入ってから作られる。底がカリカリに焼けた香ばしい皮の食感がよく、蒸したタイプとはまた違った味わいだ。隊員たちも「カリカリの部分と肉汁が染みている部分とよくマッチしてる」「この皮もすごくフレッシュ!」と、スナック感覚で手でとってパクパクと楽しんでいた。

 

これから寒くなる冬の季節にぴったりなのがStewed Pork Meet Loaf With Tiny Crab Meat($14.80)。ゴロンとした大きめのミートボールが入った、スープ仕立ての一品だ。しっかりとカニの旨みがするスープは、あっさりしているが奥深い。「よく見るとカニがたくさん入ってる!」「春雨のツルツルした食感もいい」「ミートボールが柔らかい」と隊員たち。見た目よりもボリュームがあり、これだけでもお腹いっぱいになり体もぽかぽかだ。

 

お次は白身魚を丸ごとカリカリに揚げたDeep Fried Whole Fish With Sweet And Sour Sauce($21.80)。見た目の豪快さに反して、松の実がたっぷり入ったソースはあっさり薄味の上品な味わいで、パリパリの皮とふっくらした魚の身とよく合う。「魚と松の実の食感がよくて、全体的にまとまりがある」「松の実は体にもいいんですよね」と、そろそろお腹いっぱいのはずの隊員たちだったが、ペロリとたいらげていった。

 




Steamed Shanghai Style Mini Pork Buns $6.80
Deep Fried Whole Fish With Sweet And Sour Sauce $21.80



シメに選んだのは
Chicken Prawns and Calamari With Crisp Rice($14.80)。日本のいわゆる「おこげ」は、オーナーいわく山東省の料理。チキンや海老が入ったアツアツの餡を揚げた米にかけると、「ジュヮーーッ」となんとも食欲をそそる音が響く。グツグツと餡が踊る小鍋からは、香ばしい香りと湯気が立ち込め「わぁ~美味しそう!」と隊員たちが飛びついた。「パリパリ感がすごくいい!」「海老とイカもぷりぷり」と高評価だ。Dr.Oは「お米がひなあられみたい。餡をかけたら"中華風リゾット"じゃない?」とまた独自にネーミング。そこへあまりの熱さに「思いっきり熱いから要注意!」とY隊長。皆、熱いと連呼しながら、それでも「最後まで熱々で美味しく食べられる」と人気だった。

 

今回は、どれをとっても"安い・美味い"の料理ばかり。さんざん悩んだ末、今回のイチオシは水餃子に決定! そして総勢8名でたらふく食べて、ひとりたったの12ドルという、チープイート史上12位を争う会計の安さに一同びっくり! あまりの安さと美味さにA隊員とR隊員は、冷凍の水餃子をお持ち帰り。こちらも60個でたったの24ドル! そしてメニューには「¥6.8/例」と2カ国入り乱れた不思議な(でも意味は分かる)価格表記! どこまでも我々を驚かせるそのサービス精神、お見事です!

 




Shanghai Memory

 Address: 267B Liverpool Rd., Ashfield NSW 2131

Tel:        (02) 9716 6985

Open:  7 Days

              10:30-21:50

 

酒類:    BYO(種類問わずすべて無料)

アクセス:シティから電車で約20分。South trainに乗ってアッシュフィールド下車。駅からリバプールロードへ出てすぐ、徒歩5分ほど。       

 

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