本家とはひと味違う新感覚をチャッツウッドで楽しめる Bassim | Cheap Eats Great Taste

 

コリアンタウンとして知られるストラスフィールドで常に長蛇の列をなす老舗韓国レストラン『Bassim』が、アジアンレストランの激戦区、チャッツウッドにオープンしてから早1年が経った。ストラスフィールドとはひと味違う『Bassim』が楽しめるとのことで、新天地でも韓国人をはじめ地元オージーからも支持を得ているという。2014年を迎えた今年も、新しい味を貪欲に求めて、食べ歩き隊がいざ乗り込む!


チャッツウッドの総合施設、コンコースの登場以来、質の高いアジアンレストランの聖地として、食欲減退を押しのけるパワーある街に成り上がったチャッツウッド。新年早々蒸し暑い夜が続いているが、ここへ来れば「何を食べよう?」と前向きな気分になれること間違いなしだ。そんなコンコース内に店を構える『Bassim』。ストラスフィールド店が焼肉中心のメニューであるのに対し、こじんまりしたチャッツウッド店は、黒を基調としたシックで清潔感のある外国人受けしそうな内装で、外にもテーブルがあり、暑い夏にはもってこいの雰囲気だ。

 

韓国料理と言えば、まずBulgogi($35)は外せない。海外における日本料理の代名詞が、寿司、天ぷらであるのに対し、韓国人にとってプルコギが国を代表する料理だという。ここでは、“ホットポット”の英語訳そのままに、スープ鍋を使った変わり種プルコギが登場。エノキやエリンギ、玉ネギ、ニラにヴァーミセリが入っていて、牛肉でダシを取ったスープは甘い口当たり。日本のすき焼きの味に近いと言ったら分かりやすいだろうか。隊長が、各々の素材を味わって、食へのこだわりを見せる一方で、M隊員をはじめ、女性陣たちからは「卵がほしい!」、と女性らしい食欲旺盛、かつ的確な感想が出る。A隊員が「ヴァーミセリがシラタキみたい」と指摘するように、ヴァーミセリは市販のものより粘着力があって、シラタキに近い食べ応えだ。最近の韓国料理は辛みを抑えていると隊長が言うように、韓国のしょうゆの甘みが生かされた一品に仕上がっている。ホットスープという新しい発想とすき焼きを思わせるうま味で、早速オススメに決まり!

 

ブルコギを堪能している隊員たちの前にドンと置かれたのが、Pork Schunitzel($15)。元来ドイツ料理であるシュニッツェルがなぜ韓国料理の中で人気があるのか、という好奇心に誘われて頼んだ1品だ。その存在感に圧倒される隊長の横では、あまりの大きさについつい私的に写真を撮り始める隊員たち。オーストラリアの地図のような形をしたシュニッツェルは一人前と思えないほどの大きさだが、これで15ドルというから、その安さにも驚かされる。O隊員が、「お肉と衣の厚さが同じくらい」と言うように、お肉がハムカツ並に薄く、日本のトンカツとは違う。また、衣がサクサクしていて「洋食を思わせる」とA隊員。付け合わせの甘辛いマスタード色のソースが好評で、その正体が気になるところだが、残念ながらこちらは「秘密」とオーナーにシャットアウトされてしまう。シュニッツェルは、チャッツウッド店限定品というから、来店のさいにはぜひとも試してほしい。

 

 

続くBibimbap($10)はベジタリアン用で、こちらもチャッツウッド店だけの限定商品。もやしやキャベツ、大根、にんじん、レタス、ネギ、紫タマネギ、キュウリ、水菜、ゴマの葉と、具材が満載のビビンバを前に、隊長は「ぐちゃぐちゃに混ぜるのが正統派」と言いながら、半熟卵から豪快に混ぜ始める。ゴマ油が効いているため、さっぱりした味わいの中にもコクを感じられる。「ひとつ一つの野菜に甘みがある」と言うA隊員に、M隊員が「新鮮で食べ応えがある」と同意するなど、野菜の美味しさは確かなものだ。白米に赤米が入り混じったご飯は、モチモチと水分がたっぷりで、日本人には懐かしい味に感じられるだろう。


メインディッシュの隣に置かれて、隊員たちを惹きつけてやまないのが、バンチャン、いわゆるお漬物だ。キムチ、ナムル、カクテキなど、バラエィに富んでいるのに加え、こちらはすべておかわり自由! 本場韓国ではバンチャンのおかわりは常識というが、こちらでは「意外と知られてないんだよね…」と隊長も箸が休まらない。白菜のなます風漬物も、「甘酢が美味しい」と遠慮せずおかわり!

豆を発酵させた韓国味噌「テンジャン」で煮たリブ肉がふんだんに入ったHejanguk($13)。韓国では二日酔いの後に飲むといわれるスープには、肉のうま味やコラーゲンがしみ込み、栄養価の高い一品だ。日本の味噌汁とは違い、この味噌は食べ慣れていないと独特なにおいが鼻につくが、口にしてみると、薄味で上品。「肉のうま味がスープに活きている」「ご飯によく合う」と絶賛コメントが行き交う。隊長は「リブ肉の食べ方で、どれだけ肉好きな人か、わかるんだよね」と言いながら、綺麗に完食、自分の肉好きをアピールした。




5品目に登場したのは、温かいスープに麺が浸った料理で、日本のうどんに近いClam Kalguksu($10)。今回は定員さんお勧めの、韓国で人気のアサリ入りをオーダー。白色の綺麗なスープを一口いただくと、アサリの香りと麺のコシが味わえる。麺は煮込みうどんのように、コシがしっかりと残っていて、麺好きも納得の食感。O隊員は「ガーリックが入っていて、発汗作用があり、具合が悪いときは毒素を出して、体を温めてくれそう」と絶賛。薄味で、辛くない、濃くないといった点を挙げながら、「このお店は、食材の持ち味を大切にした新しい味付けだね」と隊長のコメントにみんなが同意し、本日2つ目のオススメに決定された。


そして今夜の締めとなったのが、Sukeme Nengmyun($10)。いわゆる「冷麺」だ。キュウリ、薄切りの大根、ゴマの葉、ゴマが散りばめられており、さっぱりした味付けは、辛くて濃い味付けが苦手な人でも食べられる“韓国料理ビギナー向け”と言ったところだろうか。鉄器の中でキンキンに冷えたスープのうま味とヴァーミセリの相性がよく、やみつきになる食感だ。ヴァーミセリは普通の冷麺で使われるものより繊細だが、冷たいスープの中でしまりがあり、スープとほどよく絡みついている。さらに、千切りキャベツが入っていて、麺と一緒に食べられるサラダうどんのよう。シャキシャキと歯ごたえよく、満腹感が増す。ここで隊長お勧めの、3通りの食べ方を伝授しよう。①スープをそのままで②お酢を足して③マスタードを足して。さまざまな顔を楽しめる冷麺は、「締めに最高!」というM隊員に加え、A隊員も「色々食べつくした後の物足りなさを補ってくれる」と太鼓判を押す。さらに「やる気がないときや、昼間に眠気を感じたときにはお勧め」とO隊員。最後に食べたのに圧倒的な存在感を出したこの冷麺が、他の料理を抑えての、今回のイチオシに決定!

 



味の期待を裏切ることのなかった『Bassim』の料理は、全般的に値段設定が安く、予算が気になる方にも自信を持ってお勧めできる。また11時から3時のランチタイムに食事を注文された方には、6ドルでカルビを注文できるサービスも現在実施しているというから、ランチにボリュームを求める方はぜひお試しあれ。


 

 


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