第2回:波乱のイカ釣りエギング物語 シドニー爆釣メモリアル | シドニーで釣り入門 初級・中級編
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    『シドニーで一度は釣りをしてみたい!』。そう思っている読者は意外と多いのではないだろうか。これだけ海を近くに感じながら、一度も釣りをしないで帰国なんてもったいない。『でも、釣りって難しいんじゃないの?』。そう思っている読者のために、再び釣り名人のケイゴ先生&ユウ先生が集結! 今回は助っ人のマサ先生も真冬に一肌脱いでくれた。第2回の中級編は「劣悪なコンディションのなかでも、アオリイカを釣り上げ、イカ刺しを堪能することができるのか」というチャレンジをお届け。

     

     

     

    本日使用したアイテム

     

    釣具は最寄のフィッシングショップやKマートなどで買い揃えることができるが、こだわるのであれば楽天などの日本から通信販売がオススメだ。

     

     

     

    水温系で温度を確認

     

    アオリイカは水温が13度で死滅、14度だとまだ活動可能範囲。取材日は水温が水温15~16度とまずまず。もちろん昼のほうが水温も高いのでオススメ。

     

     

     

    服装

     

    暗いときに黒い服だと、万が一海に落ちたときに見えずらく、助けにくいので、明るいものがオススメ。

     

     

    リリースサイズを守ろう

     

    www.dpi.nsw.gov.au/fisheries/recreational/regulations/sw/sw-bag-and-size
    リリースサイズに関して、政府公式サイトにてレギュレーションが掲載されているので参考にしてほしい。ちなみにイカはひとり1日20杯まで。

     

     

    タイドチャートで潮を読む

     

    www.seabreeze.com.au
    サーファーがチェックしているサイトを見ると、タイドチャートから、波の高さ、風の向き、うねりの向きまで細かく掲載されている。

     

     

    アオリイカのシーズン

     

    アオリイカは生態学上、1年しか生きることができない。春に産卵、夏秋が食べごろ、冬には越冬する大きいものが釣れる。オーストラリアは日本より魚影が濃く、日本だといいポイントには人が多いが、シドニーは少ないので初心者でも釣りやすい。リトルマンリーやクリフトンガーデン、ボンダイもお勧め。

     

     

    リール選び

     

    スピニングリール
    ライントラブルが少なく初心者から上級者まで幅広く使用。ドグラをゆるめて、アオリイカがかかったときに身がちぎれないように調節しよう。

     

     

    ベイトリール
    手に包み込むように持つので感度が高く、アタリがより分かりやすい。ただ投げ方にコツがいるので中・上級者向け。巻き上げる力が強く、糸ヨレもほぼ起こらない。

     

     

     

    アオリイカを狙う場所 

     

    アオリイカを狙うポイントは、砂地や藻が生えている場所。冬なら水深のあるポイントで、夜であれば常夜灯が照りつける、アジなどのベイトが回遊しそうな場所がよい。駆け上がり(深場から浅場へ向かう斜面)にも小魚などが集まりやすいため好ポイントとなる。

     

     

    イカ釣りテクニック エギングとは?

     

    エギはもともと日本が由来だが、現在ではグローバル語となっている。エギが沈んでいくとき、アゴ先におもりがついているため、自然と生きているような前傾姿勢で沈み、アオリイカは弱った海老や魚と思いパクっと食いつく。基本は後方からだが、横から食いついてくる場合もある。ゆるんだ糸を2、3度しゃくってすぐ緩めると、エギが左右にぴょんぴょんはねて不規則に動き、イカの興味を引く。

     

     

     

    イカの絞め方

     

    まずは自然の恵みに感謝してから、イカの身の部分と、脚や目のついている部分の境目に一撃いれると、一瞬にしてふだん見慣れた半透明なイカの色に変化する。

     

     

     

     

     

     

     

     

    リトルベイでファーストラウンド

     

     

    厳冬の夜、20時を過ぎた頃、ヒートテックに身を包み、続々と集まるユウ先生とケイゴ先生、そしてチアーズ取材班。一年半ぶりの再会に心が躍るのも束の間、今宵は明るい満月の大潮。間もなくハイタイドを迎え、しばらくして潮が引き始める、アオリイカ釣りに絶好のタイミングだ。早速岩場へと降り、エギを飛ばす先生たち。岩場の深い底から浅瀬にかけての駆け上がりで、明るい場所にアオリイカが潜んでるはずだ。しかし、外洋が荒れているせいか、若干波がバチャバチャと跳ねていることに加え、気温が低いことを気にかけるケイゴ先生は、深夜になりさらに寒くなってしまう前になんとか結果を出したくて焦っている様子だ。悪い予感が的中したのか、一向にアタリが来ないため、実績のある対岸へと移動する。ユウ先生がエギをしゃくってみるが、ここはより劣悪なコンディションだった。ふたりにとってこのくらいは想定内だったのであろう。「思い切ってノースへ移動しよう」と、選択肢として取っておいたクリフトンガーデンへと向かった。

     

     

     

     

     

     

    クリフトンガーデンでセカンドラウンド

     

     

    すでに23時を回っていたが、クリフトンガーデンの桟橋には釣り人が多数いた。素人から上級者まで楽しめるこのポイントでは、イカやカツオ釣りが期待でき、日本人の釣り人が多いことでも有名。桟橋上にはイカの墨の跡が残っているので期待も高まる。ケイゴ先生が軽快にしゃくっていると、小さなアタリが訪れた。引き上げてみると水温が下がると活発になるコウイカだった。気を取り直して再度臨むが、結局、その後、イカがふたりの竿先を揺らすことはなかった。翌日に出直すことにして、この日は解散した一向。自然相手なのでこういう日も当たり前にあり、その悔しさが次に釣れたときの嬉しさを倍増させてくれる。絶対がないから、面白いのだ。

     

     

     

     

     

     

     

    サンディーベイでついにヒット!

     

     

     

    翌日、20時にノースのクロンターフにあるサンディーベイに集合した一行。今回は助っ人のマサ先生も参加してくれているので心強い。水温15~16度と先日よりはだいぶ温かい。早速、カーブになった水際の先端から、駆け上がりにめがけてエギを沈める先生たち。このポイントには潮の流れがよく当たるため、群れで回遊しているアオリイカの通り道になっているはず。潮の流れも使用しながら広範囲でイカを狙える好ポイントなのだ。エイがいるときはウェーディングブーツを履いていても踏み方が悪いと突き刺さることがあるので注意が必要だ(慣れてない人や、エイと砂がよく見分けられない人は棒で進む先をつつきながら歩いてほしい)。すると開始早々にケイゴ先生がケンサキイカを上げる。サイズこそ小ぶりで本命ではないが紛れもない高級イカだ。群れをなして回遊しているはずなので、いまがチャンス。ここでマサさんもケンサキイカを釣り上げる。やや小さめだったのでこれはリリース。その後、しばらくポイントを変えてから、再び同じポイントへ戻ってくると、またもケイゴ先生がケンサキイカを釣り上げた。結局この夜の釣果はケンサキイカ2杯となった。ユウ先生の自宅にて、釣ったばかりのイカを堪能することになり、サンディーベイを後にした。

     

     

     

    ユウ先生がイカをさばく

     

     

    ①身からあしの部分を引き抜く。
    ②軟骨も引き抜く。
    ③エンペラから指をいれて、薄皮をとる。※エンペラもこりこりしておいしい。

     

     

    ④中を洗い、骨があった部分から開く。
    ⑤内側をダスターできれいにふき取る。
    ⑥身の下の部分(三角に開いたときの底辺の部分)は硬いので取り除く。

     

     

    ⑦イカの繊維が縦に走っているので、刺身のときは斜めカットがオススメ。

     

     

    釣りたてのケンサキイカは、市販のモノとは比べ物にならないほど、甘みのある深い味わいで、シコシコとした食感が心地よかったです。自然の恵みに感謝して残すところなく頂きました。(編集部)

     

     

    今回取材でお世話になった先生方

     

    ケイゴ先生
    釣り暦21年。ブラックバスからルアーに入る。クロダイをルアーで釣っていたが、だんだんもっと大きなものを釣りたくなって、外洋に出てから今のスタイルへ。おかっぱり(岸からの釣り)をこよなく愛する釣りの変態。ヒラマサ会を結成した!
    ブログ:kaygo32.blog.fc2.com

     

     

    ユウ先生
    釣り暦21年。磯刷りは2年前から。ブラックバスから釣りにハマる。ケイゴ先生とは共通の友達から紹介されて知り合う。お魚にやさしい釣りハンターは、釣ることよりも、そのプロセスを楽しむ。窓の外を見ながら、無心にリールを巻いたり、イメージトレーニングをしているときが幸せ。毎日でも釣りに行きたい変態。

     

     

    助っ人マサ先生
    週末釣りを楽しむIT屋。釣り歴約2年。日本では学生時代にやったのが最後。ひらまさ会の一員で磯から10キロオーバーのものを釣ることを目標に精進している。第1回の記事を読んでケイゴ先生を知り、ホエールビーチでばったりあった。
    ブログ:www.goisofishing.com

     

     

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