デンジャラス地帯に潜む魅惑 Redfern Eastside編 | ほのぼの・ドタバタ ! シドニーレポート

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アボリジナルカルチャーの聖地のひとつザ・ブロックに、AHC(アボリジナル・ハウス・コミッション)の関係者がテントを張り、ガバメントの計画する土地開発にプロテストを行っている最中のレッドファーン。先住民と開拓者、オーストラリアの縮図を垣間見ることのできるこの地はいま、めまぐるしい変化を遂げようとしている。危険地帯と敬遠されていたザ・ブロック周辺も、土地開発の触手が伸び、徐々に地価も高騰してきた。そして線路をまたいだイーストサイドには、ヨーロピアンの香り漂うバーやカフェなどが芽吹き、いままさに花開こうとしている。時代の変化の中でどう成長を遂げ開花するのか、荒地に咲く花ほど美しさが強調されるものはない。今回はそんなレッドファーンのイーストサイドを、朝から晩までクルージングして楽しめるお店をご紹介。

 


 

Bar

 

バーレンのバーカルチャーを楽しむなら
Arcadia Liquors

 

おもぶき深い扉を開くと、手元を照らす程度の間接照明とロウソクに照らされたバーカウンターが伸び、女性のバーテンダーが常連客のためにお酒を作る。そして、その奥では共同オーナーであるブレッドさんとデイビッドさんが今宵のためにグリューワインの調合にいそしんでいる。デイビットさんはドイツ・バーレンでの滞在経験を持ち、その培ったバーカルチャーをレッドファーンでアウトプットしている。タップビールには、Riverside Pale Ale (Parramatta)や4 Pines Kolsch (BrookVale)などのローカルビールに加え、ミュンヘン産のSpaten Lagerや、ボトルでFranziskanerなどもストック。そのほかにもスペインやアルゼンチンからのビールも取り揃えている。レンガの壁伝いに奥へ進むと、スモーカーには嬉しいカントリースタイルのコートヤードが広がり、温かいイルミネーションに囲まれながら煙草とお酒を楽しむことができる。

 

 

①Antipasto Plate ($20) スペイン産のハモン・セラーノ(生ハム)、ニンニクと白ワインで味付けされたソプレッササラミ、ビンテージチェダーなどが豊富に入ったおつまみ。

②Margarita ($16) エルジマドール・テキーラをベースにコアントローとライム、ソルトで仕上げたマルガリータ。

③Sours($14) ウィスキー、ウォッカ、ジン、アマレット、ピスコなどのリキュールにアップルやレモンジュースを混ぜ、エッグホワイトであわ立て仕上げたカクテル。

④GluhWein($8) 3世代の伝統的な製法で作られるグリューワイン。

 

Arcadia Liquors
7 Cope St., Redfern   
Tel : (02) 8068 4470
Web : www.arcadialiquors.com
Open : 月 ~ 金  4pm - 12am、土 12pm - 12am、日 12pm - 10pm

 

 

 

Bar

 

本能で楽しむスモールバー
The DOCK

 

グルービーなパーティミュージックやピアノ演奏、ライブミュージックも不定期で行われ、毎晩陽気な盛り上がりを見せる『The DOCK』。ウェブなどでも情報はほぼ公開しておらず、ドリンクメニューすら存在しない。アンアポロジェティックという言葉が似合うように、悪びれた様子もなく、ただ我が道を進むスモールバー。飲みたいドリンクを思いのままオーダーすれば、オーナーのダニエルさんが目の前でお酒をアレンジしてくれる。レッドファーンにおいてバーカルチャーのパイオニアである当店は、オープン当初から、客とバーテンダーの距離が非常に近く、その一体感を大切にしている。カウンター席は8席とかなりの激戦状態なので、座れれば幸運だと思った方がいい。ダニエルさんが一口飲んで気に入ったというオリオンビールがここではタップで楽しめる。

 

 

①Passion Fruit Sour($16) 絞りたてのパッションフルーツを使用したサワーは、甘さの中に柑橘系の爽やかな味わいが女性向き。

②Espresso Martini($16) コールドドリップコーヒーにウォッカ、カルア、チョコレートビターズなどとシェイクしたマティーニ。飲みやすくてとっても危険。

③オーナーのダニエルさんの腕にはThe DOCKのタトゥーが。

 

The DOCK
182 Redfern St., Redfern
Tel : (02) 8034 3654
Web : www.thedockredfern.com
Open : 月 ~ 土 12pm - 12am、日 12pm - 10am

 

 

 

Cafe
Restaurant

 

古きよきオーストラリアのカントリーダイナー
Pitt St Diner

 

7ヵ所のヨーロピアンクージンでシェフとして豊富な経験を積んだギャリーさんが、満を辞して1年半前にテイクオーバーした『Pitt St Diner』。9時から3時まではブランチとランチ、6時からはディナーが楽しめる、オーストラリアの古き良きレストランのあり方を再現している。当店が 提供するのは、フレンチアクセントの効いたオーストラリアのクラッシック料理。ブランチでは、焼きたてのクロワッサンやサワドー、定番のエッグズベネディ クトやミューズリー、ランチではバーガーやスイーツ、コーヒーはイタリアンブレンドが楽しめる。ディナーでは35ドルで提供している3コースディナーがオ ススメだ。

 

 

①Pitt St Burger Deluxe($19) スパイスの効いたビーフのパテ、トマト&ビートルートのレリッシュ、ロケット、とろけるチーズなどが豪快にサンドされたバーガー。サクサクポテトの塩加減も絶妙。

Latte($4) Stazione Espressoのコーヒー豆を使用。ダブルショットで深みのある味わい。

Carrot Cake($8.50) ふわふわに焼き上げられたキャロットケーキはくるみとチョコのトッピング。グリークヨーグルトとベリーと一緒に食べても美味しい。

 

Pitt St Diner
96 Pitt St., Redfern
Tel : (02) 8668 5936
Web : www.pittstdiner.com.au
Open : 火 ~ 日 9am - 3pm、火 ~ 土 6pm - Late、月曜定休日

 

 

 

Bar

 

パイレーツシップで海賊の宴
The Angry Pirate

 

頼れるイングリッシュの兄貴分ピーターさんが営む、レッドファーンでは比較的新しいブリティッシュスタイルのバー『The Angry Pirate』。ロンドンで12年のバーテンダー歴を持つピーターさんは、レッドファーンという高いポテンシャルを秘めチャンスに溢れるこの 地に一目惚れをして、昨年の12月に当店をオープンした。パイレーツシップを思わせる店内には、手綱や航海図などがデコレーションされ、皆が同じ舟に乗り 込んだような錯覚すら生む。バーカウンターに使用している素材はシドニーフェリー乗り場の廃材をリユース。話が盛り上がるようにと、無料でサーブされる香 ばしいポップコーンと、話の邪魔にならない程度のミュージックボリュームの細かい配慮が実にすばらしい。今回は撮影できなかったが、ここでは本格ピザも充 実しているので、ワイワイ大人数で楽しむのにも向いている。兄貴の男らしいシェイキングも必見だ。

 

 

①Grog Zombie($18) ビターズとラムベースに、パイナップル、パッションフルーツのピューレ、ライム、レモンなどを入れたトロピカルカクテル。海賊気分が味わえるコップでサーブされる。

 

The Angry Pirate
125 Redfern St., Redfern
Tel : (02) 9698 9140
Web : www.theangrypirate.com.au
Open : 火 ~ 土 5pm - 12am、日 5pm - 10pm

 

 

 

 

Flower
Oldware

 

美しいものに囲まれて
Seasonal Concepts

 

シーズナルな花々と1950年代前後の家具や食器、機械、剥製にいたるまで、宝物が所狭しと展示されている『Seasonal Concepts』。ビクトリア調の家具やアンティークな食器、飾るだけで美しい工業機械など、好奇心をくすぐるコレクティブな商品の数々を眺めていると、あっという間に1日が過ぎてしまう。そのほか、1950年代初頭のデザインをモチーフにしたクッションや、アボリジナルアートが施された絨毯なども見逃せない。お店にない商品で、こういうものがほしいといったリクエストがあれば、代行して探してくれるので、これからカフェやレストランを起業する方などにもオススメしたい。

 

 

①季節の花に埋もれるようにシマウマやトナカイ、孔雀のレプリカが迫力満点。

②The Micrometer Scales($1200) ニューヨークで製造された特許付きの量り。置いておくだけでも美しい。

③Kids Sebel Chair($55) ノスタルジックなデザインがカフェなどですぐに使用できそうな子供用のイス。

 

Seasonal Concepts
122 Redfern St., Redfern
Tel : 0430 044 383
Web : www.seasonalconcepts.com.au

Open : 火 ~ 土 10am - 5pm、月 要アポイントメント、日曜定休日

 

 

 

 

Cafe
Restaurant
Bar

 

モロッカンとスパニッシュのエクレクティック
Tapeo Tapas & Wine Bar・Organic Bakery

 

2011年4月にモロッカン&スパニッシュの融合というなんともユニークなコンセプトでオープンした『Tapeo』。コジーなカフェからムーディなタパス&ワインバーの2面性を持つ当店の名の由来は、Tapeo=「タパスとお酒を楽しみながらハシゴする」という意味で、まさに今回の特集のコンセプトにぴったりだ。使用している食材はフリーレンジエッグをはじめ、ブレッドやタスマニア産のマッスル(紫貝)などにいたるまでオーガニックな物を使用している。隣接する『Tapeo Organic Bakery』で取り扱う自家製パンやグルテンフリーのタルト、ケーキにも、オーガニックフラワーとフリーレンジエッグを使用している徹底振り。その他手作りのジャムやチーズも人気が高い。

 

 

 

①Fig & Cardamon Cake($6) イチジクの甘みとカルダモンのコクとがマッチしたケーキ。

②Raspberry and Chocolate Mousse Tart($6) ふんだんに盛られたラズベリーの下には舌触り滑らかなチョコレートムースがタルトのバケツに入っている。

③2012 Jed Wines Malbec アルゼンチン産のマルベック。ベリーやチョコレートのような深い味わいにほのかにローズが香るミディアムボディ。

④2013 Tim Smith Wine Viogneier アデレードはエデンバレー産のヴィオニエ。スパイシーさがやみつきになるさっぱりドライな白。

⑤Calamari, Chilli, Garlic + Mint (GF) ( $16)  やわらかいイカがガーリックソースにしっかり漬け込まれたタパス。ワインとの相性がよい。

⑥King Fish Ceviche + Beetroot (GF) ($17) フレッシュなキングフィッシュと玉ねぎ、フェナルなどをビートルートで包んだ一品。ライムと塩、コリアンダーで仕上げている。

⑦Moroccan Style Paella (26) クスクスを使用したパエリアに、海老やホタテ、イカなどがふんだんに入っている。

 

Tapeo Tapas & Wine Bar・Organic Bakery
80 - 82 Redfern St., Redfern
Tel : (02)8084 7237
Web : www.tapeo.com.au

 

Tapas & Wine Bar
月 ~ 火 : 7am - 5pm、水 ~ 土 : 7am - 11pm、日 : 7am - 9pm

Organic Bakery
月 ~ 日 : 6:30am - 4pm

 

 

 

 

 


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