Your style Vol.50 Yukoさん | Your style

Vol.50

気になる他人の生活ぶりを公開するYourStyle。 今月は介護に携わるYukoさんをご紹介します!

Q) 現在、どんなお仕事をされていますか
HomeInstead Senior Careという会社でケアギバー(介護人)として働いています。仕事の内容は、シャワーのお手伝い、お話し相手、食事の支度、買い物、簡単な家事のお手伝い、医者のアポ取りなど、ひとり住まいの高齢者に必要なサービスです。

Q)現在の仕事をされていて一番印象に残っている出来事は何ですか? エピソードを教えてください。
最初のクライアントの家を訪れたとき、「新しいケアワーカーには会いたくない」と2度も家に入れてもらえませんでした。それまで社長秘書だった私は、この仕事をする決意をするのに1年かかりましたが、初仕事がこのような状態だったので「この仕事は向かないかもしれない」と思い始めました。しかし友人から「仕事は向き不向きではなく、自分自身がその仕事をしたいかどうかだ」と励まされ、ポジテイブな心情に変化しました。そして3回目には家に入ることができ、心よく迎えてもらえました。ティーネイジャーの娘と息子の母親でもある彼女は、MNDという徐々に筋肉がなくなっていく病気で、食事だけはなんとかできる寝たきりの生活でした。しかし、いつもポジテイブで明るく、笑顔で迎えてくれる彼女からエネルギーをもらった私は、健康で仕事ができることに感謝できるようになりました。「以前は、仕事も家事も買い物もお料理もすべて、自分でできたのに、だんだんそれができなくなり、今は歩くことさえできなくなってしまった。自分の代りにしてくれるあなたに感謝しています」と言ってもらったときは感激しました。彼女の年齢で、すべてのものを諦めなければいけないような状況で人に感謝ができるなんて、なんて素晴らしいことなんだろうと。前向きな一念と感謝の気持ちがあれば、どんな状況でも乗り越えていけることを教わりました。

Q) オーストラリアへ来られたきっかけ、シドニーでお仕事をされるようになったきっかけを教えてください
一度イギリスに行きましたが、天候が悪く馴染めなかったので、オーストラリアに来ました。シドニーに来て、結婚、出産、離婚、大学入学・卒業と、日本では、経験したことがないことを、短期間で経験しました。離婚は成立しましたが、言葉の壁と両親の援助もない異国で子育てをすることは厳しかったです。でもいい友人に恵まれ、大学に進学し、その後テレコミニケーション、日経の会社の秘書として就職しました。

Q)お仕事する上でオーストラリアの魅力は何ですか?
今の仕事はカジュアルなので、長期のホリデーでも2週間前に連絡すれば可能です。今までなかなか日本に長く滞在できませんでしたが、今は日本で両親と姉夫婦と大切な時間を楽しむことができ、最高に幸せです。オーストラリア(特に今の仕事)では長期の休暇が原因で、解雇になった事例はないので、安心して休暇もとれることが一番の魅力です。

Q)週末は何をして過ごされますか?
フィットネスファーストのメンバーなので、ズンバのクラスとボディジャム (エアロビックスとジャズの混合)に行って、汗を流しています。

Q)生活をする上でオーストラリアの魅力は何ですか?
自分を飾らず、服装など人目を気にせず、そのままの自分を出して、生活できることが魅力ですね。資源が豊かな国なので、人々の生活にも余裕があり、皆楽しく生きている感じがします。

Q)オーストラリアでお気に入りの場所、お勧めのスポットを教えてください 。
ポッツポイントにあるベトナム料理の『Bay Bua』です。去年ベトナムを訪れましたが、このお店ではベトナムに近い味とカルチャーを楽しめます。値段もお手頃です。

Q)夢、目標は何ですか?
日本に住んでいる両親と、姉夫婦と一緒にシドニーに住めたら最高です。これからオーストラリアも高齢者の数が増加してきますので、ひとり住まいの高齢者が気軽に行ける、憩いの場をつくりたいです。

Q)オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へメッセージをお願いいたします。
日本と違いオーストラリアではすべてがアバウトです。例えばバスは運転手によってルートを変えられたり、時間通り来ないことも多々あり、電車が1時間以上も遅れているのに何もアナウンスがなかったり、遅刻は暗黙の了解のようなものですね。お店は閉店時間前にはシャッターが閉まりますし…。しかしシドニーに20年間住んで、日本人に対しては皆さん誠実で、正直で、マナーが良く、いろいろな面で優遇されているように感じます。最近ボンダイにマンションを購入できたのも、不動産屋の社長が日本人にいい印象をもっていたので、サポートしてくれたからだと思います。私は、今日本人であることに誇りを感じていますので、オーストラリアで生活を始める方には、この日本人の印象をどうぞ壊さないでくださいね。

 

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