オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

ふぉー

07/11/09


今も図書館でアサインメントをしようとしている。

でも気分が乗らない。何気に自分のフォルダを整理していたら、友達に送ったメールの下書きを発見。会社のことが書いてあるが、まーこんな前から、私ったらこういう風に感じていたのね、大変だねえ、と自分のことながらしみじみ憐みを感じた。会社が悪いのでなく、会社勤めが好きじゃないんだな。うちの会社は素晴らしいのである。問題は私の感情の方なのだった。なんせあの会社のおかげで私の英語力は格段にアップしたし、本当はいつもリラーーックスムードで、暇だったらおしゃべりしてても大丈夫。典型的オージー気質の会社である。自分は日本で働く環境が嫌いと思っていたけど、まあそれは確かにそうだが、こんなに恵まれていてもむちゃハッピーになれないということは、自分に問題があるとしか思ない。なのになぜまだ会社勤めをするのだ、自分?

しかし、トルコで引きずりまわされた8日間はもったいなかった。もっとのんびりできたものを…。なにか、いつも時間との戦いのような気がしてしまう。フルタイムで働くということは一日の大半を自分のためには使えないということであり、お金は多少あるかもしれないが、いつも時間貧乏である。それを取り戻そうとして、週末や普段の日にもよりぜいたく品を買ったりして気を紛らわせる。本当はいらないのに、本当は食べなくていいのに、働いているんだからご褒美がほしい!と痛烈に思ってしまうのだ。これじゃ、物質主義の権化と化した日本にいたときとまるで同じじゃ。違うのは、日本のときよりお金に余裕があること。あと、日本ほど素敵なものを売ってないのでそれほど誘惑が強烈でないことぐらいだ。

やっぱりこれからの時代は自給自足。で、日本のうちの実家は自給率70%ぐらいで、昔からそれを実践しているすばらしい家である。田舎なので畑と田んぼがあり、米と野菜類は完全自給できる。むろん季節のものだけしかならないが、その季節に取れるものこそ体が欲しているものなので毎日南瓜とか毎日西瓜でもOKなのだ。

果物もいっぱい。冬は柿が勝手になるし、夏はイチジクが勝手になるし、5-6月にはスイカスモモが勝手になるし、どれも本当に美味だ。イチジクは、どうしても食べたくなって、ウールワースで小さい小さいやつを一個買ったらなんと2ドル50ぐらいした。しかもヘタっていた。イチジクに金を払ったのは初めてだったかもしれない。同じ田舎の友達も、「柿とかイチジクなんかそのへんになるものなのに、あんなものに金を払う気にはなれん。」という。

リンゴとか梨はていねいな手入れが必要とおもうが、この手の木は全く何もしなくても実をたわわにつけてくれるので、なると、「おおもうそんな季節か。」とありがたく思うのみである。ま、私はかなり興奮するが。

ついでに、銀杏もどっかで勝手になって道端にころげおちているものを父が拾ってきて炒って食べるし、(たぶん銀杏並木を作るため、雄株を植えたつもりが雌株だったのであたりに毎年異臭が漂って実が道に散乱している。なので清掃にもなるのでよいのだ。)

タケノコも、どっかに行ってなってるやつを勝手に取ってきている。ほうっとくと竹になってしまってぼうぼうの竹林が拡大するだけなので別にこれでよいのだ。

そう考えると、わが実家はなんと恵まれているのであろうか。本当は買わないといけないのは動物性蛋白質ぐらいのものだ。しかし贅沢は止まらず、お菓子やらなんやらどうでもいいものを大量買いする母…。まあ、田舎なので食べるぐらいしか楽しみがないというのもあるかもしれない。珍しい食材にひかれるというのもあるし、加工食品、たとえば豆腐なんかは買わないといけない。でもおばあちゃんは昔、納豆も藁をしきつめて自分で作っていた。日本が自給率30%、と聞くとへえ、大変ですねと思ってしまう。利己主義になるならば、まあ日本は大変だけど、うちは大丈夫とさえ言える。しかも、ハッキリ言ってその野菜のほとんど完全無農薬である。あるいは超低農薬だ。しかもタダ。(そういうと母は苗代と肥料代がかかっている、これが結構高いと言って怒る。)聞くと、キャベツを出荷するのに7回農薬をまくところ、どうしても虫がつくので1回だけまくという我が家のキャベツはほぼ健康そのもので、栄養たっぷりとみなしてよかろう。ちなみにレタスは虫がつかないという理由で完全無農薬だ。勝手になる柿やイチジク、スイカスモモも完全無農薬。実がなるまで、存在すら忘れている。

そんな実家を離れ、オーストラリアで農薬野菜を買い、2倍の金を払って納豆を買う自分…。うーむ。しかも、日本人の体にはやはり日本の水と土壌で育ったものが一番体によいらしいのに。

場所は違うが、田舎出身の友達がいて、彼女は本当にアラよんにもなっていまだに都会への憧れが強く、この間大阪で会った時、ベーグルを大量買いしていた。ベーグルなんてうちの県では売ってないと言って。うちの田舎にも売ってないけど、べつに興味なし。ただ、うちは本当に田舎で、車でちょっといくと美しい森の中に入って森林浴ができたりして心から癒されるが、彼女のような中途半端な田舎の都市は、何の不自由もないけど心いやされる自然がないようなのだ。京都のような、神社仏閣がたいくさんあって、おかげで美しい緑や庭園がたくさんあるところに住んでいる方が、断然お得な気がする。よって私は大阪も好きではない。緑が少なすぎるから。人は好きだけど。

で、そんな原生的な環境で育った私なので、今でもブランド品の話とかシティガールが興味のあることにはついていけない。でもこの年まで来て、自分はもう変わらないし、悪いけどまさに小学生の時から変わってないぞと思う。なので、世間に踊らされるような生き方はまあ、昔からできなかったし、今もできないし、私はこれでいいのかもしれん。

あとは勇気かな。

 

    User comments
    Comment1    ※10文字以下
    Comment4    ※8文字以下
    Comment2    ※30文字以下
    ・コメントは全角で500文字まで。
    ・書き込みはライターの判断で削除される可能性があります。
    ・詳細はチアーズ利用規約をご覧ください。

    関連記事

    果物・生野菜がカラダを再生?

    14/02/2011

    ふぉー

    この二、三か月止まっていた生理がきた。 まずはめでたい。そういえば生理がないなあと気づいて幾年月。...

    食べる・飲む

    Watch out! Manipulativeな人々

    19/11/2010

    ふぉー

    正直で嘘などつかない、まっとうな人間は知識として知らねばならないことがある。 それは何かと言うと、...

    食べる・飲む
    Banner3
    Side girl 20200116
    Side 2

    FOLLOW US

    SNSで最新情報をゲット!

    NEWSLETTER

    メールで最新情報をゲット!

    メールを登録する

    COUPON

    オトクなクーポンをゲット!

    全てのクーポンを表示