オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

第五回 勝海舟

先人たちの後姿

26/06/10












1823-1899(76歳没)。幕臣、政治家。下級幕臣から江戸幕府の中心人物にまで登りつめ、幕末動乱の中心人物として国を動かした。新時代の到来を予見していた勝は、若くして西洋の技術や学問を習得。旧態依然とした幕府内にありながら、日本に大きな変革が必要であることを理解しており、新しい国作りのために奔走する。坂本龍馬は勝を師と仰いで多くを学び、西郷隆盛もまた勝を高く評価。幕府方の代表として、これら薩長の志士に対しながら、合理的に維新を完遂した。維新後は、明治政府の要人として国の道程を見守りながら、生活に窮する旧幕臣たちの社会復帰に尽力した。









偉業

太平洋横断

1860年、条約批准のためアメリカに使節を送ることになった日本は、咸臨丸での太平洋横断に挑んだ。同船の艦長となった勝は、8000キロに及ぶ大航海を達成。日本は海洋国家としての第一歩を記した。太平洋横断を成し遂げた勝は、その2年後、神戸に海軍伝習所操練所を設立し、海軍育成に尽力。"日本海軍生みの親"と呼ばれることになる。



江戸城無血開城

1868年、新政府軍に対する徹底抗戦を主張する旧幕府方の勢力を抑え、停戦による江戸城の明け渡しを実現。これにより日本最大の人口を抱える江戸(東京)は戦災を免れることができた。欧米列強の脅威が存在するなかで、国政が混乱に陥るのを回避したかった勝は、旧幕府方に勝ち目のないことを見越し、内戦状態の早期解決を試みたのだ。



海舟語録

●事を遂げるものは愚直でなければ。才ばかりに走ってはいかぬ

●これだけと限ってしまうと、それより大きいことがあったとき、仕方がないから。どうか限らないように

●国というものは、独立して、何か卓絶したものがなければならぬ。いくら西洋々々といっても、善いことは採り、そのほかに何かなければならぬ








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