オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

車椅子テニスという競技を見て・・・

ひろっぺ

23/02/11


皆様、全豪オープン、ムチャクチャ沸きましたね~。男子シングルスの方はナダルもフェデラーも決勝に残れなかったので、本当にビックリ! 負けた直後のインタビューでのナダルの戦友への思いやりに満ちたコメントが忘れられません。女子の方は中国のリ・ナ選手が決勝まで勝ち進んだので、同じアジア人として誇りに思いますよね。でも本音は…グランドスラムで最初にタイトルをとって欲しいのは、やっぱ日本人選手か、オーストラリアの選手ですよね~。



先月号で触れていたTennis NSWからの2010年12月のベスト・ボランティア賞を受賞したAnthonyの授賞式には、我がテニスセンターで活動しているアボリジニーテニス団体「SITP」の代表、Luaも出席していました。Luaは2011年11月のベスト・コーチ賞。身近でふたりも受賞者が出ていたのね(驚)! 当日は授賞式の後、Anthonyの元でレッスンを受けているジュニア諸君と一緒にキッズ・イベントを楽しんでいました。もちろんJensen’s Tennis Centre でのテニスキッズとも!



2011年に、良いスタートを切っている私、何だかまだまだGood Luckが続いているぞ! それはテニス留学生Rinaちゃんのおかげ! 全豪オープン観戦から始まり、今、NSW State Academyに派遣されてテニストレーニングに励んでいる彼女はまだ15歳。2月末まで毎日Sydney Olympic Parkで練習に励んでいます。そんな彼女から「国枝さんに会いました~」と元気なメッセージが。その前日にある事件があって凹んでいた彼女には特に嬉しい出来事だったと思います。



「国枝さん」でピンッと、来たアナタはテニス通! 国枝慎吾選手は世界1の車椅子テニス選手、日本の誇り高いアスリートなのです。全豪オープンでの単複優勝、シングルスでは5連覇優勝を飾られた後、シドニーでの大会にも参加されていたのでした。そういえば…2年前のテニス留学生も国枝選手と出会ってテンションを上げて報告してきたことを覚えています。そして今年のテニス留学生Rinaちゃんも国枝選手を始め、他の車椅子テニスの選手たちとも会場で交流するようになったワケです。私はその大会の時期に毎年Olympic Parkに出入りする用事はあったものの、日本人選手を見かけるチャンスがなかったのですが、今年はRinaちゃんも車椅子選手らに激励してもらっているようだし、何としても私からも彼らの応援に行こうと決めました。余談ですが…去年何年ぶりかに再会した学生時代のクラスメートに「ひろ(短大時代のあだ名)の行動力は昔からすごかった」と言われましたが、やっぱそうかも…(笑)。自分がその気になったらあまり後先考えずにすぐに行動に移したがるタイプなので、やはり海外生活があっているのかもしれない…(今頃何言ってるんだって?)。



会場に行くと、日本人の選手方が向こうから声をかけてくださったり、他の選手のタイムテーブルを教えてくださったりで、とっても気さくな方ばかり。初めに観戦に行った日(2月3日)は、まだ2回戦目ぐらいだったので、観戦者は…私ぐらいだったのでは(汗)。他に観戦者が見当たらないためか、トーナメント関係者の皆さん、ほぼ皆が何かと私に話しかけてくる状態。立ち止まっていたら「何かお困りかね?」、また、日傘をさしていたら「え? 今、雨降ってないよね~」とか…(笑)。 そして、国枝選手を発見し、観戦していたら、国枝さん自身もひとりの応援団(私です)に気付いてくださって、試合中にあちらから会釈して下さるほどでした! ひそかに、ムチャクチャ、テンションが上がりました。それだけではないのです。私が国枝選手のブログにコメントを残していたこともあって、大会の模様を書いていた私のブログにもなんとご本人からのコメントまでいただいてしまったのです!! マジで失神するかと思った…(涙)。オーストラリアに来てからフレンドリーなテニス選手に会っては驚くのですが、国枝選手のファンサービスというか、飾らない…気さくな所にもまた驚かされました。



そんなことから選手の決勝日には他のテニス仲間も引き連れて観戦に行ってきたのですが、皆感動してしまいました。おそらく皆さんも実際に車椅子テニスの様子をご覧になられたらこの感動が伝わるかな…と思います。試合はとてもスリリングなんですよ。ルールは普通のテニスとほとんど一緒ですが、違うところはボールを2バウンドさせることができること。決勝戦を観ていたら、両選手とも2バウンドもいらないのではないかというほど動きが素早かったですけどね。相手からのドロップショットを取るときに車椅子がネットに引っかからないかとか、ダブルスのパートナーと車椅子がぶつかり合わないかとかハラハラもの…。また、他にも足が使えない彼らはどこを軸にスイングしているのか、またダブルスのフォーメーションはどうなるのか…疑問だらけ。Kanaちゃんコーチも国枝さんが、どんなボールでも最後まで必死で追いかける姿勢に大感動! タイヤを素手で回したり止めたりしなければならないので、手も真っ黒になるのです。



日本人選手は国枝さんの他にも4、5人ほどいらっしゃったと思います。皆さんとても仲が良さそうです。国枝選手のブログに掲載されるトーナメント中の写真は、同じ車椅子テニスの選手でもある本間正広選手がカメラマンとなって撮られていることも分かりました。その本間選手のプロフィールを見たら皆さん愕然とされると思います。また、ただひとりの娘さんに対しての愛情がブログににじみ出ているのがまた感動(涙)。他にもコンソレ(敗者復活戦)で優勝した眞田卓選手のこともどんな選手なのか少し見えてきました。車椅子のテニス選手たちのことを調べていると、彼らの生活の背景にはそれぞれ様々なストーリーがあることが深く分かりました。大会の模様はもちろん、調べた選手らの情報や動画なども含めてブログに書いていますので、ご興味のある方は2月2日から7日までのブログを読んでみてくださいね。・・・あっ・・・国枝選手がコメントを下さったときの私のパニック度もバレちゃうな…(汗ッ)。



来年もいらっしゃる様ですので、その折にはシドニーでの応援団を作ろうかと話しています。我らの宴会部長が仕切ってくれることを願っていますが、その頃になったらシドニーにお住まいのテニスファンの皆様に呼びかけると思いますので、是非一緒に観戦しましょう。ご自分のためにも、彼らの頑張る姿を一度観られることをお勧めします。 人は皆悩むことがあると思うのです。私だって周りから「強いね~」とか、「いつもよく頑張ってるね~」って言われますが、いつも何かに追われている気分になったり、それを紛らわすために無理に頑張っていたりもすることもあるんですよ。 けれども懸命にボールを追いかける彼らを見ていたら、自分の答えが出てくる感じ…。生活を少し変えてみようかな~と思わされました。



国枝さんとツーショットの写真は私の宝物!

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