オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

第22回 MRI(磁気共鳴断層撮影)

Chisato

17/08/11


先日友人と食事をしようとレストランでメニューを見た時、急に左眼の視界一部にギザギザしたものが見えて視覚障害が起きました。周りのギザギザはネオンのようにチカチカとしており、真ん中あたりはグレーでもやがかかったような感じです。『あれ? 眼がおかしい』。自分に大変なことが起こっていると思いました。近い将来見えなくなるのでは?と。しかしそのギザギザネオンは友人と食事を終えた頃にはなくなってしまい、もとの普通の視界になっていたのです。



『何だったんだろう…』。 3歳と6歳の我が子を見て、『この子たちの成長を自分のこの眼で見れなくなるのは辛い。何だったのか調べなくては』と覚悟を決め、すぐに眼科へ行きました。私の不安とは裏腹に『眼に関しては特に異常はなさそうですね』と言われました。何らかの眼の病名を告げられると思っていた私は?と拍子抜けしてしまいました。先生は『その際に頭痛を伴いましたか?』と質問してきました。確かに普段あまり頭痛にならない私ですが、その時はこめかみのあたりが痛んで違和感があったのです。そう伝えると先生は『閃輝性暗点(せんきせいあんてん)』と紙に書いてくださり、様子をみましょうということになりました。

眼は大丈夫と安心したものの、一体この閃輝性暗点(せんきせいあんてん)とは? すぐに家に帰って調べてみると・・・。(ウィキペディアより)。







1. まず、視覚障害が起きる。



2. 突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のような黒いキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。



3. その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリの縁のようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。



4. そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えて行く。この症状は目を閉じていても起きる。



5. 症状が治まった後、引き続いて偏頭痛が始まる場合が多い。



6. この後に頭が割れてしまいそうな激しい偏頭痛が3~4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。



これら症状は若年の場合、年齢と共に回数も減り、そのうちにほとんど起こらなくなる。





ここまで読んで嘔吐するほどの頭痛はなかったが症状はそのとおり。これに間違いないだろうと思いました。年齢と共に回数も減るなら大丈夫だろうと…。しかしその後を読むと…。





中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、まれに脳梗塞や脳腫瘍、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある。閃 輝性暗点が起きたら、眼科と神経内科のある総合病院で、コンピュータ断層撮影法(CT)や核磁気共鳴画像法(MRI)による精密検査を受診することが望ま しい。





ゲゲゲッ! 中年の場合? 私はその枠に入るのか? しかも頭痛はたいした痛みでもなかったし頭痛を伴わない場合はまずいのでは? え?



脳動静脈奇形。これは6年前に倒れた兄が持っていた持病。そして私の父は脳内出血で50歳の時に他界している事実。



私ヤバイんじゃない? この疑惑が生まれ、すぐに脳神経外科に行き、生まれて初めてMRIとMRAという検査をしました。検査の際には『うるさいのでこのヘッドフォンをします。音楽が流れてきます』と担当の方に言われて、どんだけうるさいんだろうと思っていましたが、あまりの音にもうびっくりでした。流れている音楽など全く聞こえず、カーン、カーン、カーンとうるさいこと。『このヘッドフォンの意味はあるのだろうか』とずっと考えていました。



検査後、『特に異常はないでしょう。引き続き様子をみましょう』と言われ一安心した私です。しかし今の科学はすごいですね。脳の血管やら何やらすべて見えてしまって、コンピュータ上で3D表示。私の脳の中身がくるくる回転されながら見せてもらえて、とても興味深かったです。何はともあれ、早期にというか心配!と思ってすぐに動いたので結果がわかりほっとした体験でした。



MRI(磁気共鳴断層撮影)・MRAってどんな検査?



強力な磁気を利用し、仰向けに寝ているだけで頭部の横断面(輪切り状)だけでなく縦や斜めなど、さまざまな断面を詳しく画像化できる精密検査です。 MRA(磁気共鳴血管撮影)という撮影法では造影剤を注射することなく、脳血管を写し出すこともできます。またMRは同じ画像診断のCTよりも精度が高 く、CTでは検出できない小さな脳梗塞を見つけることができます。MRIでは脳梗塞、脳腫瘍、脳萎縮の程度、脊髄の疾患などを検査し、MRAでは脳動脈 瘤、脳動静脈奇形などを検索します。検査時間は約15分程度です。

(私の行った千葉脳神経外科病院Webより)





先月乳がん&子宮がんの早期発見と予防という内容でコラムを書きましたが、今回も皆さんに早目の行動をというメッセージを送りたいと思います。外国にいると『検査は英語だろうし…』とか『このくらいなら大丈夫だと思う…』『検査の費用が結構かかるだろうからどうしようかな』と思うかもしれません。しかし海外にいるからこそ自分の体は自分で守るしかないのです。オーストラリアでの生活を満喫するためにも、ぜひ自分の体と向き合い、少しの変化も見逃さないようにしてみてください。私もこれを機会にさらに健康維持に努めたいと思います。





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