オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

47杯目 マーガレット・リバー紀行 (中編:赤ワインの巻)

ソムリエK隊員

27/05/13




 47杯目 マーガレット・リバー紀行 (中編:赤ワインの巻)













前回に引き続きWA州のマーガレット・リバー紀行の2回目、今回は赤ワイン編です。


昨年末のマーガレット・リバー訪問は、赤ワイン、特にカベルネ・ソービニオンの優れ物を探しに行くのが一番の目的でした。以前訪れたSA州のクーナワラ地方と同じく石灰岩層の上に広がる葡萄畑は、豪州随一を誇るカベルネを産するのに最適な土壌となっています。すぐに雨水等が地面に浸み込むほど水捌けが良いのがその主な理由で、そのために観光名所ともなっているCave(鍾乳洞)がいくつもあるのも特徴ですね。綺羅星のごとくあるワイナリーを巡って、カベルネ、もしくはメルローを混ぜたカベルネ・メルローを多数味見したなかで、特に突出していたのはMoss WoodWOODLANDSのワインでした。


両者ともPierroCullenといった超有名なワイナリーにほど近いのですが、Moss Woodはテイスティングできるセラー・ドアを持たないので特別にアポを取って行きました。そこにはワイナリーで働くErika(日本人っぽい名前ですが違います)が猛暑のなか、待っていてくれました。彼女はワイン樽が眠っている薄暗い倉庫へも案内してくれて、その樽から直接来年と再来年にリリースされるカベルネ(20102011年物)をテイストさせてくれました。その味わいはまだ若く樽の香り付けも淡いのですが、これから味わいが深くなるであろうというポテンシャルを十分に堪能することができました。その後に20年、30年物とボトルを保管している蔵を見学しているときに、同じく古くて埃を被ったWOODLANDSのカベルネを発見しました。聞けばお互いに昔からボトルを交換し合っているとか。これは行かねばと訪れたのがWOODLANDSでした。


ここは以前はセラー・ドアがなかったようですが、最近オープンした感じの白を基調とした簡素できれいな所でした。WOODLANDSは白はシャルドネだけ、赤はカベルネ系しか造らないのですが、そのカベルネもメルローやカベルネ・フランといった葡萄を混ぜたワインが5種類もあって、ここは仏のボルドーかと思わせるほどでした。そこで味わったのが、2009年のAlma Mayと名付けられたCabernet Sauvignon:94%Malbec:4% Cabernet Franc:2%のカベルネでした。熟成度と樽香、ドライでスムースなテイストそのすべてが完璧で、ただただ深く体内に染みいっていく幸福感に浸るのみでした…。この最高級のカベルネに毎年違う名前が付けられているのは、子供を生み育てているような大切な気持ちがこもっているためなので、もうこの一本で決まり!!!(後日感:素敵なワイナリーには素敵な女性が多いようで…




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