オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

第138回「ドラゲー」

辰井

16/12/08


さてさて、行ってきました。ドラゴンゲートの大阪大会。大阪府立体育会館の前には試合開始30分前だというのに、当日券を求める列が並び、一歩会場内に入ると今か今かというファンの熱気。僕の席は2階席で前から数列目、花道と大型ビジョンの正面という絶好のロケーション。府立体育会館の座席はスペースも狭く、決して快適とは言えないが、それでも知りあいから譲り受けたありがたい「招待券」。感謝して観戦せねばと、試合開始の時を待つ。

それにしても女性客が多い。しかも若い女子。これはもう周知の事実だけど、あらためて考えると凄いことだと思う。プロレスの試合に女性が連れ立って観戦に来るなんて、少し前までは考えられないことだった。試合中もひっきりなしに黄色い歓声が飛び交う。僕の席のふたつ隣りにも、熱心な女性ファンがいたようで、彼女の歓声の凄いこと凄いこと。夢中になって歓声を送る当人には申し訳ないが、周囲の他のお客さんが、正直ひいていた…。息切れしないのかな、とこちらが心配になるほどのハイテンション。トイレ休憩になると、その女性のすぐ隣りの客(20代くらい、今風の若い男子)が一言。「試合はめっちゃオモロイけど、うるさいなぁ…」とぼやいていた。映画館でバリバリと音を立てながらスナック菓子をほおばるのとよく似た状況。何事にも最低限のマナーは必要なんだと再認識する次第である。

各々の試合内容は、ベルトのタイトルマッチが多く組まれていたこともあって、それぞれが秀逸の内容だった。圧倒的なスピード感に、立体的な攻防、そしてこれでもかと続く「カウント2.9」の世界。ひとりで観戦していたにも関わらず、気がつけばワタクシも叫びに似た声援を送っていた…。

そして試合以外の部分でも、次の大会に向けてのストーリー性や展開が随所に散りばめられ、ついつい次も観たくなる。このバランス感覚が絶妙で、ドラゴンゲートの人気を支える土台になっているんだろうなと思う。関西神戸の団体で、選手の多くが関西人。だから要所要所に「お笑い」のエッセンスも含まれていて、緊張と緩和というシンプルな構図と刺激がクセになるのだろうか。

エンターテインメントとして、今の日本でプロレスをここまで進化させている現実に驚き、それを支える選手やスタッフに敬意を払いたいと思う。老若男女が楽しめること。これもプロレスの魅力のひとつだと思う。今のドラゴンゲートには、その魅力が爆発している。暗い話題ばかりが続く最近の世の中で、限られた時間、限られた空間であっても、「夢」を見ることができるっていうのは素晴らしいことだと思いませんか?

そして僕にチケットを譲ってくれた某コンビニの店長Oさん、ありがとうございます。そしてまた宜しくお願いします(冗談です)。

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