オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

第139回「チェンジ?」

辰井

16/01/09


読者の皆様、明けましておめでとうございます。年が明けても、日本全土に脅威の不況ムードが蔓延し、どうやら今年も厳しい状況が続くようですが、そんなことを言い並べてみても何も好転しない。どうもマスコミはこの世界不況をさらに煽るかのように「不況だ!不景気だ!派遣切りだ!お先真っ暗だ!」と過剰に報道しているように思えます。事実を伝えるのは大切だが、事実ばかりを並べてみても、真実には届かなかったりするもの。不況の時代だからこそ、明るい話題も提供してほしいものです。



この世界同時不況の大きな原因となったアメリカでは、ついにオバマ政権が始動します。「チェンジ」を旗印にアメリカをどのように立て直すのか、期待と不安が混ざった心境で見守るしかない状況。その時、日本の政治はどうなっていることやら。優れたリーダーの登場には、まだまだ時間がかかるんだろうな、と。



流行語大賞が世間を賑わすくらいだから、日本では「チェンジ!」という言葉が注目を浴び、もしかしたら色々な場面で使われるようになるのかも。もちろんオバマの活躍が前提だが。本屋へ行けば、フェッション雑誌の見出しには「これでアナタもチェンジ!この春のトレンド」、占いコーナーでは「風水でチェンジ!簡単人生成功術」、そしてビジネス新書あたりで「チェンジ!上司と部下の関係、10の法則」とかいう本が売り出されるかもしれない。…いや、こう書いていて今、絶対に売り出されるに違いないと確信しました。結構なベストセラーになったりして。かなりの確率でありえそう。大概の物事において、そんなにすぐ簡単に変わることはできないというのが僕の持論だから、そういう本がバンバン売れる世の中はあまり好ましくはないが、きっとそうなる気がします。



プロレスも変わろう、変わろうとして幾月年が過ぎました。先月号に書いたドラゴンゲートを筆頭に、今の世の中のニーズに合ったプロレスを提供している団体もあれば、まだまだ旧態依然と言わざるを得ない団体もあるが、総じて見れば、徐々にではあるが着実に変わってきていると思います。こう書くと興行実績や産業としての売り上げが増加しているのか?と言われそうですが、そんなもの関係ありませんし、知りません。変化の過程においては、売り上げが下がることもあるだろうし、団体が潰れることもあります。残酷だけど、それは仕方がないこと。そこで変化を止めないで、最後まで続けること。これが一番大切で、最も難しいこと。そうした努力の礎の上に、初めて大きな変化や変革が現れるのですから。



年頭に際して思うことは、マイナーチェンジを繰り返すのではなく、大胆にフルモデルチェンジをするプロレス団体やプロレスラーが現れたら面白いのにということ。新人、若手、中堅、ベテラン。立場の違いに関係なく、誰が先に飛び出すのか? 考えれば考えるほど、何だか楽しくなってくる。この楽しさがプロレスを見続ける原動力にもなっているのだろう。大きな期待から生まれる楽しさ。これって、不況のときこそ必要だと思いません?

というわけで、今年もプロレスを宜しくお願いします!

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