オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

生きる姿勢

MASA

18/06/09








彼と会ったのは柔術を始めて初のサマーキャンプのときでした。

もう4年以上も前のことでしょうか、自分はまだ下手くそな白帯、彼は青帯です。



写真中央の彼の名前は「マーク」

フルネームは知りません。



年齢は40半ばくらいでしょうか



彼は全盲の柔術家です。



なんと試合にも出ています。



もちろん目の見えない彼には特別のルールが設けられ

組んでからの試合スタートです。



正直、彼は柔術は強くありません。



試合もいつも負けています。



それでも彼は定期的に試合に出ています。



そんなマークに久しぶりに会いました。



このとき彼はまだ青帯でしたが、50も近い年齢で今でも柔術をがんばり続けています。



そして今回ついに彼は紫帯を授かりました。



そんな彼にこんな質問をしました。



「目が見えない状態で柔術をやっていて怖くないの?」



彼の答えはこうでした。



「最初は怖かったけど、今は大丈夫怖くないよ」



彼は続けて言いました。



「それよりも目が見えないことに卑屈になってチャレンジすることをやめてしまうことの方が怖いんだ。柔術は楽しいスポーツだね!そうだろ?目の見えない僕にも格闘技が出来るんだ、柔術は素晴らしいよ!」



屈託の無い笑顔で彼は話してくれました。



話を聞くと、彼は若い頃病気で両目を失明し全盲の障害者となったそうです。

そして同世代の友達のクリスと言う現在黒帯のマルセロの弟子に声をかけられブラジリアン柔術を始めました。



彼の柔術に対する姿勢

そして何より彼の生きる姿勢



見習はなければと思いました。



目が見えていることが当たり前な自分たちは

実は大切なことを見落としてるんじゃないでしょうか?

そう考えると目に見えない大切なものってたくさんありますよね



目先のことに捕らわれがちな世の中ですが

とても大切なことを彼に思い出せてもらった気がします。



普段の生活ではなかなか知り合わない人たちとも

ブラジリアン柔術を通じて沢山知り合うことが出来ます。



下手な英語はなかなか通じないときがありますが

練習を通して気持ちが通じ合うことがあります。



クサい言葉になっちゃいますが



仲間っていいですよね!



自分の居場所や存在感

そして仲間を与えてくれたブラジリアン柔術



ただ強くなるだけではなく

ブラジリアン柔術の素晴らしさを伝えていくことで

そこで経験した貴重な体験を他の人にも体験してもらいたい。

これは自分に出来ることの一つだと思っています。







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