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AFCアジアカップ2015連載企画 最終回

開催国オーストラリアが初優勝!!

27/02/2015

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AFCアジアカップ2015特別企画 最終回




開催国オーストラリアが
初優勝!!

 

 


16ヵ国がアジアの頂点を狙った第16回AFCアジアカップは、開催国のオーストラリアが激闘を制して初優勝を飾った。連覇に挑んだ我らが日本代表、サムライブルーは、1996年以来となる、ベスト8に留まり、日本から遥々駆けつけたサポーターはもとより、現地のサポーターにとっては、非常に悔しく、脱力感が残る大会となってしまったことだろう。6ヵ月に渡り、お届けてしてきたAFCアジアカップ特集、最終回は、日本代表のグループ最終戦と準々決勝、熱い声援を送ったサポーターたちの声、自国開催で初優勝を果たした、オーストラリアの決勝戦を含め、大会を振り返る。



 

 


オーストラリア優勝までの道



グループ戦では2試合連続4得点という快進撃を見せていたオーストラリア代表。誰もがグループを1位通過し、準決勝は、1月26日のオーストラリアデーに、シドニーのスタジアム・オーストラリアで開催されると予想しただろう。ともに2連勝でグループ突破がすでに決まっていたオーストラリア代表と韓国代表は、グループ最終戦で首位の座を争った。試合は32分にFWイ・ジョンピョプがあげた1点が決勝点となり、韓国が3試合ともに1-0で全勝、グループを首位で突破した。

準々決勝は、グループBを3連勝で1位通過した中国と対戦。お互いに得点を許さない0−0で迎えた後半4分、セットプレイから一度跳ね返されたボールを、オーストラリアのエースストライカー、ティム・ケーヒルが美しいオーバーヘッドでネットを揺らし、先制点。さらに後半20分にはクロスボールをまたもケーヒルが、今度は力強いヘディングで合わせ追加点。オーストラリアはこのまま逃げ切り、準決勝へと駒を進めた。 日本が勝ち上がっていれば、2011年アジアカップ決勝のリマッチとなるはずだった、準決勝第2戦。しかしこの場に上がって来たのは、誰もが予想していなかったUAEであった。日本の敗退が決まったさいに、ローカルの記者数人に、「オーストラリアにとっては素晴らしい日だ」と次々言われたのが記憶に新しい。それだけオーストラリアは日本を恐れていたのだ。

日本が81分まで得点をあげることができず、苦戦した相手UAEに対し、オーストラリアは試合の立ち上がりから立て続けに得点。先制点はキックオフからわずか3分、CKからDFトレント・セインズベリーがヘディングで合わせ、14分にはゴール前の混戦で、MFジェイソン・デビッドソンが決める。いずれも23歳の若手選手の活躍により、日本を下したUAEに快勝。アジア大会の舞台にくるまで、W杯も含め、国際試合で勝利をあげることはなかったサッカールズだが、しっかりとタイミングを合わせ、成長、世代交代もできている印象をこの試合で見せつけてくれた。

決勝は韓国相手に、グループA最終戦のリマッチとなった。約8万人の観客が詰めかけ、うち1万5000人は韓国サポーターだったと言われる。立ち上がりから激しく体をぶつけ合う試合は、前半45分、MFマッシモ・ルオンゴがPA外の中央からシュートし、オーストラリアが先制。韓国はオーストラリアの固いディフェンスを崩せず、試合はこのまま終了と思わせた後半のロスタイム、まさにラストチャンスという土壌場で、今大会大注目を浴びたエースのMFソン・フンミンが同点ゴール。延長戦へともつれ込む。オーストラリアは延長15分、ケーヒルの代わりに投入されたFWトミー・ユーリッチが、2人のディフェンダーに囲まれながらも、必死にボールを守り、絶妙なクロスを送ると、同じく途中出場のFWジェーム・ストロイージが冷静に決め、勝ち越し。開催国オーストラリアが見事初勝利を飾った。


最優秀選手

マッシモ・ルオンゴ(AUS)

1992年生まれ、22歳。スウェインドン・タウンFC所属。アジアカップ開幕までは、スターティング11に名前があがるかも定かではなかった。しかし今大会では全6試合に先発出場し2得点、グループステージでは2度MVPに選ばれるなど、試合を重ねるたびに成長を見せた。ヨーロッパからのオファーも殺到しているという、期待の新星。

最優秀ゴールキーパー

マシュー・ライアン(AUS)

1992年生まれ、22歳。クラブ・ブルッヘ所属。長きに渡り豪代表の守護神として活躍したシュウォーツァ―の引退を受け、ポステコグルー監督から第1キーパーに抜擢。当時は3人の代表キーパーの中で一番経験が少なかったものの、W杯でもフル起用されるなど、多いなる期待が伺われた。現在はリバープールからのオファーが噂されている。

得点王(5得点)

アリー・マブフート(UAE)

1990年生まれ、24歳。アルジャジーラ所属。日本との準々決勝では、立ち上がりの前半8分にシュートを決め、日本を追いつめた。UAEでは"リトル、アドナン・アル・タリヤニ(※)”と呼ばれるほどの期待の星。 ※UAEのサッカーレジェンド。代表を引退した97年当時は、キャプ数164で世界最記録保持者であった。







グループステージ最終戦


1月20日(火)8pm KO メルボルン・スタジアム

本田 24’, 香川 83’
 


グループ最終戦は、日本の天敵ヨルダン。日本は引分以上で決勝トーナメント行きが決まる一方、負けると、グループ敗退の危機もある、絶対負けられない試合だ。メルボルンでは、テニスの全豪オープンも同時開催されており、ヨルダン戦当日の午前中には錦織圭選手が第一戦で勝利を飾ったばかり。錦織選手も含め、多くのテニス観戦者もサッカー観戦に訪れ、当試合は完売。チケットを求める日本人サポーターの姿がスタジアムで目立った。

ヨルダンとの過去の対戦成績は、1勝2分1敗。2013年のW杯最終予選では、日本が唯一黒星を許した相手でもある。本田は「リベンジも込めて」と、当試合への意気込みを語っていた。気温は28.5度、湿度は50パーセント前後と、イラク戦と比べるとコンディションは悪くない。長谷部はこの日、日本代表歴代最多となる56試合目となるキャプテンマークを記録した。

試合開始からわずか1分、イラク戦ではシュートがなかったと悔しさを語った乾が、ロングシュートを放つ。キーパーに止められるも、勢いが感じられる。11分、ゴールラインギリギリの位置から香川がクロスを送り、乾が右足で合わせて、ゴールネットを揺らすも、ラインを割ったという判定でノーカウント。24分、相手ディフェンスを中から崩す形で、縦パスを送り、岡崎がシュート。GKに止められるも、こぼれ球を本田が押し込み、先制点をあげる。1-0で迎えた後半開始間もなく、岡崎と乾が立て続けにイエローカード。準々決勝が終るまで、イエローは累積されるため、乾に代わり清武、岡崎に代わり武藤が投入される。38分、投入されてわずか4分の武藤が、左サイドを駆け上がり、絶妙なクロスを送ると、香川が右足で決め、ゴール。代表では昨年6月以来、9試合ぶりとなる待望のゴールに選手もサポーターもひとつとなり、香川を祝福した。日本はこのまま2-0で逃げ切り、無失点で堂々のグループD1位通過となった。
 





 

 

 

 

 

 


ノックアウトステージ


1月23日(金)8pm KO スタジアム・オーストラリア

マグフート 7’, 柴崎 81’
 


負けたら終る、ノックアウトステージは、グループCを2位通過したUAEと対戦。UAEは、チームの大半がジュニア時代から、およそ8~9年間ともにプレイしており、グループステージで対戦したイランのケイロス監督も、「まるでクラブチームのようだった」と評価している。また天才と称される司令塔、オーマル・アブドゥルラフマンの存在も、日本に大きく圧し掛る。UAEは前試合から中3日の一方、日本はメルボルンからシドニーへの移動も含め、中2日。この1日の違いは大きく、グループステージから同じスタメンを起用してきた日本代表の疲労が懸念されるなか、ベスト4をかけた試合のホイッスルが鳴る。

日本は試合開始から2分、乾が相手をかわしてシュートをするも、キーパーに阻まれる。ヨルダン戦と同じく、勢いが感じられるも、UAEはこれまでのグループステージの相手とは違う、スピードを武器に、日本になかなかペースを掴ませない。そして前半8分、日本の最終ラインである吉田と森重の間を突いた、FWのアリー・アブフートがゴール左隅に突き刺し、先制点をあげる。日本にとっては大会初失点となる。その直後、チャンスを掴んだ本田のシュートはゴール上と外れ、17分には酒井があげた絶妙なクロスを乾が合わせるも、ポストを直撃するなど、日本は幾度も相手ゴールに迫るシーンを作るも得点に繋ぐことができない。一方、速い段階で先制点をあげたUAEは、システムを4-3-3から、4-4-2に変更し、守りの体制に入る。UAEが引くことで、日本がボールを持つ時間は長くなるも、枠を捉えることができない、もどかしい場面が続く。

1点ビハインドで迎えた後半は、乾の代わりに武藤が入り、後半20分には岡崎に代わり、豊田が投入され、ベスト4は若手に託される。しかし、決定機を逃し続ける日本に最後の交代カードが使われる。“ポスト遠藤”と言われる柴崎が、日本代表キャップ歴最多を誇る遠藤の代わりに入る。81分、相手ディフェンスを掻き乱すように動き回っていた柴崎が中央でボールを得ると、ゴール前の本田へと送る。本田からワントラップでボールをリターンされた柴崎は迷うことなく、ダイレクトシュート。待望の得点で同点となるも、決着はつかず、延長戦へともつれ込む。

交代カードを使い切った両チームにとって、体力勝負となった延長戦では、サイドバックの長友が負傷し(後日右太もも裏の肉離れと診断)、全力疾走できなくなる。延長後半には長友をトップ下に置いて、柴崎をサイドに送るなど、調整を量るも、実らず、PK戦へ。 先行の日本は、まずはエース本田が挑む。しかし、本田はゴールを遥か上に行く、まさかの失敗。UAE、日本ともにPKを順調に決めるなか、UAEの3番手がミスキック。5人終了の時点で4−4と、サドンデスとなり、会場には緊張の空気が漂う。日本の6番目は香川。大きなプレッシャーが圧し掛っていたのか、それとも運に突き放されたのか、香川が放ったシュートはポストを直撃してしまう。続いたUAEの6番手がゴール左隅に決め、日本はこの瞬間、96年大会以来となる、ベスト8敗退となる。

試合後の会見でアギーレ監督は、「勝利に当たるのは我々だったと思う、それくらいの内容だった」、「選手を誇りに思う」と、120分すべてを出し切った選手を讃え、「今後もこの展開をプレイ続けて行くべき」と語った。




 

  

 

1月23日、スタジアム・オーストラリアで開催された準々決勝、日本代表対UAEの観戦チケットを、100名様にプレゼントいたしました! 応募方法は、「アジアカップでの思い出写真」をチアーズのFacebookに投稿するのみ。たくさんの応募ありがとうございました! それでは我らがサムライブルーの熱いサポーターたちの写真を一挙大公開!








 

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