オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」
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風光明媚なニュージーランド南島

クイーンズタウン

01/06/2016

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風光明媚なニュージーランド南島

 

クイーンズタウン

 

 

手付かずの自然が広がるニュージーランド南島の中で、標高2000メートル級の山脈に囲まれた壮大な景勝地、クイーンズタウン。四季折々の美しさから「ビクトリア女王にふさわしい」として名付けられたこの街は、風光明媚な南島の中でも随一のリゾートタウンとして国内外から130万人もの観光客が一年を通して訪れる。街の眼前に広がるのは、マオリ族が「翡翠の湖」と呼ぶ、青く透き通った湖面のワカティプ湖。細長い稲妻を描いたような形の湖面は、海に面しているわけでもないのに気温と気圧の影響で一日に何度も水位が満ち引きする。その神秘的な様はマオリの伝説で湖の底に眠ると信じられている巨人の鼓動とも伝えられている。

 

1862年、クイーンズタウンの北側にそびえ立つスキッパーズ・キャニオンから金脈が発見されて以来、世界中から一攫千金を求めて人が集まった。当時の人口は数千人規模まで急速に発展したが、程なくして金脈が尽きるとその人口は190人まで激減したという諸行無常な歴史を持つ。
現在は高原の避暑地のような街に生まれ変わり、究極のアウトドア・アドベンチャーの拠点となっており、この街が発祥とされているバンジージャンプをはじめ、ラフティング、トレッキング、スカイダイビング、スキー、スノーボードと年間を通してアウトドア・スポーツを満喫できる。
また郊外のアロータウンまで足を伸ばせば、ゴールドラッシュに沸いた当時の石造りの建物が色濃く残っており、命がけで億万長者を目指した男たちのロマンに想いを馳せることができる。このエリアでは川床の砂利を根気よくさらうと砂金が出てくることがあるため、砂金堀りアクティビティも有名だ。

 

遊び過ぎて疲れたら、目抜き通りのショットオーバー・ストリートに連なるレストランやカフェ、バーで舌鼓を打つ楽しみもある。中でも、連日大行列になっているのは、CNNに「パリに行ったらエッフェル塔を見るように、クイーンズタウンに寄ったらファーグバーガーに行け!」と絶賛された『ファーグバーガー』。なんと世界のトップ10バーガー店にも選ばれた名店で、人の顔ほどもあるニュージーランド産のラム肉パテからは、肉汁がじゅわ~とにじみ出てくる。一度食べたら誰かに教えたくなる味だ。

 

湖畔に映る星空観賞や釣りで豊かな自然を静かに味わうもよし、アドレナリンを最大限に放出してエクストリーム・アドベンチャーにチャレンジするもよし、湖畔に広がる格別なレストランで美食を堪能するもよし。あなたがまだ知らないクイーンズタウンに足を運んでみてはいかがだろうか。

 

 

 

●クイーンズタウンへ
シドニーからクイーンズタウンまで直線距離にして1939キロ。シドニーとの時差は2時間で飛行機のフライト時間は約3時間。直行便ではニュージーランド航空、カンタス航空、ジェットスター航空、バージン・オーストラリアが運航している(2016年5月現在)。

●空港からのアクセス
クイーンズタウン空港から市内中心部までは約8キロ、車だと約10~12分ほどかかる。安くて便利なのが、市バスのコネクタバスで空港と市内中心を約15分おきに運行している。そのほかある程度人数がそろうならば、バンに乗り合うエアポートシャトルもお勧め。

●NZの基本情報
紙幣の種類はオーストラリアと同じく5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルの5種類。硬貨は5種類で10セント、20セント、50セント、1ドル、2ドル。
電圧は230~240Vで、プラグはハの字の三極式タイプなのでオーストラリアと同様に使用可能だ。

 

 

クイーンズタウンの見どころ

  

 

ワカティプ湖   自然 
氷河が溶けてできた湖のワカティプ湖は、全長77キロ、面積約293平方キロメートル、最大水深は378メートルにおよび、ニュージーランドで3番目に大きい。湖の名前の由来はマオリ伝説の巨人の横たわる谷間水という意味の「ワカ・ティプア・ワイ・マオリ」からきている。

 

 

 

左:TSSアーンスロー号  クルーズ 
映画『インディ・ジョーンズ・クリスタル・スカルの王国』でアマゾン川を航行する船として出演したこともあるTSSアーンスロー号は、1912年に製造され「湖上の貴婦人」の愛称で親しまれている。蒸気の客船としては、南半球で唯一石炭を燃料としており、船内デッキからは、昔ながらに火夫が熱気と戦いながら石炭を投げ込むエンジンルームを見学できる。クイーンズタウンから対岸のウォルター・ピークまでゆったりと運航しており、街並みはもちろん、道すがらの山々の眺めまで楽しめる。

 

右:リマーカブルズ山脈  自然 
ワカティプ湖のはるか彼方に悠然と構えるリマーカブルズ山脈。標高2319メートルで冬にはスキー客でにぎわう。クイーンズタウンのホテルでレイクビューの部屋を選ぶと絵葉書のような湖畔と山脈のコラボレーションを満喫できるのでお勧めだ。

 

 

 

左:キーウィ&バードライフ・パーク  動物 
傷ついた動物の保護や貴重なニュージーランド固有動物の育成を目的とした施設。国鳥であるキーウィをはじめ、絶滅の危機に瀕している貴重な動物たちと手軽に出会える。時間によってキーウィの餌付けや鳥のショーが開催されているので、事前にスケジュールをチェック!

右:スカイライン・ゴンドラ  展望台 
標高795メートルにあるボブズ・ピークの展望台へ市内から直行のゴンドラが出ている。クイーンズタウンの街並みとワカティプ湖を一望できる壮大なパノラマビューは圧巻の一言。降りるさいには専用コースをリュージュで滑走できるオプションも選べる。

 

 

 郊外も見どころ満載

 

 

 

ミルフォードサウンド  自然 
ニュージーランドを代表する景色として紹介される世界遺産「ミルフォードサウンド」。氷河によって垂直に近い角度で削り取られた岸壁が、ターコイズブルーに輝く海面から真っ直ぐ天に向かって突き出す景色は見るものを圧倒し、自然への畏敬を感じさせる。ミルフォードサウンドはニュージーランドの中で最も雨の多い地域で、晴れるのは1年のうち3分の1だけ。大量の雨は苔やシダ植物を育み、切り立った岩肌をいく筋もの轟音の滝となって流れ落ちている。運がよいと岩場で休息する野生のアザラシの姿も観察できる。

 

 

 

左:スキッパーズ・キャニオン  自然 
映画『ロードオブザリング』の撮影に使われたショットオーバー・リバー沿いに広がる壮大な渓谷。氷河期時代に存在したワカティプ氷河によって、長い年月をかけて地表が侵食されできあがった。

 

中:ギブストン・バレー  ワイナリー 
切り立った丘でしかなかったオタゴ地方を世界に知らしめた先駆者的存在のワイナリー。店舗裏にある岩山にあけた洞窟で、ピノ・ノワールを発酵するのに最適な12~13度に保ち熟成させている。

 

右:アミスフィールド  ワイナリー 
ウィリアム王子とケイト妃が訪問して一躍有名になったワイナリー。ピノ・ノワールをはじめ、リースリング、ピノグリなど数多く醸造している。併設されているビストロは、ベスト・ワイナリー・レストランに選ばれている。

 

 

旅行の醍醐味と言えば「飯」。南島を代表する観光地のクイーンズタウンは、カジュアルなファーストフードからファインダイニングまでグルメな舌をうならせる店がつまっている。

 

ファーグバーガー
連日長蛇の列ができる大人気のグルメバーガー。ニュージーランド産のプレミアムビーフをはじめ、ラムや鹿肉、白身魚とそのメニュー数は20種類以上。営業時間は朝8時半から早朝5時までと長く、昼は観光客に、夜はバー帰りの若者に愛される名店。
42 Shotover St., Queenstown
+64 3 441 1232
www.fergburger.com/fullscreen.html

 

 

ペドロズ・ハウス・オブ・ラム
クライストチャーチでラムのテイクアウェイ専門店として有名な『ペドロズ・ハウス・オブ・ラム』がクイーンズタウンへ2014年に進出してきた。そのこだわりのメニューは、ラム肩肉の一品のみ。口に入れた瞬間に肉がほろける絶妙なやわらかさで、そのおいしさはトリップアドバイザーで1位に選ばれたこともあるほどの折り紙つきだ。
47 Gorge Rd., Queenstown
+64 800 695 262
www.pedros.co.nz

 

  

ラタ・ダイニング
ニュージーランド版の『マスターシェフ』の審査員でもあるJoshy Emetteがプロデュースしているファインダイニング。ラタ・ハニーと山羊の前菜などニュージランド産の食材にこだわった繊細な味を楽しめる。大変込むため予約は必須。
43 Ballat St., Queenstown
+64 3 442 9393
www.ratadining.co.nz

 

 

 

ニュージーランドは絶滅してしまった幻の巨大鳥モアが生息したほどの鳥天国。上記のキーウィ&バードライフ・パークで保護している独自の進化を遂げた鳥たちをご紹介!

 

 

キーウィ
ニュージーランドのアイコンのひとつとして親しまれているキーウィ。夜行性の鳥で、翼は退化して飛べない。細長いクチバシの先に鼻があり、地中の虫をにおいで嗅ぎ分ける。

 

 

ケア
非常に好奇心旺盛な性格で、珍しいものをみつけるととりあえず突いて壊す大型のいたずらオウム。車のアンテナをもぎとったり、ワイパーのゴム部分を剥ぎ取ったりとちょっと困ったちゃんな鳥。

 

 

プケコ
赤いクチバシに青い羽、長い足が特徴でとても人懐っこい性格のものが多い。ニワトリと同じく一応飛べるが歩く方を好む。

 

 

ケレル
ニュージーランド鳩と呼ばれる固有種のケレル。体長50センチにもなる巨体で、緑色の羽と白いキャミソールを着ているように見える胸が特徴的だ。

 

 

 

 

アドレナリンが全身を駆け巡るスリリングな遊びをしたい方にはこちら。お勧めのエクストリーム・アクティビティを一挙大公開。

 

 

 

左:バンジージャンプ
世界中で人気を博し愛されるバンジージャンプだが、元はニュージーランドの企業家AJハケットとヘンリー・ヴァン・アッシュが1988年に商用に運営を始めたのがきっかけだ。高さ43メートルのカワラウ・ブリッジから、絶叫とともにダイブできる。バンジーのオリジナルなだけあり、川へ着水やペアで飛ぶなど、バリエーションも豊富に取り揃えている。
AJ Hackett Bungy
Cnr. of Shotover & Camp Sts., Queenstown
+64 800 286 4958
大人  $195
http://www.bungy.co.nz/

 

右:ショットオーバー・ジェット
ショットオーバー・リバーの渓谷を縫うように大爆走を繰り広げるスリル満点なジェットボート。絶壁をスレスレに走行するので、半端ない体感スピードが味わえる。
Shotover Jet
Gorge Rd, Queenstown
+64 3 442 8570
大人 $135
www.shotoverjet.com

 

 

 

左:パラグライダー
スカイライン・ゴンドラの頂上からパラグライダーで空へ羽ばたける。クイーンズタウンの景色を眺めながら、ふわふわと空中散歩は、まるで鳥になったように気分にさせてくれてやみつきに。インストラクターが一緒に飛ぶタンデム・スタイルなので、初心者でも安心して楽しめる。
料金目安: 大人 $199~219

 

右:4WDで行くスキッパーズキャニオン
上記で紹介しているスキッパーズキャニオンへは、開拓当時の道をそのまま利用しており、未舗装かつ崖っぷちの道で4WDがないと走れない悪路となっており、道中がスリル満点。レンタカーの乗り入れは制限されているので、ツアーがお勧め。
ツアー料金目安:大人 $149~175

 

 

 

死ぬほど痒い!
サンドフライに要注意!!

ニュージーランドの屋外アクティビティで最も気をつけなくてはならないのが、虫除け対策。特にかつてキャプテンクックも悩ませたというサンドフライが凶悪だ。ゴマ粒ほどのハエだが、チクッとした痛みを伴いながら刺してくる。その後、蜂に刺されたのかと思うくらい患部が腫れ、痒みや痛みだけでなく熱をもつことがある。夜も寝れないほどの痒みは、1週間から1ヵ月近く継続するのでやっかいだ。虫除け対策として、肌の露出を避けることはもちろん、現地のサンドフライ対策のされた虫除けスプレーを使用するのが効果的だ。また刺されたさいには、傷口を爪で挟んで毒素を搾り出す迅速な処置が大事。薬局ではサンドフライ用の抗ヒスタミン剤が売っているので患部に塗るのもお忘れなく。

 

 

 

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