01/08/2014
2014 FIFAワールドカップ
ゴールデンブーツ賞はハメス・ロドリゲス
コロンビア代表で背番号「10」を担う、若きエースストライカー、ロドリゲスが、6得点で2014年W杯の得点王、ゴールデンブーツに輝いた。ロドリゲスは初戦のギリシャ戦で、チームの3点目をあげ、続いたコートジボワール選では先制点をあげている。途中出場となった日本戦でも4点目となる得点を奪い、決勝トーナメントのウルグアイ戦では、2得点で、チームを初のベスト8に導いた。なお、1点差で追い上げていたのはドイツ代表で、本大会でハットトリックを達成しているMFミュラー。2点差ではアルゼンチンのFWメッシが名を挙げた。
ブラジル代表は呪われていたのか?
Photo by Robert Cianflone/Getty Images for Sony 2014年W杯は、開催国ブラジルによるまさかのオウンで開幕を遂げた。これは今後ブラジル代表を襲う悪夢を予告していたのか…。グループステージを余裕に突破したブラジルは、決勝トーナメント1試合目でチリと対戦。大会初のPKでなんとか8強入りを果たすが、運の女神がささやいたのはこの試合が最後だった。準々決勝、コロンビア戦ではご存知の通り、ネイマールが骨折。さらにディフェンスの中心で、キャプテンでもあるDFシルバが2枚目のイエローにより、次節出場停止となる。オフェンスとディフェンスのキープレイヤーを失ったブラジルは、準決勝でドイツに1−7の歴史的完敗を許してしまう。「王国の恥」と批判が高まるなか、名誉挽回を目指して挑んだ3位決定戦は、立ち上がりの失点から反撃できぬまま、0−3の屈辱的連敗となり、悲願の優勝を目指したブラジルは4位に終った。
Photo by Clive Brunskill/Getty Images
ブラジルの若きエース、FWネイマールが、準々決勝のコロンビア戦で、相手DFスニガから膝蹴りのようなチャージを受け、腰椎骨折、戦線離脱となった。W杯の決勝舞台に立つことが夢であったというネイマールは、ファンに向けたビデオメッセージで、「僕の夢は終っていない。ワンプレイによって夢は中断してしまったけど、まだ続いている。チームメートが、優勝するという夢をかなえくれる」と涙ながら語った。幸い、選手声明を脅かすケガではなかったが、2センチずれていたら、下半身不随になっていたという。
Photo by Clive Rose/Getty Images for Sony
ウルグアイ代表で、イングランドプレミアリーグ、リバプールに所属していたFWスアレスが、6月24日のイタリア戦で、相手選手に噛み付き、代表での9試合出場停止と、4ヵ月間のサッカー活動禁止の処分を、FIFAより科された。実は彼、過去にも2度の噛み付き行為により厳罰処分を受けた前例がある、“かみつき王子”なのだ。一足先に帰国したスアレスは、空港で出迎えたファンから英雄のような歓迎を受けたという。結局スアレスなしで迎えた決勝トーナメント1回戦で、ウルグアイ代表はコロンビアに0−2で敗退。そんな渦中の人となったスアレスだが、7月11日には、移籍金8100万ユーロで、バルセロナへの完全移籍が決まった。この移籍金は史上4番目に高額だという。噛み付いて処分されても、結果を残すスアレス。やはりただ者ではない。
Photo by David Ramos/Getty Images for Sony
前回南ア大会の決勝再現となったグループBの第1戦、スペイン対オランダでは、前回王者のスペインがまさかの1−5で完敗し、大会開幕いきなりの大番狂わせとなった。迎えた第2試合目チリ戦でも、本来のパスサッカーができないスペインは、体を張ったチリの守備を崩せぬまま、試合終了。開幕で食らった屈辱の5失点で自信を失ったのか、彼らのボディランゲージからも、勝利を見ることはできなかった。まさかの2連敗で早々とグループ敗退となったスペイン。ひとつの黄金時代が幕を閉じたといえよう。W杯のチャンピオンが大会でグループ敗退したのは、過去にブラジル、イングランド、フランス、イタリアなどがあるが、グループリーグ3戦目を前に敗退したのはスペインが初。
Photo by Clive Rose/Getty Images for Sony
Photo by Cameron Spencer/Getty Images for Sony
Photo by Robert Cianflone/Getty Images for Sony
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