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Cheers インタビュー


世界に羽ばたくジャパニーズR&B界のディーバ

A.I.

日本が誇るソウルミュージックの奇才

24/12/2009

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世界に羽ばたくジャパニーズR&B界のディーバ interview with A.I.

A.I.

常にシーンのトップにありながら、進化を続けるジャパニーズR&B界のディーバAI。日本が誇るソウルミュージックの奇才が、「ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS(アジア・パシフィック・スクリーン・アワード)」の名誉あるスターパフォーマーとして招かれた。アジア以外で開催される国際的映画受賞式において、日本人アーティストがメインパフォーマーを演じるのは、これが初めて。会場には500人を超える世界の映画著名人が招待され、授賞式の華であるオープニングセレモニーをAIのダイナミックな歌声が飾る。授賞式の模様は2009年12月3日より、CNNのグローバルネットワークを通じて放送され、AIのソウルフルなリリックは世界に響くことになる。

国際的な映画賞『アジア・パシフィック・スクリーン・アワード(以下APSA)』へのスターパフォーマーとしての参加を控え、今どんな心境ですか?

いつも歌うときは緊張しない方なんですけど、特に日本以外でのアワードの舞台は初めてだし、やっぱりオーストラリアということもあって、いつもと違う緊張感を持っています。

アジア以外の国際的な授賞式でパフォーマンスをするのは日本人アーティストとして、AIさんが初めてということになりますが、その点はどんな風に捉えていますか?

も~、最高ですね! こういうのを待ってたんですよ(笑)。だからやっぱり、皆に「日本、ヤバイね」って思われるようにカッコイイこともしたいし、それにその場に来てくれた人が、幸せな気分になったり、楽しくなったり、感動だったり、そういう感じにできたらいいなぁと、思ってます。

授賞式ではどんな風に曲を披露する予定ですか?

「おくりびと」と「Story」の2曲を歌います。「おくりびと」は久石譲さんと一緒に作った曲で、自分のいつものスタイルとは違った感じの曲なんですけど、今回はバンドもなくてひとりで歌うという形なので、すごく楽しみです。「Story」は、ピアノと私、シンプルにそれだけでいきます。

AIさんもLAを舞台にしたダンスムービー『TAKE ACTION』で初監督をされていますが、今回APSAで、日本映画が国際的に高い評価を受けていることについてどのように感じられますか?

それはもう、最高なことだと思いますね。色々ありますけど、結局世界はひとつなんだと思うし、実はそういうことを最終的に広めるのが私の夢みたいなものなので、いろんな地域で活動したいんですよね。「あの国の映画はこうだから観ない」とか、そういうんじゃなくて、「良いものはやっぱり良い」という風になったらいいですよね。そういう意味でも、日本の映画がラインを超えて、今回注目されていることはホント最高だなぁ、と思います。

初監督を経験されて、印象深い瞬間などがあれば教えてください。

皆が「監督」って呼んでくれて、もうそう呼ばれるだけで「おぉ~」みたいな! 嬉しいですよね。あと「アクション」とか「カット」とか、そう言うだけで人が動くみたいなのがすごいですね。私の場合、「はい、どうぞ!」ってな感じで動いてもらってたんですけど(笑)、なんか監督はやっぱり、最高でした。

映画「おくりびと」のイメージソングは久石譲さん作曲、AIさんが作詞をされていますが、音楽界の巨匠、久石譲さんと一緒に曲を作っていかがでしたか。

はじめに、久石さんの音楽でイメージソング作ってみませんか?って言われて、それから久石さんの作った曲を聴いたんですね。そしたらすごくいい曲で、「全然このままでバッチリじゃないですか」って感じたんで、これは私の声で歌わないほうがいいんじゃないかなと、初めは思ったんですよね。小さい頃からジブリとかで聴いて育ったし、もう大好きで! 久石さんの曲って、感動があるのになんかカッコ良かったり、別の世界に入り込めたりとか・・・、そこには久石譲さんの世界があって・・・。そんな人と一緒にできるっていうのが最初は嬉しかったんですけど、やっぱり恐れ多いというか。私が手つけないほうがいいんじゃないかな、っていうのがありましたけど、ぜひやってみてほしいと言っていただいて。本当にすごくいい経験になりました。

今年9月に発売した初のベスト盤ですが、実はあまりベストを出すことに乗り気ではなかったそうですが・・・?

全然、自分はまだまだなので、ベストなんてまだ出すものでもないかなっていう感じだったんですね。でも、ベストっていうからには自分の好きな曲っていうよりも、皆が一番好きな曲にしたかったので、やっぱりファンの皆さんに聞いて投票してもらって、それでその中身を決めて欲しいと思いました。

初のベスト盤からオリコン1位も遂げて、国際的な舞台にも立つわけですが、現在アーティストとしてAIさんの気持ちはどこに向いていますか?

日本で、とにかく何でもいいから「自分が一番になった」と思えた時に、今度は海外に行こうかなと思っていたんですよね。もともと、グラミー賞が欲しくてLAで音楽活動をしていたんですけど、そのうち日本の方から、「日本で歌やらないか」っていうことになったんですね。周りからは「日本からだとグラミー賞は絶対ムリだからアメリカにいた方がいいよ」って言われたんです。でも私は「イヤ、そんなことない」と思って日本に来たんです。でももう、日本に来て結構経ちますからね、そろそろまた海外でも活動して、自分で言ったことに、どんどん近づけていきたいですね。

すると、もう具体的に海外での活動が決まっていたりするんですか?

9年間、日本でやってきて、これまで支えてくれた人たちには、もっと自分のつくっている曲を聴いて欲しいし、どんどん出していったりもしたいですけど、もっと自分を広げるためにも、アメリカとか、ヨーロッパとか、他のアジアでも、色々なところで活動したいですね。次は、海外のアーティストをフィーチャーして、英語の曲を出そうとか、色々しようとしているとこなんですけどね。今回ゴールドコーストで歌うのはホントにいい機会ですし、どんどん色々なことにチャレンジしていきたいと思います。

安室奈美恵さんやZEEBRAさん、土屋アンナさんなど様々なアーティストとコラボレーションをされていますが、そこにはどんな魅力がありますか?

やっぱり、皆さん全然違うので、例えば歌の感じとか、音楽のジャンル、感情、目的を何としてるかとか・・・。いろんな人と一緒にやる方が、やっぱり自分も成長するっていうか、いい刺激をもらえるし、発見があるし。いろんなものを取り入れたりとか、インスピレーションをもらったりとかが魅力ですね。これからまた、色んな人と曲を作って皆をビックリさせられるようなことをしたいです。

コラボなど新しいことに取り組むなど、幅広く活躍するAIさんですが、これまでで最も影響を受けたアーティストを教えていただけますか?

もう亡くなっちゃったからじゃないですけど、マイケル・ジャクソンは本当に影響を受けましたね。もう、大好きですね。だって、周りの皆が「気持ち悪いよ~」て言っているときも、すごい好きでしたから(笑)。彼のあのパフォーマンスを超える人とか見たことないし、ダンスと、曲、歌も歌詞も、あれだけメッセージを送り出してくれる人っていうのは、やっぱりいないですよね。

AIさんの目指す最高のアーティスト像はどんな感じですか?

やっぱり、パフォーマンスはマイケルみたいな感じですかね、彼はもう神様みたいな存在なので近づきたいです。そうですね、彼みたいにカッコイイ! みたいな感じなんだけど、もっと今より心に余裕を持って、中身はもう、マザーテレサみたいな(笑)。

そんなAIさんにとって「歌うこと」って何ですか?

歌うのは、自分の感情を出すためかな。小さいときから、「はぁ~」と落ち込んだときも歌ってたし、嬉しいときも歌ったりとか・・・。体の一部ですかね。大げさに「歌がないと生きていけない」とか言わないですけど(笑)。私の場合は生きていけるんですよ、全然。ただ歌がないと不便ですね、腕がないのと一緒。普通に歩いているのと同じで、足や手がないと不便ですよね・・・やっぱり、体の一部みたいな感じです。

では、もしも歌手になっていなかったとしたら、今頃何をしていると思いますか?

そ~ですね、とりあえずなんかバイトしてると思います(笑)。なんでも試すの好きなので、洋服屋さんとかで、レジやってるんじゃないですかね。ただ、自分の小さい頃の夢はメイクさんとか美容師さんとか、そういうヘアメイクさんとかだったんですよ。あとは、ダンサーとか。

ダンスもLAへの留学時代に勉強したとお聞きしましたが、留学当時、言葉の壁、文化の壁を感じることはありましたか?

実は、留学していた高校生のときよりも今の方が、すごく問題を感じますね。今はどちらかというと、日本語をうまくなろうと意識しているから、最近英語をしゃべることにビクっ!としてます。もう、取材で英語対応とかなると、「しまった!」みたいな感じ(笑)。高校生の頃は、勉強での試練がたくさんありましたね。日本の小・中学校に行ったので方程式とか言っている内容がわかっていても、例えば底辺とか、台形とか、英語でなんていうのか分からなくて。

どんな風にしてその壁を乗り越えたんですか。

まぁ、壁を越えるには、そこに飛び込んでいくしかないですね。日本語をしゃべれる人が周りにいないほうが、逆にいいと思います。

最後にオーストラリアで生活する日本人の読者の方々にメッセージをお願いします。

海外で頑張っているってだけで、ほんとにリスペクトだし、ぜひ海外にいるうちにいっぱい良いものを吸収して、また日本に戻ってくる機会があったら、その良いところを広めて欲しいです。色んな人種の人たちと会って、色んな国の人たちとつながって、仲良くなっていけたら最高だなって思いますよね。だから何でも怖がらずに、「あいつ、おかしくね~」って言われたとしても、やってみたら意外と自信がついたりすることもあると思うんで、ぜひいっぱい恥ずかしいことをして、思いっきりやってみて欲しいと思います!

Asia Pacific Screen Awards

アジア太平洋地域の映画制作者に贈られる名誉あるアワード、「Asia Pacific Screen Awards(以下APSA)」授賞式が11月26日、ゴールドコーストにて開催される。9部門にわたって賞を授与する世界的評価の高いアワードで、今年日本は参加国の中でも最多を誇る7つのノミネートを果たし、圧倒的な存在感を示している。APSA会長のデス・パワー氏は、空前のノミネート数を記録した日本映画について、最も高い評価を受けているとコメントし、スターパフォーマーとなるAIの来豪に大きな期待を寄せている。今回披露される曲はノミネート作品「おくりびと」のイメージソングで、宮崎駿監督の映画ミュージックで知られる音楽界の巨匠、久石譲の作曲にAIが詩をつけた異色のコラボで生まれた名曲。

今回受賞式にノミネートされている作品は以下のとおり
最優秀監督賞 「愛のむきだし」 園子温
最優秀脚本賞 「おくりびと」 小山薫堂
最優秀男優賞 「おくりびと」 本木雅弘
最優秀アニメーション映画賞 「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
最優秀アニメーション映画賞
「ファースト・スクワッド FIRST SQUAD : The Moment of Truth」
最優秀アニメーション映画賞 「サマーウォーズ」
最優秀ドキュメンタリー映画賞 「精神」
A.I.
2010年でデビュー10周年を迎えるバイリンガルのソウル・シンガー、AI。芯の通ったパワフルかつソウルフルな歌声と、R&B特有のメロディーにJポップのテイストをブレンドさせた独特のスタイルで、幅広いジャンルのミュージック・リスナーから絶大な支持を得ている。また、自身の手がけるリリカルな詩は多くの人の心を掴み、ファンを魅了してやまない。国境や世代を越えて、心に染みる彼女の歌声は、ますます世界中から注目を集めている。
■ AI OFFICIAL WEB SITE
http://www.universal-music.co.jp/ai/
■ AI OFFICIAL FAN CLUB AISPACE
http://www.AIspace.tv
  • A.I.
  • A.I.オリコン初登場、1位獲得 9年間の集大成「BEST A.I.」
  • 初期からのファンに人気の「最終宣告」をはじめ、稀代の名曲「Story」、AIの初監督作品となった映画『TAKE ACTION』の主題歌「All For You」などを収録した初のベスト盤。選曲はファンによる投票と、AI本人&スタッフがセレクトした16曲に新曲2曲を含む全18曲で構成され、アルバム発売後、オリコン初登場1位獲得の快挙を遂げた。これを受けて2009年11月28日には「BEST A.I.- Re-born EDITION-」が緊急発売されることが決定。梨花が出演して話題を呼んだStory [Re-born]のほか、全10曲のMVを収録したDVD付の新バージョンが登場する。また、11月20日から iTunesで「BEST A.I.」の配信もスタート。

CHEERS 2009年12月号掲載

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