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豪ポップ・プリンセスが日本デビュー

RICKI LEE

20/09/2013

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2004年、オーディション番組『オーストラリアン・アイドル』で流星のごとく現れたポップ・プリンセス、リッキー・リー。抜群な歌唱力に加え、気さくなで社交的な性格は、瞬く間にお茶の間を虜にし、テレビやラジオのプレゼンターとしての活躍も目立つようになった。そんな国民的アイドルの日本デビューが遂に決定! 歌って踊れる"オージー版ビヨンセ"として今世界中から注目されるリッキー・リーに、現在の心境を伺った。(118日収録)

  

2週間後にアルバム『リッキー・リー』で日本デビューを控えたが、シングルカット「ドゥ・イット・ライク・ザット~恋の合い言葉~」はすでにUSEN洋楽ランキングにおいて初登場4位を記録、また深夜番組『流派-R』ではエンディングテーマとして起用されるなど、来日を前に大いに話題になっている。

 

「どう言葉にしていいかわからないほど、とても興奮しているわ。自分の音楽を世界の人々に聴いてもらうことが6歳のころからの夢だったの。オーストラリアのリリースに続く日本は、私にとって初めてのインターナショナルデビュー。夢に一歩近づいた気持ちで、本当にうれしいわ」

 

 

130日のデビューに合わせ、原宿でイベントが予定されているというリッキー。来日を前に、フェイスブックやツイッターではすでに日本人ファンからの熱いメッセージが届いているという。

 

「なかには(シングルの)ダンスをすべて憶えてくれたというファンもいて、リリース前のこの反響に正直とても驚いているのよ。日本での初ライブが本当に待ち遠しいわ」

 

 

誰もが思わず踊り始めてしまう"パーティ・ソング"を創りたいという思いから生まれた「ドゥ・イット・ライク・ザット~恋の合い言葉~」。その制作裏の意外な事実をこっそり教えてくれた。

 

「実はこのシングル、KNSプロダクション(※)の友人たちと、シャンパンを飲みながら書いたのよ(笑)。"パーティ・ソング"を書くんだから、飲んで酔っぱらわないとね! 飲みながらビートを何回も聴いて、そこにメロディーや歌詞を合わせて…。ジムで運動している人や、音楽を聴きながらドライブしている人たちを想像しながら書いたの。最後はみんなで踊っていたわ! もちろん、すべての音楽を酔っぱらって制作するわけではないから、そこはきちんと書いておいてね(笑)。※レディ・ガガやブリトニー・スピアズに音楽を提供

 

 

ジョークを挟みながら、明るく、そして丁寧にインタビューに応じてくれるリッキー。しかし、そんな彼女にも失意の時期があった。わずか22歳という若さで経験した幼なじみとの離婚、自分が思い描いたアーティストとは違う、敷かれた路線を進んで行ってしまう自身のキャリア、売れ行きに伸び悩む音楽…。歌手を諦めようと思ったこともあったといい、2009年には予定されていた3rdアルバムを自らキャンセル。2010年には音楽活動を一時停止し、フルタイム・ラジオパーソナリティとして活躍するようになっていた。

 

「当時の私は、ビジネスにおいても、私生活においても、自分や自分の将来を否定する人間と多く交際していたわ。長年の関係であったり、大切に思ってきた人ばかりだったから、なかなか気づくことができなかったし、信じたくないという部分もあった。でもそういった関係を自ら断ち切ったことで、今は自分がなりたい、自分があるべき姿に戻れたと感じるの」

 

 

とても辛かったと振り返るも、笑顔を絶やさず仕事に励んできた。彼女が直面する苦難の日々を、誰が想像しただろうか…。そんなリッキーに救いの手を差し伸べたのが、婚約者のジェイミー・バビントンさんだった。彼女の30キロ減ダイエットを実現させたトレーナーとしても話題になったが、「私はそこまでハードにトレーニングをしたわけではないのよ(笑)」という。

 

「以前の私は悩み事を抱えるたびに、ついつい食べ物に手を伸ばしていたの。でも前述したように"悪い関係"に終止符を打ったことで、体重がみるみるうちに減ったわ。もちろん運動もしたし、食事にも気を使ったけど、一番の理由は内面的なことだったことに気づかされたの」

 

 

サイズ14からサイズ8という見事なダイエットに成功し、昨年はミスユニバースのジェニファー・ホーキンズから、化粧ブランド『カバー・ガール』の広告塔を引き継ぐほど、その見違えるほどの美に注目が集まっている。

 

「今の私は、私を後押しし、常にチャレンジを与えてくれる信頼できる人たちに囲まれている。おかげで、より良い自分に、アーティストになろうとがんばれるの」

 

 

自信を取り戻したリッキーは、音楽活動復帰に向けて動き出した。その大きな一歩となったのが、ピンクやアナスタシア、バックストリートボーイズ、スティングなどに音楽を提供してきたビリー・マンとの出会いだった。子供の頃から尊敬し、憧れの的だったというプロデューサーは、リッキーの音楽キャリアを形づけた人物と言っても過言ではない。「この人と音楽をやりたい」、そう思い立った彼女は、ビリー・マンと直接連絡を取ることに成功し、歌手としてのセカンドチャンスを求め、ニューヨークへと飛んだ。

 

「ニューヨークからスタジオまで移動する中、何度時計の針をチェックしたことか。不安と期待で心がはち切れそうだったわ」

 

 

 オーストラリアン・アイドル時代とは比べることができない緊張感に包まれたというが、スタジオに一歩足を踏み入れたとき、すべては変わった。出会って間もなく、リッキーの才能を確信したビリーは、手帳に書かれていた1週間のスケジュールをすべて白紙にし、彼女との音楽制作に励んだという。

 

それまで「恋愛」を中心に歌っていた彼女だが、ビリーとの出会いをきっかけに、「人生」や「女性の強さ」など幅広いテーマを歌うようになり、曲調も喜びにあふれる、力強いメッセージを込めたアップテンポのポップな仕上がりになっていた。「レイニング・ダイモンズ」もそのひとつ。やっと見つけた自分の強さを歌う曲は、EMIからのデビューシングルとして大ヒットを記録し、またこれまで彼女が見せたことのないセクシーな振り付けも話題を呼んだ。

 

「オーストラリアのNo.1コレオグラファー、マルコ・パンジックと出会えたことは、マイケル・ジャクソンに憧れ、6歳からダンスを習っていた私にとっては幸運としか言いようがなかった。心から感謝しているの。誰もが真似できるような踊り、これを目標に彼と日々練習を重ねたの」

 

 

自身が目指すアーティストとしての道を歩み始めたリッキー。その象徴とも言えるのが昨年8月にオーストラリアでリリースされた3rdアルバム『フィア&フリードム』だ。ARIAアルバムランキング7位を記録し、リッキーにとっては初のトップ10入りとなった。日本ではこの度『リッキー・リー』として販売される。収録されている曲もほとんど変わらない上、オーストラリアでは未発売のボーナストラック、「ルック・アット・ミー・ナウ」も選曲されているという。

 

「オーストラリアのファンからは嫉妬の声もあるんだけど、この曲がリリースされるのは日本が初めてよ。今までさまざまなチャレンジを乗り越えてきた「私を見て!」、そういった内容の曲だから、期待してね」

 

 

歌手として、新たなステージに立ったリッキー・リー。そんな彼女の今後の目標はなんだろうか。

 

「次のアルバムのため、これからも(音楽を)書き続けるわ。でも今は、『フィア&フリードム』に集中したいと思っている。そして日本デビューが待ち遠しいわ。早くみんなの前でライブがしたい。そしてショッピングも楽しみだわ」

 

 

日本デビューに続き、US、そしてUKと、世界へ飛び立つポップ・プリンセス。その第一ステージとなる日本での彼女の活躍を心から応援したい。

 

 


『リッキー・リー』 原題:Fear & Freedom

2013130日発売。大ヒットシングル「ドゥ・イット・ライク・ザット~恋の合い言葉~」や「レイニング・ダイヤモンド」、日本版ボーナストラック「ルック・アット・ミー・ナウ」などを含む、全12曲収録。

 

 

Ricki Lee


19851010日、ニュージーランド・オークランド生まれ、クイーンズランド州ゴールドコースト育ち。26歳。2004年、オーディション番組『オーストラリアン・アイドル』に出場。人気を集めながらも7位に終わり、優勝を逃す。2005年、インディラベルのショックレコードと契約、デビューアルバム『リッキー・リー』をリリースし、シングルカットされた「ヘル・ノー」は国内チャート5位を記録。2006年、4人組ガールズユニット「ヤング・ディーバズ」としてデビュー。「ディス・タイム・アイ・ノウ・イッツ・フォー・リアル」など、大ヒットするも、2007年にはソロ活動に専念するためグループを脱退。2007年、セカンドアルバム『ブランド・ニュー・デー』をリリース。シングルカットの「キャント・タッチ・ディス」は映画『セックス・アンド・シティ』にフィーシャーされるなど、海外からも注目を集める。2010年、音楽活動を停止し、Nova96.9でフルタイムDJとして活躍。2011年、EMIとのグローバル契約に合意。ピンクやアナスタシア、バックストリートボーイズなどに曲を提供しているビリー・マンとタグを組み、ダンスポップな仕上がりとなった『フィア&フリードム』は自身初のトップ10を記録。20131月、アルバム『リッキー・リー』で日本メジャーデビュー。シングルカットの「ドゥ・イット・ライク・ザット~恋の合い言葉~」はUSEN洋楽ランキングでいきなり初登場4位を記録。

 

 

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