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勝負飯メニュー

31/05/2018

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勝負飯メニュー
 

東京のJR千駄ヶ谷駅から歩いて三~四分のところに、蕎麦処みろく庵があります。昼は蕎麦屋、夜は居酒屋です。

ここの「磯とろろそば」は、シンプルにして超美味です。池波正太郎さんの大好物だったとか。グルグル、グルグルと箸で混ぜると、みるみる小粒の泡が蕎麦を包みます。

東京の将棋会館の近辺には、プロ棋士御用達(ごようたし)で、出前を頼めるレストランがいくつかあります。いまや、国民から大拍手をうけ、先輩プロ棋士に必殺の矢を送る藤井聡太六段も、みろく庵の顧客です。

藤井聡太四段(当時)の開運メシはこのみろく庵から。二十九連勝達成の日に選んだメニューは「豚キムチうどん」。キムチが入っているので、スープの色は赤イムニダ。藤井四段が食べてから一日四十食以上も出るとか。

みろく庵の肉豆腐定食に「餅追加」は、佐々木勇気六段が藤井聡太四段の連勝を二十九で止めた対局の勝ち飯です。

今年の一月、東京将棋会館で藤井聡太四段と梶浦宏孝四段との対局では、序盤攻め込まれた藤井四段は、〝夜の勝負飯〟ざるそばを食べてからは鋭い一手が続き、藤井四段は逆転勝ちで、「中学生」初の五段に昇段。C級二組からC級一組に昇級。

現役時代の加藤一二三九段の定番は、ふじもとうなぎ店のうな重。増田康宏四段は、ふじもととんかつ店のヒレカツ定食ライトに、ふじもとうなぎ店の肝吸を付けます。

今年の三月十五日、史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(十五)は、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第七十六期名人戦・順位戦C級2組の最終戦で三枚堂達也六段(24)を下し、十戦全勝で同一組に昇級。昼の休憩で、三枚堂六段の勝負飯はふじもとのうな重と肝吸い。藤井六段はみろく庵のじょい豆腐定食。これはじょい豆腐の勝ち。

東京・将棋会館から三百メートルほどの所にある千寿司。築地で仕入れる新鮮なネタが特徴で、加藤一二三九段のお気に入りは、大トロ入りの特上にぎりや上にぎりでした。

佐藤天彦名人は特上にぎりをよく注文。若手の永瀬拓矢六段は昼夜で上にぎりと納豆巻のダブルヘッダー。

では、大阪は? 関西将棋会館一階の洋食レストランイレブン。棋士たちの人気は日替わりメニューの「サービスランチ」(九百円)で、一番人気は藤井聡太四段が二十連勝を飾った当日に注文した山形産のロースを使った珍豚美人(ちんとんしゃん)。

デビューわずか一年で、序盤、中盤 終盤で盤石な強みを見せる藤井六段。それを陰で支える戦場食。母親手作りの手弁当は、戦場食には入らないのでしょうか。十八年度中に史上最年少でタイトルを獲得すれば、また一品、人気の戦場食が生まれるはずですね。

 

 

北村元 警抜劇


北村 元(きたむら はじめ)
大阪市生まれ。日本大学卒業後、アナウンサーとしてテレビ朝日入社。BBC放送出向。エープリルフール放送では、BBC放送史に残るストーリーを創作。バンコク、ハノイ、シドニーの各支局長を経て、テレビ朝日退職。退職後、西シドニー大学名誉客員研究員。ベトナム戦争の枯れ葉剤被害の取材を続け、『アメリカの化学戦争犯罪』(梨の木舎刊)を出版。枯れ葉剤被害者の支援活動は28年を越える。2017年8月の支援で、学生とともに、96歳の元抗仏戦争兵士におにぎりを作る。「希望の光が見えるまで歩みつづけたい」と、心のエンジンをふかす。筆者のベトナムブログhttp://ainovietnam.jugem.jp/

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