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ワンダラーズを追え!


第2回 新規参入Aリーグクラブに密着!ワンダラーズを追え!

24/09/2013

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 第2回

           小野選手祈願の初得点!!

 

 

元日本代表の小野伸二選手が激的なAリーグ参入を果たして2ヵ月。1215日現在、全試合に出場し、第10節目には念願の初得点を挙げている小野選手の活躍は言うまでもない。結成から1年もたたないウェスタンシドニー・ワンダラーズ(以下WSW)は、失点が少ない、固いディフェンスでも知られ、選手・監督ともに口を揃えて言うように、「現在の内容を保ち、あとは点を取るのみ」。無得点の試合が続いたものの、それを乗り越えたWSWはいま熱い! この1ヵ月のワンダラーズの戦いを振り返る。

 

 

 

Round 7 

VS パース・グローリーFC  1-0

 

パース時間午後230分という炎天下でのキックオフ。互いにさぐり合うこと10分、はじめのチャンスを掴んだのはWSW。前半16分、MFムーイーが見事なアシストでゴール右へと上げ、DFラロッコが絶妙なタイミングでヘディングシュート。グローリーはその後何度もチャンスを作るが、GKコビッチの厚いガードによって点に繋がらず。38分、ファールを受けて倒されたFWヘルシが、グローリーDFジャマソンの足を蹴る報復行為を行い、レッドカード。10人対戦で1-0とリードするワンダラーズは、後半も固いディフェンスと、コビッチの活躍により、1点を守りきる。小野は後半より途中出場。

 

 

Round 8 VS メルボルン・ハーツFC 0-2

 
レッドカードのため2試合出場停止となったMFヘルシに加え、ケガのため欠場を余儀なくされているMFポルジャック。チームへの影響が懸念される中、小野が積極的に点を取りに行く姿が目立つ。前半3分、小野はハーフウェイからロングシュートを打ち、その直後もPA付近からミドルシュートを打つが、惜しくもネットを外す。15分、メルボルンのDFガリガーがFWクレシンガーを倒し、レッドカードによる退場処分。幾度も訪れるチャンスを得点に繋げられず迎えた44分、WSWはゴール前の混戦でまさかのオーンゴールで失点。ディフェンスをさらに強めた10人体制のメルボルンは59分、元オーストラリア代表のFWトムソンがカウンターによる得点を決め、勝利を挙げる。「今回は特に得点を挙げたいという気持ちがあった」と会見で悔しそうに振り返る小野は、欠場中の選手がチームに与える影響について、「(メインの選手が)でれないときにみんながチャンスを掴んでいくと競争心も生まれ、いい方向に行くと思う」と、ポジティブで前向きな姿勢を見せた。

 


Round 9 VS ウェリングトン・フィニックス 0-1

 

"Windy Wellington"として知られる過酷なコンディション、さらにはMFムーイーが東アジアカップ予選参戦のため不在、MFヘルシが出場停止処分中と、WSWにとってはこれまでにないチャレンジが立ちはだかる。強い風の影響からなかなかリズムを作れないWSW16分、チャンスが訪れる。MFポレンズが2人のDFをかわし、PA内でショートゴールを打つが、これがフィニックスDFデュランが上げた腕に直撃。しかしレファリーはこれに気づかず、コーナーとなる。小野が打つも、風に左右され、得点に繋がらない。21分、フィニックスFWブルッキーが、25メートルからのロングシュートで先制点をあげる。フィニックスはその後もシュートを打つが、GKコビッチが固く守り、前半終了。58分、MFギブスがPA内で倒されるも、レファリーはまたもこれをスルーする。結局当試合のイエローは81分、フィニックスMFマスカットが得た1枚のみ。試合後の会見でポポビッチ監督は審判の判断に疑問を表す。NZ代表で、今季Aリーグでは5試合連続で得点をあげているFWブルッキーは「シュートを打つつもりではなかった、風による予期せぬ出来事」と試合後認めるも、これが決勝点となる。

 

 

Round 10 

VS ブリスン・ロアー  1-0


試合開始直後からロアーを積極的に押すWSWは、前半8分、MFヘルシのシュートがゴールポストを直撃。その後も10分、19分、25分と小野にチャンスが訪れるが、得点に繋がらない歯がゆいシーンが続き、スコアレスのまま試合は折り返す。85分、小野がロアーのDFふたりをかわす見事なドリブルの後、絶妙な位置からシュートを放つが、おしくもゴール右へと外れる。誰もがドローを予測しはじめた87分、途中出場したFWクレシンガーが、ロアーDFジャーマンに倒されPKを獲得。これを小野がゴール右へと流し込み、決勝点となる。念願の初得点について「みんな激しく戦っている中で、得点がとれてとてもうれしかったです」と試合後の会見で振り返る小野は、これまでの9試合、得点を挙げられなかったことに多少のプレッシャーを感じていたというが、「それでも試合に立たせてもらっている中で、とにかくどうにかしてチームの役に立ちたいという気持ちを考えていったので、それが得点に繋がった」と笑顔で語った。また、「ホームとアウェイでの2連勝は自信に繋がり、これを機に次回も頑張りたい」と意欲を見せた。ポポビッチ監督は「やっと努力が報われた。これまで良い内容のプレイをし、チャンスもたくさんあったが、今日やっと今までの努力が報われた」と2試合連続無得点の状態から抜け出した喜びを語った。また小野については「フィットネスがピークに達した。積極的にゴール前まで行くようになり、頻繁に得点を狙うようになった。これを自信に次回にも繋げてほしい」と高く評価した。

 

 


 
ゴール右へとボールをねじ込んだ“シンジ”。だれもが待ち望んだ瞬間に観客がいったいとなった。
 

 

Round 11 

VS シドニーFC  2-0


大注目となったシドニーダービー、第2戦。互角と思われた試合は前半8分、
MFポルジャックによるヘディングシュートで流れを一変する。シュートはゴールキーパーに止められるも、WSWはその後15DFラロッカ、17MF小野、19DFラロッカと、立て続きにゴールを狙う。24分、MFヘルシがゴール前で2人のディフェンダーを前にボールをトラップ、振り向きざまにシュートを決め、リーグ初得点をあげる。さらに29分、小野がフリーのポジションからシュートを打つが、おしくもゴールポストすれすれで外す。どの選手も積極的に点を狙いつつ、守りも固いというのが今回の印象。後半、小雨が振り出し、滑りやすくなったグラウンドで両チームはパス回しに苦戦するが、双方による選手交代で、試合にスピードがつく。WSWMFムーイー、FWクレシンガー、FWミネコンを投入。シドニーFCはハムストリングのケガのため、前試合を欠場していたFWデルピエロを入れ、会場はおおいに盛り上がる。76分、MF小野からのクロスボールを、DFビューチャンプが絶妙なタイミングで決める。WSWはこの2点を守りきり、敵地で白星を飾る。シドニーのファリナ監督は記者会見で「今日はすべての面でだめだった。WSWに圧勝された」と認めた。ポポビッチ監督は「クラブとしての成長を見せつけた試合」「今日の勝利は特別」と選手を評価した。

 

 

 

 

小野選手 この1ヵ月を振り返って… 



 

一試合一試合、一日一日頑張ってきました。自分の中ではすべてが新鮮、新しい発見で、あとは自分がどれだけできるかという挑戦ですね。自分のコンディションもよくなっているので、楽しんでやっています。今は攻撃に専念させてもらっているので、そのチャンスが来たときにしっかりとゴールを奪いたいですね。また試合を見に来たいと思わせるようないいプレーを見せたいです。

 

 

WSW News!

 

アロン・ムーイー 

初シニア代表、初試合で初ゴール

 

 

 

WSWのレギュラーを務める、MFアロン・ムーイーが、香港で開催された東アジアカップ予選参戦ため、オーストラリア代表、サッカールーズに初選抜された。ムーイーはU23U20U17とジュニア時代に代表となるも、シニアは初。3試合目のグアム戦でデビューを飾ったムーイーは、前半11分、右にカーブをかけた見事なFKで初得点をあげる。続いた4試合目のチャイニーズ・タイペイ戦でも同じくFKで点を決め、"フリーキック・スペシャリスト"として監督オジェックに高く評価される。オジェックは今回の代表チームを"エクスペリメンタル"とし、ワールドカップに向けて、素質のある若手選手を探っているというが、存在感を強くアピールできたムーイーは、今後もサッカールーズの一員として活躍が注目されるだろう。

この度香港で開催された東アジアカップ予選には、オーストラリア、北朝鮮、香港、チャイニーズ・タイペイ、グアムの5チームが参戦し、上位1位が日本、中国、韓国が待つ本戦に出場できるというもの。オーストラリアは31分の得失点差18で、2位北朝鮮に4ポイントの差をつけ、出場権を手に入れた。2013年度東アジアカップは、720-22日に韓国で開催予定。

 

 

Upcoming Matches 
 
12月21日 (金)7:00pm VS アデレード・ユナイテッド(ホーム)
12月27日 (木)9:45pm VS パース・グローリー(アウェイ)
1月1日         (火)6:15pm VS メルボルン・ビクトリー(ホーム)
1月6日         (日)6:00pm VS セントラルコースト・マリナーズ
1月13日         (日)4:30pm VS ウェリングトン・フィニックス(アウェイ)
※時間はすべてシドニータイム
 
 

 

 

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