21/09/2019
Handmade Portuguese Tarts $4 each
パリパリのパイ生地に卵黄のカスタードクリームを詰め、表面を焼いたポルトギーズタルト。今や定番スイーツとしてカフェの店頭に並ぶ、ポルトガルの国民的スイーツがオーストラリアに初めて上陸したのは90年代初期。その第一人者ともいわれるのが、アゴスティーニョ&ルシンダ・フェレイラ夫妻だ。1994年にはボンダイにベイカリーを立ち上げ、シグネチャーのタルトは発祥地であるリスボンのサンタマリア・デ・ベレン教会のものと変わらないと、大変な人気を集めた。しかしこの伝統的な味が妻や息子のディオゴさんに伝授される前の2014年、アゴスティーニョさんは帰らぬ人となってしまう。タルト作りに励む父の記憶をたどり、試行錯誤を重ねる日々。しかし父のタルトはなかなか再現できなかった。そして2年という月日が経ったある日、元従業員であった人物からタルトを作る父を収めた一本の映像を手に入れた。本場ポルトガルのタルトがシドニーで復活を遂げた瞬間だった。
Zucchini & Corn PAKODI $18 / Latte $3.80, Big $4.30
ズッキーニとコーンをサックリ揚げ、シトラスドレッシングと、チミチュリソース、クリスピーなひよこ豆で仕上げたヴィーガン料理。
2016年、ディオゴさんが共同オーナーとしてオープンしたポルトガルカフェ、『Village on Cloey』には、毎日のようにこの伝統的なポルトギーズタルトを求めるお客が多く訪れる。
この他にも、牛肉を挟んだトラディショナルなサンドイッチ、プレーゴや、ビーチ街ならではのポーチドエッグにマッシュルームやケールをのせたトースト、キヌアエッグボールなどのブレッキーと、ポルトガルフードとカフェフードを配合したのが『Village on Cloey』だ。またディオゴさんはタルト作りのみならず、コーヒーの焙煎も行っており、さらに当店では今話題のコンブチャがタップで提供されるほか、さまざまなスパイスを組み合わせて作られるスティッキーチャイを自らブレンドするなど、徹底したこだわりぶりだ。
店内にはコルク産地として知られるポルトガルから取り寄せたゴージャスなコルクが至ところに取り入れられ、開放感と自然の温もりを感じる癒しの空間となっている。
当店から数メートル先には、土日の7時から14時半の間のみ営業するディオゴさんのパティスリー、『Tuga Pastries』もあるので、クロベリーに週末立ち寄ったさいにはぜひ、タルトをお求めいただきたい。タイミングが合えば、出来立てアツアツサックサクのタルトを堪能することができるかも?!
Village on Cloey
231 Clovelly Road, Clovelly
7 Days 6:30am-3pm
多くのカフェ、レストラン、バーで賑わうクロウズネストのメインストリート、ウィロビー・ロード沿いに今年8月、チッピンデールの超人気店『KOI Dessert Bar』の経営陣が手がけるカフェ『MsChief』がオープンした。
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