27/11/2009
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ニュータウンのレストランやカフェが連なるメイン通り、キング・ストリート。ここに平日、週末を問わずごった返す“本格ピザ・パスタ店”があるとの噂をかぎつけたヤマグチ隊長率いるシドニー食べ歩き隊が早速突入レポート。 |
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BBQ baby octopus ($16) 新鮮なベビーオクトパスとハルミチーズがふんだんに使われた究極のサラダ。絶妙な火加減で仕上げられたベビーオクトパスは身が驚くほど柔らかで、足がカリカリと香ばしい。羊乳と牛乳で作られたハルミチーズは弾力性があり、焼いてもとろけずに歯ごたえをキープする、他のチーズでは味わえない個性的なもの。程よい塩気がプレーンなサラダにアクセントを与え、チーズとは思えないあっさりとした口当たり。初めてトライする人にも「やみつきになる」、「酒に合う」など好印象。 |
St. Daniele ($18) プロシュートやロケット、トマト、モッツァレラチーズをふんだんに散りばめた贅沢なピザ。三大生ハムのひとつとされるプロシュートのデリケートで上品な塩気と、ほんのりと甘いモッツァレラチーズが驚くほどマッチし、バジルの新鮮な風味とモッツァレラチーズの芳醇な香りが食欲をさらにそそる。パリっと薄焼きのピザはフチまでがっつりといただける。 |
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Peene Aua Norma($15) トマトとナスが主役のイタリアの定番メニュー。コクが深く、まろやかなトマトソースと、とろけるまで煮込まれたナスが口の中で絶妙に絡み合い、トッピングのガーリックとリコッタチーズがアクセントを与える。しっかり食べても胃がもたれることはない、とても軽くあっさりした味付け。新鮮で上質なオリーブオイルだからこそこんな素晴らしい味がでるという。 |
Spaghetti with alio olioe pepperoncino ここでメニューには載っていないが、本格イタリア料理店なら必ずあり、日本では“ペペロンチーノ”と馴染まれている。パスタの茹で汁、ガーリック(アーリオ)、オイル(オーリオ)、唐辛子(ペペロンチーノ)で味付けされた単純な料理だが、素材の良さとシェフの腕が味に直結する、ごまかしの利かないディッシュとも言えよう。ガーリックと唐辛子の風味がよく効いたペペロンチーノはもちろんアルデンテ。オススメであるのは言うまでもない。Rippa’sを訪れたら「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ!」とリクエストしてみよう。シェフからのスマイルもゲットできるだろう。 |
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Field mushroom ($10) みずみずしい食感のマッシュルームをグリルし、薄いレモンソースで絡めた一品。味のうんちくを求められて困るのが正にこのディッシュだ。素材を活かすシンプルな味つけは、“マッシュルームの味そのもの”。口の中でジュワ~っと味が広がると同時に、その香りが鼻をくすぐる。レモンを振り絞って楽しむ素朴な味はワインとも絶妙にマッチ。「お醤油がほしい」、「白いご飯がほしい」などのコメントが行き交うほど日本人の舌によくあうディッシュだ。 |
Margretta ($14) トマトソースとバジル、モッツァレラチーズが絶妙的に絡み合うナポリピザの代表的メニュー。石窯で高温かつ短時間で焼き上げられたピザ生地は、そのしっとり感が失われることなく、カリッとした仕上り。シンプルな食材を用いたピザだからこそ、生地の自然な風味も楽しめる。実はこの馴染みある響きの“マルゲリータ”、その名前の由来は19世紀に遡る。当時イタリアを統一したサヴォイ家のマルゲリータ妃が、ナポリの有名なピザ職人に庶民が食べていたピザを依頼したことがはじまり。王家に敬意を払おうとピザ職人はトマトソースとバジル、モッツァレラチーズで、イタリア国旗の赤・緑・白を表わした。そんな深き歴史を持つマルゲリータは誰でも楽しめるピザメニューだ。 |
Risotto Gameri Con Asparagi($17) ピッツァ、パスタときたらリゾットは外せない。絶妙な火加減で、エビやアスパラ、グリーンピースのおいしさがギュッと詰まったリゾット。チーズのコクとまろやかさが生かされ、米の歯ごたえも両立させた究極のディッシュはほんのりと甘く、クリーミであるものの、あさっりとライトな味付け。イタリアの代表的家庭料理とされ、高級料理店ではなかなかお目にできないリッゾトだが、日本人の舌に良く合う。個性の強い料理が多いイタリアンで、このリゾットのように素朴で軽い口当たりのディッシュは口直しとしてもお勧めだ。米(Riso)と最高(ottimo)を合わせた造語から由来を受けるリゾットはその名どおり、評価も高く、オススメ品だ。 |
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Baked ricotta cheesecake ($6.90) かなり巨大なサイズで登場したリコッタ・ベイクドチーズケーキはそのふんわり感が見た目で伝わり、フォークをさすと予想以上の軽い手応え。乳糖が多く、脂肪分が少ないリコッタはほんのり甘く、さっぱりとした味をクリエイト。甘さの感性が違うシドニーで日本人好みのケーキはなかなか珍しい。裏ごしした豆腐のような食感が特徴のリコッタだからこそ、これほど滑らかで、まるでスポンジケーキの様な食感を演出できるのだ。この柔らかさと対抗するかのように上にふりかけられたピスタチオなどのミックスド・ナッツ・トフィーが、アクセントを与えこれまた面白い。ホームメイドのジェラートと一緒にいただけば、これまた一段落上のテイストが楽しめるだろう。 |
ジェラート ベーシックなチョコやバニラ味から、へーゼルナッツやマンゴまで、自家製ジェラートの種類も豊富。 |
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値段が上がるばかりのシドニーレストラン情勢だが、Rippa’sほどリーズナブルなプライスでリッチな気分を味わえるイタリアンは他にないだろう。ここは平日でも要予約! | ![]() |
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「カジュアルな店内で本格派のできたてイタリアンをゆっくり楽しめる」というコンセプトのもと、2002年にドイツで産声を上げた『バピアーノ』。
まるで2本撮りをしたかのように、前回に続きまたまたチャッツウッドに終結した食べ歩き隊一向。今回は2005年にアッシュフィールドで産声を上げたオーストラリア初の餃子専門店シャンハイ・ダンプリングがチャツウッドに登場した情報をキャッチし、日本からのスペシャルゲスト、ミスターを向かえ潜入を試みる。餃子専門店のクオリティはいかに!?
アジア系の飲食店が急増しているチャッツウッドに、マレーシア国内でファイン・ダイニングのレストランを店舗展開しているシェフ・ラサ・サヤン・グループが半年前に上陸した。日本から戻ったばかりでもヤマグチ隊長のアンテナは常に感度良好。早速食べ歩き隊を引き連れてチャッツウッドへと乗り込むことに!
ヤマグチ隊長不在の中、記念すべき200回を迎えてしまったチープイート…。今回は200回記念特別企画として、いままで訪れたレストランの中から印象に強い、安くて旨いベスト3レストランご紹介しよう。
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