20/05/2011
ロティとは、やわらかくモチモチした薄焼きのクレープ状のパン生地のことで、当店入り口の右手では、スタッフがロティの生地を薄く伸ばしている光景を目にすることができる。ペーストした豆の風味が強いベジタブルカレーと、魚のダシが凝縮されたフィッシュカレーをお好みに合わせディップしていただく。2種類ともに辛さの中に香ばしいスパイスが効いていて食欲をそそる。焼き立てのロティはほんのり甘く、カレーの辛さを丁度良く抑えた、考え抜かれた仕上がりとなっている。
マレーシアでは軽食として人気の料理。何重にも重ねた薄いクレープ生地の中にオムレツが現れ、ラム肉と卵の優しい味わいを包み込んでいる、日本人に良く合う一品。キャベツと玉ねぎのシャキシャキ感がとても心地よい。こちらもベジタブルカレーとフィッシュカレーをディップして食すが、さらなる辛さを求めるならば、チリ風味にエビペーストを加えて作られたサンバルソースをつけて頂くと、さらにアジアン風味を楽しむことができる。
大きなジャガイモと骨付チキンがごろごろと入ったチキンカレー。骨付チキンのダシとトロトロに溶け込んだ野菜が豊かなコクを演出している。クモール、カルモダンなどの風味豊かな香辛料が強く、乗った唐辛子が主張するように、割と辛めの仕上りになっている。
食感がこんにゃくのように柔かいイカをサンバルソースで絡めた一品。食べ始めは甘く、口残りはエビ風味とチリの刺激が美味しさを一層引きたて、ついついご飯が欲しくなる。しかし、こちらもまー辛い! マレーシア料理は辛さの基本レベルが飛びぬけているが、今まで食べたことがない感触と女性隊員に好評で、今回参加していただいた応募隊員のユミさんも「このイカでご飯何倍も食べられる!!」と大絶賛。満場一致でオススメが与えられた。ここで山口隊長からのワンポイントアドバイス。「辛い時は水を飲んではダメ。ご飯を食べるといい」と言うことだ。水を飲むと舌の粘膜が洗い流されより繊細に辛さを感じてしまうらしく、牛乳などは膜を張るので効果的だそう。なるほど。
盛り合わせのような意味で、豆腐やエビ、卵、きゅうり、ナッツなどが色彩良く盛り付けられたマレーシア風冷静サラダ。濃厚でマイルドなピーナッツソースとサクサクに仕上げたエビとココナッツのフリッターの相性が非常に良い。シャキシャキしたきゅうりとダイコンをさりげなく使用し、さわやかな仕上がりとなっており、辛い料理の後でほっとするオアシスのような存在。
ニンニクとエビのエキスでしっかり炒め、ピリカラに下味をつけたエビ、フィッシュケーキ(魚のすり身団子)、豆腐をふんだんに使用し、卵、サンバルソース、トマトペーストで絡めたもの。福建麺がシコシコしていて食感がとても豊か。ほんのり甘いシャキっとした新鮮なモヤシが心地よい歯ごたえを提供するマレーシア風ミーゴレン。こげ加減が香ばしく、万人受け間違いなし。備え付けのライムを搾って頂こう。
ぎったロティをバニラと共に食べるデザートで、外側はパリパリに仕上がっているのに対し、内側はバターとシロップでしっとり甘め。辛い品々を食べ続けた一同を天国へ連れて行くような幸福感。パリに在住していた山口隊長も「パリの下町の食べた最もベーシックなクレープに近いね。懐かしい味わい」と太鼓判を押す。女性隊員の反応がとてもよく文句ナシのイチオシとなった。
マレーシア料理独特の『辛み』『甘み』を巧みに使い分け、訪れるものを魅了している『Mamak』。限りなく本場の味を忠実に再現しているということが言えるだろう。チャイナタウン店は行列に加え店内も狭いので、ノースに住んでいる方には、広くそしてきれいに生まれ変わったチャッツウッドの『Mamak』を強くお勧めしたい。ケータリングも受け付けているので、パーティなどで使用してみてはいかがだろうか。
今年1発目のチープイートはクレモーンのイタリアン『Fratellis』、2発目はチャッツウッドの『Mamak』と今ノースのレストラン業界がとても熱い。日系レストランもクローズネストですでに話題となっている『華・樹林』、『錦』、ニュートラルベイの『会』など新店舗も続々登場する予定だ。食に乏しいと言われているチャッツウッドに新風を巻き起こした『Mamak』が追い風となり、食レベルが急速に加速するノースエリアの今後の飲食事情に大いに期待したい。
「カジュアルな店内で本格派のできたてイタリアンをゆっくり楽しめる」というコンセプトのもと、2002年にドイツで産声を上げた『バピアーノ』。
まるで2本撮りをしたかのように、前回に続きまたまたチャッツウッドに終結した食べ歩き隊一向。今回は2005年にアッシュフィールドで産声を上げたオーストラリア初の餃子専門店シャンハイ・ダンプリングがチャツウッドに登場した情報をキャッチし、日本からのスペシャルゲスト、ミスターを向かえ潜入を試みる。餃子専門店のクオリティはいかに!?
アジア系の飲食店が急増しているチャッツウッドに、マレーシア国内でファイン・ダイニングのレストランを店舗展開しているシェフ・ラサ・サヤン・グループが半年前に上陸した。日本から戻ったばかりでもヤマグチ隊長のアンテナは常に感度良好。早速食べ歩き隊を引き連れてチャッツウッドへと乗り込むことに!
ヤマグチ隊長不在の中、記念すべき200回を迎えてしまったチープイート…。今回は200回記念特別企画として、いままで訪れたレストランの中から印象に強い、安くて旨いベスト3レストランご紹介しよう。
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