22/08/2013
![]() ![]() トルコと言えばケバブ? いえいえ、それだけじゃない! 今回紹介するのは、本格トルコ料理を味わえる、サリーヒルズのレストラン「エルジュス」。 世界三大料理のひとつと謳われ、「懐かしくて、でもエキゾチック」と食べ歩き隊員が舌鼓を打ったトルコの味とは? リーズナブルな店が見つからないシティで、心もお財布も喜ぶリピート必至のレストランへ、食べ歩き隊がいざ出陣! 今回のターゲットは、日本ではまだあまり馴染みのないトルコ料理。一見するとテイクアウェイの店だが(取材陣も一瞬ためらった)、一歩中に入ればそこは広々としたレストラン。本格的なメニューが揃い「スミマセン、ココハ 本当ニ リーズナブルデスカ?」と思いつつ、トルコな夜がスタートした。
紹介してくれた初登場のN隊員いわく、「どれもおいしいですよ! 野菜のディップはまず頼んでください」とのこと。それなら、とMixDips(Sml $16、Lag $22)を即注文。運ばれてきたのは、ピンク、オレンジ、グリーンとカラフルなディップが盛りつけられたプレート。これは、まるでマルディグラ!?7色のディップはチリ、ナス、ビートルート、ひよこ豆、パセリ、ほうれん草、キャロット。Dr.Oが「え! ウニ?! トルコ人ってウニ食べるのかと思ったー」と、天然ボケをかます。どうやらキャロットのディップをウニと勘違いした様子。さらに「日本人にはバレちゃうけど、寿司屋でご飯の上にのせて出しても大丈夫だよね」と続け、一同爆笑。ディップのいちばん人気は、赤紫色のビートルート。チリは見た目よりも結構辛いが、女性陣には人気。「心地よい辛さでお酒がすすみます」とN隊員。ヤマグチ隊長は「最後に全種類をまぜて食べてもおいしい。一緒に出てくるターキッシュブレッドも非常にうまい」と満足気。聞けば隊長、毎日ターキッシュブレッドを食べているらしい。オリーブオイルが塗られた上にたっぷりのセサミ、外がパリパリで中がもちっとした食感が絶妙だ。
隊長: 「ラムはトルコ語でkusbasiliっていうんだなー。早口言葉みたいだ、ちょっと3回言って ごらん!」 隊員A:「クスバシリ、クスバシリ、クスバシリ! (拍手)」 隊長: 「おーー! アナウンサーになれるね!」 と本戦から脱線しながら、連呼されたクスバシリつまりLamb($14)と、Spinach、Cheese、Mince and Garlic($14)のPideを注文。「温かいうちに食べないとだめよ!」の号令で、熱々のPideを口に運ぶ。「チーズがのっていない分、トッピングの肉や野菜の味がよくわかる。トルコ料理らしい一品」とヤマグチ隊長。「ほうれん草とチーズのは繊細で上品な味」とH隊員。さらに「村上春樹(H隊員の名Harukiにかけて)風にいえば"味に広がりがある"」と高評価。一方、Y隊員は「ラムは味付けがしっかりしていて、おいしい。照り焼き風だから日本人にはなじみやすい」と、こちらも人気。隣の席のDr.Oは「ナイフとフォークを使って食べるスタイルがおしゃれ! 青山あたりで2000円くらいで出してそう! 小さいポーションにして、パーティで出ていてもおかしくない」と、プレゼンテーションの仕方に女心をつかまれた様子。
運ばれてきたのは、トルコといえばお決まりの一品"ケバブ"。「ところでケバブって本当にトルコ料理? レバノンにもあるよね?」という疑問から、レストランスタッフに尋ねたところ「我々トルコ人から言えば、トルコ料理よ(笑)」とのこと。レバノンはもちろん、中近東で広く食されているのだそう。日本人の感覚からするとケバブ=そぎ落とした肉と野菜を一緒にラップ状で食べる、どちらかというとファーストフードなイメージかもしれないが、これがまったく違う。テーブルに並んだのは、ナイフとフォークで頂くさながらメインディッシュ。チキンの胸肉を使ったChicken Shish Kebab($22)は「やわらかくておいしい!」「炭火のいい香り! 焼き方も完ぺき」と一同が太鼓判。「チキンの下に敷かれたブレッドにも味がしみ込んでいるから、ぜひ味わってほしい」とR隊員。薄切りビーフのIskender Kebab($14)は、上にかけられたヨーグルトとの相性が抜群。ちょっと濃いめの味付けは「ご飯、パスタ、パン、なんでも合いそう」とN隊員。「ビーフストロガノフみたい」という声もちらほら。 「それにしても、このご飯おいしい!」と人気を集めたのが、チキンケバブのサイドについている"ライス"。え? ライス? と思うかもしれないが、侮るなかれ。炒めたウィートのような茶色い粒が入ったバターライスが、もう絶品! 筋金入りの食べ歩き隊でさえ味わったことがない!と、うなるほどのライスなのだ。隊長いわく「パラパラした米でなく、やや日本の米に近い蒸したような米」。そして、このあと運ばれてくる最後の品で、さらに"ライス熱"があがることに…。 最後に登場したのは、ラムを柔らかく煮込んだ野菜たっぷりのTava(Sml $18、 Lag $22)。「やわらかーい!」「全然ラムの臭みがしない」「日本人の口に合う」と今日イチバンの盛り上がり。と、ここでも「ライスと一緒に食べて! 本当においしいから」とさすが日本人。米への情熱はハンパじゃない。煮込みラムとライスの絶妙なマリアージュからDr.Oが名付けたのが、ズバリ、吉野家の牛丼もとい"トルコ屋の牛丼"(よく考えれば牛じゃないが)。周りの客を尻目に我がテーブルだけ「ごはん」を連発し、最終的に「もう一杯!」とおかわりまで注文(笑)。ラム、ナス、オニオン、トマトの旨味がぎゅっとつまった温かいスープと、ご飯。トルコの"つゆだく"。この間違いない取り合わせに一同の手は止まることなく、満場一致で今回のイチオシに決定した!
たらふく食べた後は、もちろんデザート。トルコのスイーツは、ヤマグチ隊長いわく「甘い。けれどうまい」。パン生地にバターと甘いナッツが挟み込まれたWalnut Dessert Pizza($14)は「焼きたてでおいしい」とH隊員。伝統的なお菓子を盛り合わせたMixed Dessert(Sml $12、 Lag $17)は「上品な味。シロップがさらさらしていて、フレッシュ。特にバクラバは絶品!」とR隊員。「そんなに甘く感じないね」とA隊員。ただし、甘いことは甘いので、少人数で行く場合は控え目のオーダーが無難だろう。併せて頼んだTurkish Coffee($3)とApple Tea($2)も心地よい甘さで、ほっこりとディナーを締めくくってくれる。
Erciyes409 Cleveland Street, Redfern 2010 NSW Open: 11am ~ 12 midnightTel: 9319 1309 Web: www.erciyesrestaurant.com.au Email: [email protected] 酒類: BYO (徒歩1分のサリーヒルズショッピングヴィレッジ内にリカーランドあり)
アクセス:セントラル駅から徒歩で約10分。クリーブランドストリートとクラウンストリートの交差点からすぐ。バスは303、372、393、M50が近くのバス停まで運行。 |
「カジュアルな店内で本格派のできたてイタリアンをゆっくり楽しめる」というコンセプトのもと、2002年にドイツで産声を上げた『バピアーノ』。
まるで2本撮りをしたかのように、前回に続きまたまたチャッツウッドに終結した食べ歩き隊一向。今回は2005年にアッシュフィールドで産声を上げたオーストラリア初の餃子専門店シャンハイ・ダンプリングがチャツウッドに登場した情報をキャッチし、日本からのスペシャルゲスト、ミスターを向かえ潜入を試みる。餃子専門店のクオリティはいかに!?
アジア系の飲食店が急増しているチャッツウッドに、マレーシア国内でファイン・ダイニングのレストランを店舗展開しているシェフ・ラサ・サヤン・グループが半年前に上陸した。日本から戻ったばかりでもヤマグチ隊長のアンテナは常に感度良好。早速食べ歩き隊を引き連れてチャッツウッドへと乗り込むことに!
ヤマグチ隊長不在の中、記念すべき200回を迎えてしまったチープイート…。今回は200回記念特別企画として、いままで訪れたレストランの中から印象に強い、安くて旨いベスト3レストランご紹介しよう。
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