オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」
グルメ情報

Cheap Eats Great Taste


シティのとっておきの穴場で、東南アジアを感じる Holy Basil

06/09/2013

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多国籍のレストランが軒を並べるシドニーでもちょっとめずらしい、ラオス料理。シティの中心地で本格的なラオス料理が食べられるレストランがあるという情報を聞きつけた食べ歩き隊が、いざシティに集結。今宵はどんな料理が待っているのか。

バーとクラブが隣接し、多くの日本人が集うことでも知られるシャークホテル。そんなホテル内に
R隊員お勧めのラオス&タイレストラン、『Holy Basil』が存在することは意外と知られていない。ホテルの2階に上がると、赤と黒のランプシェードが優しい光を照らす清潔感あふれる店内が広がる。仏像が所々にディスプレーされ、バーの中にあるとは感じさせない空間をうまく作り込んでいる。約60種と豊富なメニューは、ラオス料理はもちろん、隣国のタイ料理も用意しており、値段は15ドル前後とリーズナブル。BYOの代わりに、レストランの入り口付近のバーカウンターで好みのお酒を購入して、店内に持ち込むことができるのがこのお店の特徴のひとつだろう。「ベトナム、タイ、中国といった美食の国に囲まれたラオスの料理は、周りの国の影響を受けて、まさによいとこばかりを取った味なんだよ!」というヤマグチ隊長の熱弁が入り、隊員たちの期待は一気に膨らむ。

 

 

TARTE BEEF SALAD $12.90

 

 

 

まず始めに頂いたのは、生の牛肉をふんだんに使用した『TARTE BEEF SALAD($12.90)。レタスで囲まれた花のようなプレゼンテーションの中には、家畜の胃に当たるトライプやハーブ、チリ、ライムとミックスされた、たっぷりの生肉が入っている。ライムジュースの酸味とハーブが生肉とトライプの独特の臭さみをうまく消し、全体的にさっぱりとした味わい。「言われないと生肉だって気づきませんね。酸味がすごくいい!」とH隊員。ラオス料理といえば、激辛なイメージがあるが、当店では4段階ある辛さの中からお好みの辛さを選べる。今回は一番辛くない“Mild”を選んだだけあって、味を楽しめる程度に調節されており、「辛さがほどよくビールに合う!」と隊員らのビールが進む。

 




:TIGER BEEF SALAD  $14.90 HOLY BASIL FRIED RICE  $16.90

 


続いてもう一品サラダが登場する。細切りの牛肉が、ミントやレモングラス、チリと共に、甘辛いフィッシュソースに絡められた『TIGER BEEF SALAD($14.90)。口に入れると炭火焼きされた牛肉の肉汁とソースの甘辛い酸味が抜群のハーモニーを奏でる。同時にサーブされたのは、ラオス料理の主食である餅米の『STICKY RICE($3.00)。「このソースをつけて食べるとおいしいね」と、N隊員はお箸が止まらない様子。R隊員は「ライスを少し手に取って、ソースにつけて食べるんだよ」と、ラオスの伝統的な食べ方を一同に伝授してくれた。「実は風邪気味なんですけど、これ食べると元気になってきますね!」とH隊員にパワーを与えたサラダは、「ラオス料理らしく、ミントをたっぷり使って、本当にいい味だったなあ」と、ヤマグチ隊長を魅了した。

 

 

 

:OX TONGUE  $10.90 LAOSSAUSAGES $10.90

 

 

「激辛でフレッシュなハーブをふんだんに使用する」。ここまでは学習済みのラオス料理だったが、次に登場したラオス料理の代表的なメニューの『OX TONGUE($10.90)はその概念をすぐに覆すことになる。「四角い牛タンって初めて見た」とN隊員をビックリさせたその容姿は、日本で食べる牛タンよりもかなり厚めのカットで、脂がしたたる様を見て思わずツバを飲み込んでしまう。厚いが決して硬くなく、炭で焼かれた香ばしさとしたたる肉汁に「うまーい! これはオススメいっちゃう!」とヤマグチ隊長が興奮。スイートチリとバジル、チリなどで作られた自家製ソースにつけると、ハーブの香りが口に広がり、一風変わったアジアンテイストの牛タンを堪能できるが、「ソースにつけなくても、十分おいしいよね」というA隊員にみんな頷く。一同を夢中にさせたラオスの牛タンはもちろんオススメに選ばれた。

 

「これもオススメいっちゃうなー…」と、一口食べたヤマグチ隊長を悩ませた『LAOS SAUSAGES($10.90)も、ラオスの定番料理のひとつ。キャンリーハイツにある本店で毎日作られるポークソーセージは、手作りならではの粗挽きとやわらかさが自慢。歯で挟んだ瞬間にプチンと弾け、熱々の肉汁が飛び出し、ハーブのリッチな風味とパーフェクトな相性を奏でる。「脂の加減が調度いいね。やわらかくて、味わいも優しい」とR隊員。「なんかの味に似てるんですよね…あ、崎陽軒のシュウマイだ!」と、H隊員はその優しい味とやわらかさを分りやすく表現してくれた。「家庭の味が感じられるこのソーセージは絶品だね。癒される」と落ち着きを取り戻したヤマグチ隊長と全員一致で、本日のイチオシが早くも決定した!

 

 

 

:SALT‘N’PEPPER CALAMARI  ROAST DUCK RED CURRY $17.90

 

 

肉料理が続いたところで気分を変えて次に注文したのは、ほんのり塩気の効いたイカに、ペッパーで味つけした衣をまぶしてカラッと揚げた『SALTNPEPPER CALAMARI($15.90)。サクサクと心地よい音をたてる衣に包まれたイカは、簡単に噛み切れるほどの柔らかさで、トッピングされているオニオンチップがサクサク感をさらに引き立てている。スイートチリソースと自家製ソースが用意されているが、「ソースをつけなくても十分味がついていて、そのままいけるね」と、A隊員はソースなしがお好みの様子。レモンを絞るだけで十分美味しい、「このサクッとした食感は絶対みんなに味わってほしい!」とヤマグチ隊長も絶賛した。

 

ついに当店がお勧めするメイン料理『ROAST DUCK RED CURRY($17.90)が登場。「見た目がキレイ!」と女性隊員が覗き込んだカレーには、ダックだけではなく、グリーンバナナやチェリートマト、パイナップル、ライチといった、さまざまな南国の食物がふんだんに使用されており、その上からココナッツミルクが弧を描くようにかけられている。「餅米にカレーってめずらしくていいね! このダックも柔らかい」とヤマグチ隊長が言うとおり、カレーともち米の食感がとても斬新。フルーティなテイストとチリの辛みとが見事に調和したカレーはぜひお試しいただきたい。


 

:HOLY BASIL FRIED RICE $16.90 :HOLY BASIL FRIED ICE CREAM  $13.90

 

 

麺食いのヤマグチ隊長としてはシメに麺を注文したいところだったが、ラオスの麺料理は激辛との忠告を受け、しぶしぶチャーハンに変更。当店シグネチャー『HOLY BASIL FRIED RICE($16.90)が申し訳なさそうにテーブルに届く。悲しみを堪えながらチャーハンを口に運んだヤマグチ隊長が、「ううううまいいい!」とたちまち雄たけびを上げ表情がパッと晴れた。惜しげもなく入った大ぶりのエビとイカ、色とりどりの野菜は、チリバジルとともに炒められ、ライスは甘めのフィッシュソースの味わいが染み込んでいる。絶妙な火加減で仕上げられ、具材そのものの味を上品に引き立てている。「これ、チャーハンっていうより、ラオスのパエリアですね」とコメントしたH隊員に、ヤマグチ隊長は「本当に上品でレベルの高い味だよね。これはオススメでしょう」と賛同し、本日2品目のオススメを勝ち取った。


満腹の一同に、「このレストランで必ず食べてほしいデザートがあるの」と
R隊員の押しで注文したのが、『HOLY BASIL FRIED ICE CREAM($13.90)という、クレープに巻かれたバニラアイスを揚げたデザート。クレープの下にはココナッツとレーズンを甘く炒めたものが敷かれ、キャラメルソースで音符を描くという、女性の別腹を見事に誘う仕上がりになっている。「溶ける前にスプーンを入れて!」というかけ声に一同が手を伸ばすと、パリッとクレープ生地のなかから、冷たいアイスクリームが登場した。濃厚なバニラに加わる、ココナッツとキャラメルのエレガントな風味に、「満腹だったのに、ぺろっと食べちゃった」とN隊員。「口の中が辛かったのが、沈下されるね」とR隊員も加え、見事完食。女性だけでなく男性隊員の心も奪ったデザートに、本日最後のオススメが宣言され、ディナーが終了した。

 

宴が終わってもどこか興奮冷めやらぬ様子の隊員たち。それもそのはず、今宵はラオス料理のイメージが一転し、こんなに美味しい料理だという発見があった貴重な夜だったからだ。スタッフがとてもフレンドリーで、好みにあった料理を必ず提案してくれる本格ラオス料理店『Holy Basil』。シティに一軒しかないラオス料理レストランで、ぜひ美食に心を満たされていただきたい。

 



Holy Basil

Address : Shark Hotel

127 Liverpool St., Sydney
NSW

Tel :  02 9283 8284

Open :Open 7days

            ランチ 12:00pm3:00pm

            ディナー 5:00pm11:00pm

BYO : 不可

アクセス : シティのリバプールストリート沿いにある、シャークホテルの2階バーの奥。ワールドスクエアから徒歩1分。 

      

 

 

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