06/09/2013
TARTE BEEF SALAD $12.90
まず始めに頂いたのは、生の牛肉をふんだんに使用した『TARTE BEEF SALAD』($12.90)。レタスで囲まれた花のようなプレゼンテーションの中には、家畜の胃に当たるトライプやハーブ、チリ、ライムとミックスされた、たっぷりの生肉が入っている。ライムジュースの酸味とハーブが生肉とトライプの独特の臭さみをうまく消し、全体的にさっぱりとした味わい。「言われないと生肉だって気づきませんね。酸味がすごくいい!」とH隊員。ラオス料理といえば、激辛なイメージがあるが、当店では4段階ある辛さの中からお好みの辛さを選べる。今回は一番辛くない“Mild”を選んだだけあって、味を楽しめる程度に調節されており、「辛さがほどよくビールに合う!」と隊員らのビールが進む。
左:TIGER BEEF SALAD $14.90 右:HOLY BASIL FRIED RICE $16.90
左:OX TONGUE $10.90 右:LAOSSAUSAGES $10.90
「激辛でフレッシュなハーブをふんだんに使用する」。ここまでは学習済みのラオス料理だったが、次に登場したラオス料理の代表的なメニューの『OX TONGUE』($10.90)はその概念をすぐに覆すことになる。「四角い牛タンって初めて見た」とN隊員をビックリさせたその容姿は、日本で食べる牛タンよりもかなり厚めのカットで、脂がしたたる様を見て思わずツバを飲み込んでしまう。厚いが決して硬くなく、炭で焼かれた香ばしさとしたたる肉汁に「うまーい! これはオススメいっちゃう!」とヤマグチ隊長が興奮。スイートチリとバジル、チリなどで作られた自家製ソースにつけると、ハーブの香りが口に広がり、一風変わったアジアンテイストの牛タンを堪能できるが、「ソースにつけなくても、十分おいしいよね」というA隊員にみんな頷く。一同を夢中にさせたラオスの牛タンはもちろんオススメに選ばれた。
「これもオススメいっちゃうなー…」と、一口食べたヤマグチ隊長を悩ませた『LAOS SAUSAGES』($10.90)も、ラオスの定番料理のひとつ。キャンリーハイツにある本店で毎日作られるポークソーセージは、手作りならではの粗挽きとやわらかさが自慢。歯で挟んだ瞬間にプチンと弾け、熱々の肉汁が飛び出し、ハーブのリッチな風味とパーフェクトな相性を奏でる。「脂の加減が調度いいね。やわらかくて、味わいも優しい」とR隊員。「なんかの味に似てるんですよね…あ、崎陽軒のシュウマイだ!」と、H隊員はその優しい味とやわらかさを分りやすく表現してくれた。「家庭の味が感じられるこのソーセージは絶品だね。癒される」と落ち着きを取り戻したヤマグチ隊長と全員一致で、本日のイチオシが早くも決定した!
左:SALT‘N’PEPPER CALAMARI 右:ROAST DUCK RED CURRY $17.90
肉料理が続いたところで気分を変えて次に注文したのは、ほんのり塩気の効いたイカに、ペッパーで味つけした衣をまぶしてカラッと揚げた『SALT‘N’PEPPER CALAMARI』($15.90)。サクサクと心地よい音をたてる衣に包まれたイカは、簡単に噛み切れるほどの柔らかさで、トッピングされているオニオンチップがサクサク感をさらに引き立てている。スイートチリソースと自家製ソースが用意されているが、「ソースをつけなくても十分味がついていて、そのままいけるね」と、A隊員はソースなしがお好みの様子。レモンを絞るだけで十分美味しい、「このサクッとした食感は絶対みんなに味わってほしい!」とヤマグチ隊長も絶賛した。
ついに当店がお勧めするメイン料理『ROAST DUCK RED CURRY』($17.90)が登場。「見た目がキレイ!」と女性隊員が覗き込んだカレーには、ダックだけではなく、グリーンバナナやチェリートマト、パイナップル、ライチといった、さまざまな南国の食物がふんだんに使用されており、その上からココナッツミルクが弧を描くようにかけられている。「餅米にカレーってめずらしくていいね! このダックも柔らかい」とヤマグチ隊長が言うとおり、カレーともち米の食感がとても斬新。フルーティなテイストとチリの辛みとが見事に調和したカレーはぜひお試しいただきたい。
左:HOLY BASIL FRIED RICE $16.90 右:HOLY BASIL FRIED ICE CREAM $13.90
麺食いのヤマグチ隊長としてはシメに麺を注文したいところだったが、ラオスの麺料理は激辛との忠告を受け、しぶしぶチャーハンに変更。当店シグネチャー『HOLY BASIL FRIED RICE』($16.90)が申し訳なさそうにテーブルに届く。悲しみを堪えながらチャーハンを口に運んだヤマグチ隊長が、「ううううまいいい!」とたちまち雄たけびを上げ表情がパッと晴れた。惜しげもなく入った大ぶりのエビとイカ、色とりどりの野菜は、チリバジルとともに炒められ、ライスは甘めのフィッシュソースの味わいが染み込んでいる。絶妙な火加減で仕上げられ、具材そのものの味を上品に引き立てている。「これ、チャーハンっていうより、ラオスのパエリアですね」とコメントしたH隊員に、ヤマグチ隊長は「本当に上品でレベルの高い味だよね。これはオススメでしょう」と賛同し、本日2品目のオススメを勝ち取った。
宴が終わってもどこか興奮冷めやらぬ様子の隊員たち。それもそのはず、今宵はラオス料理のイメージが一転し、こんなに美味しい料理だという発見があった貴重な夜だったからだ。スタッフがとてもフレンドリーで、好みにあった料理を必ず提案してくれる本格ラオス料理店『Holy Basil』。シティに一軒しかないラオス料理レストランで、ぜひ美食に心を満たされていただきたい。 Holy Basil Address : Shark Hotel Tel : 02 9283 8284 Open :Open 7days ランチ 12:00pm~3:00pm ディナー 5:00pm~11:00pm BYO : 不可 アクセス : シティのリバプールストリート沿いにある、シャークホテルの2階バーの奥。ワールドスクエアから徒歩1分。
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「カジュアルな店内で本格派のできたてイタリアンをゆっくり楽しめる」というコンセプトのもと、2002年にドイツで産声を上げた『バピアーノ』。
まるで2本撮りをしたかのように、前回に続きまたまたチャッツウッドに終結した食べ歩き隊一向。今回は2005年にアッシュフィールドで産声を上げたオーストラリア初の餃子専門店シャンハイ・ダンプリングがチャツウッドに登場した情報をキャッチし、日本からのスペシャルゲスト、ミスターを向かえ潜入を試みる。餃子専門店のクオリティはいかに!?
アジア系の飲食店が急増しているチャッツウッドに、マレーシア国内でファイン・ダイニングのレストランを店舗展開しているシェフ・ラサ・サヤン・グループが半年前に上陸した。日本から戻ったばかりでもヤマグチ隊長のアンテナは常に感度良好。早速食べ歩き隊を引き連れてチャッツウッドへと乗り込むことに!
ヤマグチ隊長不在の中、記念すべき200回を迎えてしまったチープイート…。今回は200回記念特別企画として、いままで訪れたレストランの中から印象に強い、安くて旨いベスト3レストランご紹介しよう。
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