オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」
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Cheap Eats Great Taste


15周年特別企画、初パブ飯!Glasgow Arms Hotel

03/09/2013

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「オーストラリアの雰囲気を味わいたければ、パブに行け」とは、かの有名なヤマグチ隊長の名言である。今回、初めてのパブ飯ということでオーストラリアンカルチャーを満喫、かと思いきや、そうじゃないのが食べ歩き隊のツウなところ。シェフ歴25年、日本人シェフのハリーさんが手がけるこのパブは、そんじょそこらのパブとはひと味もふた味も違う。さて、どんな料理が食べ歩き隊を待ち構えるのか、こうご期待!

「え? ここパブだよね?」と思わず、パブに通い慣れている人は思うだろう。『Glasgow Arms Hotel』はパブ特有の暗さがなく、明るい外観は普段パブに行き慣れていない人でも入りやすい、昨年4月にリニューアルオープンした人気のパブ。感じのよい日本人スタッフが元気に迎え入れてくれ、メニューを見たところで再びこのセリフ「え? ここパブだよね?」がよぎる。サラダ、パスタ、などにはじまり、まさかのラーメンや味噌カツなどが目に飛び込んでくる、パブとは思えない充実ぶり。「ここは何屋さん? なんでもあるの?」「全部食べてみたい!」と、はじめからハードな選択を迫られる、食べ歩き隊。何とかオーダーを決め、いざ会食スタート!




:Panko Crumbed Prawn Cutlets (7pcs) w/Salad & Rice($17) :Rare Grilled Beef Salad($15)


まず登場したのは『Panko Crumbed Prawn Cutlets (7pcs) w/Salad & Rice」($17)。つまりは「エビフライ」である。なんと大ぶりのエビフライが7本も出てくる。だからといって、「質より量」の安い多い、の店と思うなかれ。プリップリのエビにサクサクの衣を纏ったエビフライは全員が大絶賛。「質と量」を兼ね備えた、夢のような一品。タルタルソースにつけて食べるとさらに美味しさが引き立つ。シェフのハリーさんによると、レストランでマヨネーズを作るのは法律で禁止されているため、ベースには日本でお馴染みのメーカーのマヨネーズを使っているとのこと。そこに香味野菜や卵を入れ、しっかりと当店オリジナルの味を作り出しているため、なんだか懐かしい味のするタルタルソースになっている。懐かしいタルタルをたっぷりつけたサクサクプリプリのエビフライ、さっそく本日のオススメ品が決定した。
 
1品目でオススメが出たことで、一気にハードルが上がった2品目。『Rare Grilled Beef Salad』($15)はサラダだがしっかりお肉も乗っていてボリューム、見た目ともに満点。一口食べたヤマグチ隊長は今の若者はこういうでしょ、と前置きし「ヤバイっすね~」と声を漏らす。柔らかいローストビーフにニンジン玉ねぎなど加えたテリヤキソースが染み込む。少し甘めのソースにガーリックでパンチを利かせたバランスが絶妙。お肉のボリュームもさることながら、「サラダ」と謳っているのに違わず、「新鮮でパリパリした野菜もたっぷり」とM隊員も太鼓判を押す。
 



:New York Cut MSA Sirloin($24) :Fettuccine Garlic Prawns($21)


ここで一同のテンションを一気に上げるビッグな1品、アメリカンサイズの350グラムの特大ステーキ『New York Cut MSA Sirloin』($24)の登場だ。分厚いが柔らかく、滴り落ちるジューシーな肉汁に、お肉に目のないオージーも納得の一品。とにかく食べたい!と思わせるその堂々たる姿は、論より証拠、とでも言おうか。一口頬張ればもっと食べたくなるその味に「本能でうまい!」と興奮気味のH隊員。「お肉が美味しいのはもちろんだけど、付け合せも手を抜いていないのはさすが」とグルメなR隊員の言うとおり、付け合せのマッシュポテトは濃厚でクリーミーな味わい。「普段あまり肉は食べないんだけどね、これはまだ食べたい。お肉はエッジングっていう成熟具合の見極めが重要でね…」とヤマグチ隊長がうんちくを語り始めた頃にはすっかりお皿は空っぽに。もちろんオススメ入り決定。
 
続いて登場したのは、『Fettuccine Garlic Prawns』($21)。大ぶりのエビがたっぷり入ったフェットチーネ。エビの旨味をしっかり閉じ込めた、少し甘めに味付けされたソースが全体の味をはっきりさせる。麺食いのヤマグチ隊長の箸もどんどん進む。「このエビソース好き! ご飯につけたい」、Dr.Oの提案に我こそはと隊員一同、ライスに手を伸ばす。「美味しいー! ライスも頼むべきー!」と炭水化物万歳な組み合わせは、満場一致で可決された。




:Jumbo Minced Beef & Pork Steak w/ Salad & Rice($16) :Prawn Mornay w/ Penne Pasta($16)

 
ここまで、オージーや男性が一皿でもお腹いっぱいになるように、女性ならシェアして食べるのにちょうどいいように、との配慮されたボリュームたっぷりの料理をいとも簡単に完食してきた一同。なんだか有名人に似た人が多くない? と盛り上がる中、会話どころじゃなくなる一品が。『Jumbo Minced Beef & Pork Steak w/ Salad & Rice』($16)は、その名の通り、顔の大きさほどあるジャンボなハンバーグ。肉の味がしっかりしており、ジューシーでふわっとした食感が特徴のハンバーグ。当店のウリでもあるグルテンフリーにこだわって作られており、つなぎには小麦粉ではなくポテトを使用。ケチャップをベースにした甘みのあるソースを絡めていただく。「これはお皿じゃなくてどんぶりでガッツリ食べたい」とM隊員。続けて「まるで日本の『洋食屋』で食べるハンバーグだ」と評したH隊員の言葉をすかさず拾い、「そうそう日本の洋食屋のハンバーグの味だ。クオリティ高いし、このでっかいハンバーグは絶対嬉しいよ!」と手柄を自らのものにしたヤマグチ隊長は、隊長権限にて本日のイチオシを決定した。
 
『Prawn Mornay w/ Penne Pasta』($16)は登場するや否や、「見た目完璧!」と期待高まる「グラタン」である。たっぷりのホワイトソースにまたもプリプリのエビ。やさしいミルクの味は日本で食べた懐かしいグラタンの味を思い出す。「それにしてもここのエビはどれもいいね」というヤマグチ隊長の言葉の示すとおり、今まで出てきたエビ料理のどれもが、火を通しすぎない絶妙のプリプリ感がたまらない完璧な仕上がり。


 
:Prawn Mornay w/ Tomato Rice($16) 中央:Sticky Dates & Dry Fig Pudding($9) :Chocolat Fondant($9)


本日最後に注文したのが、『Prawn Mornay w/ Tomato Rice』($16)。いわゆる「ドリア」である。通常エビを使用しているのだが、ここまでエビ料理が続いているので、今回はエビではなくチキンに変えていただいた。どの料理も常時中身の変更が可能という、苦手な食べ物やアレルギーがある人でも通いやすい配慮も嬉しい。かたすぎず、ゆるすぎないホワイトソースは絶妙のとろけ加減。日本のチキンライスを思い出させるトマトライスとよく合う。「最後でお腹いっぱいだったけど、これなら重すぎなくていい」というR隊員の言葉に、一同も納得の、本日最後のオススメが決まった。
 
と、ここでまさかの嬉しいサプライズ。粋なシェフ、ハリーさんのはからいで、デザート2品をサービスしていただけることに。お腹はいっぱいだけど、もちろんデザートは別腹、と一同の目が輝く。『Sticky Dates & Dry Fig Pudding』($9)は、ふわふわのケーキにナツメとイチジクのプチプチした食感、温かいケーキに冷たいアイスの組み合わせがたまらない。チョコのいい香りとともに出てきたのは『Chocolat Fondant』($9)。熱々のとろけるショコラに冷たいアイス、「シドニーの料理のレベル上がったな」としみじみ言う隊長は、デザート2品とも影のイチオシと、太鼓判を押した。
 
ビールと日本食が一緒に味わえる当店には、オージーはもちろんのこと、日本人を始めとしたアジアンのお客さんも足繁く通う。客層が示すように、シェフのハリーさんが目指すのは「ボーダレスな料理」。いろんな垣根を取っ払って、いいものを適正な価格で提供することにこだわる。そのこだわりの料理を食した一同は、全部イチオシにしたいところ、断腸の思いでオススメを選択してきた。今回紹介できなかったが、味噌カツやラーメンもかなりお勧め。また曜日によってお得なスペシャルサービスメニューが異なるので、こちらもチェックしてみてほしい。「パブ飯がこんなに美味しいとは思わなかった。これは通っちゃうね」というヤマグチ隊長を筆頭に、すでに次に来たらこれを食べるあれを食べる、と口にしつつお腹いっぱいの食べ歩き隊は大満足でお店を後にした。


日替わりスペシャル


月:スパゲッティ&ガーリックブレッド $10
火:全ハンバーガー$10
水:特選ランプステーキ (300g) $11 、特選サーロインステーキ (250g) $16 
木:チキンのバターシュニッツェル $11 
金:バラマンディ $11 、タスマニアサーモン $16 
土:ステーキ&チキンのソース無料
日:ローストビーフディナー $14 (各種温野菜、パン、バター付き)
 
 
Glasgow Arms Hotel
Address : 527 Harris Street, Ultimo NSW, 2007
Tel :  02 9211 2354
Open : Open 7days
             ランチ     12:00-14:30(mon-sun)
     ディナー 18:00-21:00(mon-thu)
                    18:00-21:30(fri&sat)
                    18:00-20:00(sun)
BYO : 不可
アクセス :QVBのバス停Bより443バスを利用するか、タウンホールからチャイナタウン方面へ歩いて15~20分ほど。

 

 

  
 

 

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